葬儀の宗教・宗派

葬儀の見積もり・比較検討は「いい葬儀」

相談無料・年中無休/お気軽にご相談ください!

日本で行われている葬式のほとんどは仏教(仏式)で、残りは神道やキリスト教、創価学会などの宗教です。また仏教には宗派があり、浄土真宗や浄土宗曹洞宗日蓮宗、天台宗など、さらに細かな分類に分けられます。

このページでは、宗教・宗派別に葬儀の特徴や流れ、マナーを解説。宗派別の歴史やお経の種類、作法の違いなどを学び、正しいマナーで葬儀に参列しましょう。

▶お葬式の宗教・宗派記事一覧はこちら

目次

代表的な宗教・宗派一覧

日本の葬儀の約9割は仏式(仏教)

そもそも仏教はどんな宗教?

現在、日本におけるお葬式の約9割は仏式(仏教)です。
日本で広く浸透している仏教は、そもそもインドで仏陀が開いた宗教。

日本に伝来したのは6世紀半ばで、仏教礼拝を巡って蘇我馬子と物部守屋が戦った「丁未の乱」で蘇我氏が勝利したことから、公的に認められるようになりました。

その後、各時代で仏教は分派し、さまざまな宗派が登場します。

宗派によってお経や焼香、線香の作法が違う

お葬式でよく見られる、僧侶による読経や焼香、線香などは仏式の葬儀で行われる仏教儀式です。読まれるお経の種類や焼香・お線香の作法は、宗派によって変わります。

お線香のあげ方を例にすると、真言宗・天台宗では3本のお線香を折らずに逆三角形に立てるのがマナー。対して、浄土真宗では1本のお線香を2つに折って寝かせるのが、臨済宗・曹洞宗では1本のお線香を折らずに真ん中に立てるのが一般的です。

お葬式では、故人や喪家の宗教・宗派にあわせるのが基本。参列するときに困らないよう、事前に各宗派のマナーを確認しておくと安心です。

ここからは、仏教宗派別に宗派の特徴やお葬式のマナーを解説していきます。

仏教宗派別!宗派・葬儀の特徴とマナー

奈良仏教系…法相宗・律宗・華厳宗
密教系…真言宗
密教・法華系…天台宗
法華系…日蓮宗
浄土系…浄土宗・浄土真宗・融通念仏宗・時宗
禅系…臨済宗・曹洞宗・黄檗宗

天台宗

天台宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

天台宗は、「最澄」が、平安時代に唐から日本に持ち帰った仏教宗派。天台宗の教えは、万民すべてが仏になれるとする「法華一乗」です。

天台宗の葬儀で特徴的なのは、顕教法要・例時作法・密教法要の3つの儀式を執り行うこと。顕教法要では法華経、密教法要では光明真言、時作法では阿弥陀経を読誦または念誦して、故人を仏の道へと導きます。また、蓮の花びらに見立てた紙を棺にまく「散華」の儀式が行われる葬儀もあります。

その他、天台宗の焼香の回数は1〜3回で、右手の中指・人差し指・親指で香をとって額に掲げるのがマナー。数珠は108つの楕円形の主玉・1つの親玉・4つの天玉のあるものを選び、人差し指と親指の間にひっかけて持つのが一般的です。

真言宗

真言宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

真言宗は、平安時代初期に空海が日本へ広めた仏教宗派。教えの基本は「即身成仏」で、仏と同じように行動して心身を清く保つことで、誰でも仏になれるとされています。

真言宗の葬儀は、本尊である大日如来が支配する「密厳浄土(みつごんじょうど)」に、故人を送り届けるために行う儀式。特徴的な儀式に「灌頂(かんじょう)」と「土砂加持(どしゃかじ)」があります。灌頂は、故人が仏の位に入れるよう、頭に水をそそぐ儀式。土砂加持は、洗い清めた土砂を光明真言によって加持し、遺体・お墓にかけて苦悩や罪を取り除く儀式です。

また真言宗の焼香回数は3回で「振分数珠」と呼ばれる主珠が108個で二重になった数珠を使います。

浄土宗

浄土宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

浄土宗は、法然を開祖とする仏教宗派。「南無阿弥陀仏」を日々唱え、ひたすら仏に帰依すれば極楽浄土へ行けるという教えを説いています。

浄土宗の葬儀は、宗派の教えに基づき、参列者も念仏を唱えるのが特徴。「下炬引導」という儀式で、故人が迷わず極楽浄土へ行けるよう「南無阿弥陀仏」を10回唱えます。

また浄土宗では焼香の回数に決まりがありません。右手で抹香をつまんだら、手のひらを上に向けて香炉にくべます。数珠は、2つの輪を1つに組み合わせた少し特殊な形です。

浄土真宗

浄土真宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

浄土真宗は、浄土宗の開祖・法然の弟子にあたる親鸞が、鎌倉中期に開いた仏教宗派。後ほど紹介しますが、「本願寺派」と「大谷派」、さらに2つの宗派に分かれます。

「南無阿弥陀仏を唱えること」で極楽浄土へ行けるとした浄土宗に対して、浄土真宗は「阿弥陀仏の救いを信じるだけ」で極楽浄土へ行けるとする「他力念仏」を説いています。また浄土真宗では「臨終即往生」が基本になっていて、故人が亡くなったあと霊になるという考えはありません。

そのため、浄土真宗における葬儀は、阿弥陀如来に感謝の意を表すための勤行とされています。焼香の回数や数珠は、浄土真宗のなかの宗派によって違うので確認が必要。香典の表書きは、四十九日前後に関係なく、「御仏前」または「御香典」と書くので注意しましょう。

浄土真宗本願寺派

真宗大谷派

融通念仏宗

融通念仏宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

融通念仏宗は、平安時代後期に良忍によって開宗された仏教宗派。「念仏の融通によってすべての人がこの世で極楽往生できる」という考えを要に、「他力往生」や「速疾往生」の教えを説いています。

念仏を重視する融通念仏宗のお葬式は、参列者全員で「南無阿弥陀仏」を唱えるのが特徴。また銅鑼(どら)や太鼓などの葬具を多く使って、故人を極楽浄土へと導きます。他の宗派と比べると自由度が高く、焼香や数珠などに独特の決まりはありません。

時宗

時宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

時宗は、一遍上人を開祖にして鎌倉時代に興った仏教宗派。阿弥陀仏への信仰を問わず、「南無阿弥陀仏」を唱えれば、誰でも極楽浄土へ行けるという教えを説いています。

時宗の葬儀には、僧侶と参列者全員で「南無阿弥陀仏」を唱える「念仏一会」という儀式があります。また故人の往生を願い、極楽浄土の引導を渡す「下炬引導」という儀式を行うのも特徴です。

焼香には明確な決まりはありませんが、1〜3回ほど額に掲げるのが一般的。その他、数珠は浄土宗と同じ2つの輪が交差する二連の数珠を使います。

日蓮宗

日蓮宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

日蓮宗は、鎌倉時代中期に日蓮が興した仏教宗派。お釈迦様が説いた「妙法蓮華経(法華経)」こそが世を救うとし、題目の「南無妙法蓮華経」を唱えることで霊山浄土に赴けるとされています。

日蓮宗の葬儀は、法華経の題目を唱え、故人を霊山浄土へ旅立たせる儀式。参加者全員で「南無妙法蓮華経」を唱え、故人を送り出します。また焼香の数は3回で、108個の主玉と2つの親玉が使われている数珠を使うのがマナーです。

臨済宗

臨済宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

臨済宗は、鎌倉時代に栄西が日本に広めた禅宗です。坐禅によって悟りを得ることで、浄土につながるという「自力」の考えを重視しています。

臨済宗の葬儀は、故人が仏の弟子として修行の道に入り、仏性に目覚める儀式。授戒の儀式と引導の儀式を中心に進められ、終盤に妙鉢や太鼓を打ち鳴らし、音楽で故人を供養するのが特徴です。

臨済宗では、108の主玉が繋がった看経念珠を使うのが正式。また焼香は、抹香を額に掲げず、1回または3回香炉にくべるのが一般的です。

曹洞宗

曹洞宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

曹洞宗は、鎌倉時代初期に道元によって日本へ伝えられた禅宗のひとつ。ただひたすらに座る「只管打坐(しかんたざ)」という座禅を組むのが特徴です。只管打坐は、お釈迦様が坐禅の修行で悟りを開いたことに由来しています。

曹洞宗では、「葬儀を行うことで故人が仏の弟子になる」と考えられ、授戒と引導、2つの儀式で故人を仏の世界へ導きます。また大きな特徴なのが、「鼓鈸三通(くはつさんつう)」という儀式。3人の僧侶が鐃祓(にょうはち)や引磐(いんきん)、太鼓の音を鳴らし、故人の旅立ちを盛大に表現します。

その他、曹洞宗は葬儀のマナーも特徴的です。焼香は2回で、最初の1回は抹香を額の高さに掲げますが、2回目はそのまま香炉にくべます。数珠は、親珠・向珠・四天珠の間に子珠が18個ずつあるものを使うのが通例です。

黄檗宗

黄檗宗の葬儀の特徴・焼香回数・香典の表書き

黄檗宗(おうばくしゅう)は、隠元を開祖とする禅宗のひとつ。同じ禅宗の臨済宗と曹洞宗に比べて、中国式の考えが強く、寺院や仏具、葬儀の作法もすこし違います。

黄檗宗の葬儀では「梵唄(ぼんぱい)」と呼ばれる儀式があるのが特徴的。梵唄とは、銅鑼や太鼓などの鳴り物を使って、節に合わせて読経することです。

ただ中国式に近いといっても、その他のマナーは他の宗派と大きく変わりません。焼香の回数は3回、数珠も一般的な看経念珠を使用すれば問題ないでしょう。

法相宗

法相宗は、飛鳥〜奈良時代に興った奈良仏教系の宗派のひとつ。奈良仏教には法相宗のほか、律宗、華厳宗、三論宗、成実宗、倶舎宗があり、あわせて南都六宗と呼ばれていました。

民の救済を目指していた他の宗派に対して、南都六宗は教示の追究を重視。檀家制度をとっておらず、菩提寺もないため、そもそも葬儀や法事といった儀式を行わないのが特徴です。

法相宗の方が葬儀を行う場合は、他の宗派のお寺に頼むのが一般的。お寺の宗派にあわせた葬儀形式やマナーに沿って葬儀を執り行います。

律宗

律宗は、中国唐代の道宣により創始され、日本では鑑真が伝えた仏教宗派です。南都六宗のひとつで、他宗派が経典や座禅を重視するなか、律宗は戒律の研究と実践に焦点を当てています。

律宗の「戒」と「律」は、自発的な規律の遵守と守るべき規範や罰則を指し、これらの深い理解を通じて悟りを開くことを目指します。とくに三聚浄戒(摂津義戒、摂善法戒、摂衆生戒)を重んじ、日常生活においても厳格な戒律の実践を求めるのが特徴です。

他の南都六宗と同じく葬儀を行わないため、信者は他宗派の寺院で葬儀を行うのが一般的。また、檀家制度や寺院の墓地を持たないのも同様です。

華厳宗

華厳宗は南都六宗に属する奈良仏教の一派。唐の杜順が創始し、日本では審祥によって伝えられました。

華厳宗は仏教思想の学術的追究を重視し、とくに華厳経学という独自の体系を発展させたのが特徴。華厳経学の代表的な教えとして、「四法界」という世界の見方があります。事法界、理法界、理事無礙法界、事事無礙法界、4つの見方を通じてありのままの世界を見るのが重要だと教えています。

また華厳宗も他の南都六宗と同様、寺檀制度がなく、葬礼や祭礼などの儀礼を行いません。葬儀を行う場合は、他宗派のお寺に依頼するのが一般的です。

神式(神道)のお葬式

神式(神道)のお葬式の特徴

神道は、日本古来の宗教のひとつ。神道を信仰している方は、「神式」の葬儀を執り行います。

神道の葬儀は「神葬祭(しんそうさい)」と呼ばれ、2つの役割を持っています。1つ目は、死の穢れを祓い清め、日常の世界に戻すこと。2つ目は、故人の御霊を祀って一族を守る存在に昇華することです。

また神式の葬儀では、仏式と違う名称を使ったり、異なる儀式を行ったりします。代表的なのが玉串奉奠です。玉串奉奠は仏式でいう焼香で、線香の代わりに玉串という木を神前に捧げます。神式の葬儀でよく使われる用語や儀式を確認しておくと、参列したときに混乱を防げるでしょう。

仏式(仏教)と神式(神道)の違いとは?葬儀の作法や場所、費用を比較
記事を先読み 仏教と神道の一番の違いは「普遍宗教」か「民族宗教」か 仏式の葬儀では、お坊さんがお経を唱え、故人の冥福を祈る 神式の葬儀では、神職が祝詞を唱え、故人とともに子孫繁栄を祈る 一般的に仏式よりも神式の葬儀の方が、かかる費用は安い ...

神道の葬儀 神葬祭について– 流れ・マナー

神道の葬儀のことを神葬祭(しんそうさい)といいます。神式葬儀には、「穢れ(けがれ)」と「先祖崇拝」の2つの大きな概念があります。神道の世界では、亡くなった人は神となって子孫を見守ると考えられています。そのため神葬祭は故人を子孫の家に留めて守護神になってもらうための儀式という意味合いがあります。


神道(神式)の通夜振る舞いの作法〜気をつけるべきことは?〜
「神式」とは、日本古来の民俗信仰である神道(しんとう)の思想に則った祭典や儀式全般をあらわす言葉です。日本神話の主神であり皇室の祖神である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をはじめ、八百万の神々を祀ります。 一般に、日本のお葬式といえば仏...

玉串奉奠とは?意味や方法などを解説
玉串奉奠とは、葬儀や結婚式・お宮参り・七五三・地鎮祭などの神道の儀式で頻繁に行われる、玉串を祭壇に捧げる儀礼です。神道の葬儀である神葬祭の場合には、仏教の葬儀でいう焼香に当たり、玉串に自分の心を託して神様に捧げる儀式として行われます。 玉串...

神道における戒名はある?諡(おくりな)の付け方や依頼方法
神道における戒名とは諡(おくりな)を指します。戒名はお坊さんにお布施を渡し付けてもらいますが、諡は誰に依頼して付けてもらうのでしょうか。また戒名は名前の一部を取って付けられますが、諡の付け方には年齢ごとに決まった付け方があります。 この機会...

キリスト式(キリスト教)のお葬式

キリスト式(キリスト教)のお葬式の特徴と儀式

故人や喪家がキリスト教徒の場合、教会でキリスト教式の葬儀を行います。納棺・通夜・葬儀と、大まかな流れは仏式と変わりませんが、葬儀の儀式やマナーが違うので注意しましょう。

キリスト教では、焼香ではなく「献花」によって故人を送り出します。花を献花台に供えて、黙祷・一礼するのが基本的な献花の作法。また、カトリックでは十字を切り、プロテスタントでは胸の前で手を組むのがマナーです。

その他、香典は「御花料(おはなりょう)」としてお渡しするのが一般的。白無地、またはユリや十字架の描かれた封筒に、お金を入れてお渡ししましょう。カトリックの方は「御ミサ料」、プロテスタントの方は「献花料」「弔慰料」と書いても問題ありません。

その他の宗教のお葬式

創価学会
天理教
無宗教

創価学会

創価学会は、日蓮の教えを信奉する団体。「生命の尊厳の確立」に基づく「万人の幸福」と「世界平和」の実現を目指して活動しています。

創価学会の葬儀は「友人葬」と呼ばれ、友人の代表(儀典長)が導師を務めます。友人葬は、僧侶や戒名が不要で、宗教者へのお布施も必要ありません。友人葬の費用相場は、地域や参列者数により異なりますが、一般的には15万円前後からとされています。

友人葬の服装は一般的な喪服ですが、香典は不要です。また創価学会員は独自の念珠を持参しますが、必須ではありません。

天理教

天理教は、江戸時代末期に中山みきによって創始された新宗教のひとつ。全人類を兄弟姉妹とし、互いに助け合い、仲良く暮らす「陽気ぐらし」の世界を目指しています。

天理教におけるお葬式は、身体を神に返し、新しい身体が見つかるまで魂を神に預ける儀式。死を「出直し」と捉えているため、葬儀でお悔やみの言葉を使わないのが大きな特徴です。葬儀の流れには、祓詞奏上、うつしの詞奏上、献饌、玉串奉献、しずめの詞奏上、斎員列拝などが含まれます。

参列者は玉串奉献と列拝を行いますが、服装は一般的な喪服で問題なく、数珠は不要です。また香典は白黒や白黄の水引で、「御玉串料」「御榊料」「御霊前」などの表書きを書きます。このように、天理教の葬儀は神道に近いものの、独自の特徴を持っています。

無宗教

無宗教葬儀とは宗教的な儀式にとらわれず、自由な形式で行われる葬儀。故人らしい送り方を実現できると、選ぶ方が少しずつ増えている葬儀形態です。

無宗教葬儀の特徴は、なんといっても自由なこと。決められた形式がないので、主催者側で内容や段取りをすべて決められます。もちろん希望があるなら、献花や焼香などの宗教儀式を取り入れても構いません。

無宗教葬儀の場合、服装や香典なども主催者側が設定していることが多いです。無宗教葬儀に参列するなら、一度確認をとっておくと安心でしょう。

家族の宗教・宗派が違うときはどうする?

  1. 葬儀・供養ともに故人の遺志にあわせる
  2. 葬儀は無宗教、供養は故人の遺志にあわせる
  3. 葬儀を区切って、前半は無宗教、後半は故人の宗教で行う

家族間で宗教・宗派が違うとき、どの形式で葬儀をすべきか迷うかもしれません。一般的には、葬儀と供養の方法によって、大きく3つの選択肢が考えられます。

1つ目は、葬儀・供養ともに故人の遺志にあわせるケース。2つ目は、葬儀は無宗教、供養は故人の遺志にあわせて行うケース。そして3つ目は、葬儀を区切って、前半は無宗教、後半は故人の宗教で行うケースです。いずれにせよ、故人の遺志をできる限り反映させようとするご遺族が多いでしょう。

どの選択肢をとっても問題ありませんが、重要なのは家族や親戚としっかり話し合い、納得した形式で進めること。可能であれば、生前故人の遺志を確認して話し合っておくと、よりスムーズです。

葬式・葬儀をお考えの方はいい葬儀へ

日本では仏教を中心に、さまざまな宗教・宗派のお葬式が執り行われています。宗旨宗派ごとに基本的なマナーを紹介しましたが、地域や喪家によって違う可能性があるため注意が必要。葬儀のときに案内があった場合は、指示に従いましょう。

また、宗旨宗派によって葬儀の形式や進行も変わるので、遺族側も気を付けなければなりません。心配な場合は、葬儀社のスタッフに確認しながら葬儀の準備を進めると安心です。

いい葬儀では、24時間365日いつでも電話・メールで葬儀のご相談を受付中。地域や予算など、希望に沿った葬儀社選びをお手伝いします。葬儀の準備を考えている方や急ぎで葬儀社をお探しの方は、ぜひいい葬儀にご相談ください。

葬儀の見積もり・比較検討は「いい葬儀」

相談無料・年中無休/お気軽にご相談ください!

お葬式の宗教・宗派記事一覧

葬儀の宗教・宗派

日本の仏教

天台宗 「さまざまな仏さまは釈迦牟尼仏が、縁によって私たちを救うために姿を変えて現れたものである」と天台宗では考えます。 真言宗 真言宗は真言密教とも言い、「即身成仏」を教えの根幹にしています。これは密教の修行の実践により、誰でもただちに仏...
葬儀の宗教・宗派

仏教の戒律と変化!世界と比較しても日本はおおらか?

仏教には戒律と呼ばれる信者が守るべきルールがあります。これを破ることは許されないとされていますが、日本ではやや事情が異なります。ここでは、日本における仏教の戒律の特殊性や、戒律の内容、働きなどについてご紹介します。

葬儀の宗教・宗派

専門家に聞く!「キリスト教式」ってどんなお葬式?

キリスト教のお葬式を専門で行っている株式会社CSCに、キリスト教式の葬儀についてお話を伺いました。仏式のお葬式との違いはもちろん、キリスト教の中でも宗派によってどのように違うのか?教会でお葬式を希望する場合はどのようにすればいいのか?日ごろあまり聞けないお話です。

葬儀の宗教・宗派

キリスト教の葬儀の流れとは?カトリック・プロテスタントのお葬式マナー

キリスト教、カトリック教会で行われる大切な儀式のひとつに「ミサ」があります。世界で約13億人の信徒を持つカトリック教会のミサとは何か、ご葬儀やお見送りに際して行われる儀式の内容とはどういったものかなどについて、解説します。

葬儀の宗教・宗派

浄土真宗の法事・法要とは?作法やタブー、準備の仕方など

浄土真宗では、宗派や地域によって年忌法要の作法が違います。宗派別の法事の作法や準備の流れ、タブーなどを解説します。
葬儀の宗教・宗派

神道(神式)の通夜振る舞いの作法〜気をつけるべきことは?〜

「神式」とは、日本古来の民俗信仰である神道(しんとう)の思想に則った祭典や儀式全般をあらわす言葉です。日本神話の主神であり皇室の祖神である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をはじめ、八百万の神々を祀ります。 一般に、日本のお葬式といえば仏...
葬儀の宗教・宗派

神道における戒名はある?諡(おくりな)の付け方や依頼方法

神道における戒名とは諡(おくりな)を指します。戒名はお坊さんにお布施を渡し付けてもらいますが、諡は誰に依頼して付けてもらうのでしょうか。また戒名は名前の一部を取って付けられますが、諡の付け方には年齢ごとに決まった付け方があります。 この機会...
葬儀の宗教・宗派

お線香の意味とあげ方、宗派ごとの作法の違い

記事を先読み お線香は、飛鳥時代に仏教とともに伝わった香の文化がはじまり お線香のあげ方の作法は、宗派の考え方に沿って定められている お線香のあげ方のポイントは、線香の本数と線香の取り扱い方 線香の作法とは、宗派の考え方に沿って定められてい...
葬儀の宗教・宗派

真言宗とは?歴史や教え、特徴をわかりやすく解説

真言宗とは空海(弘法大師)を開祖とする仏教の宗派。「即身成仏」を説き、平安時代から1200年以上続く宗派です。真言宗の歴史や教え、特徴をわかりやすく解説します。
葬儀の宗教・宗派

【仏教解説】天台宗とは?歴史や教え、特徴について

天台宗とは、隋の時代に中国浙江省天台県で天台大師智顗(ちぎ)が開いた仏教の宗派で、平安時代に最澄が唐より持ち帰って日本に広めました。 日本における天台宗の歴史を辿ると、桓武天皇が平城京から平安京に遷都した理由や、奈良仏教のあり方への疑問が大...
葬儀の宗教・宗派

仏教の宗派のひとつ、律宗の特徴や歴史とは?

律宗(りっしゅう)とは、奈良時代に栄えた南都六宗の一つです。日本の律宗の開祖である鑑真や総本山である唐招提寺など、歴史で勉強したという方もいるかもしれません。律宗には戒律の実践と研究に重きをおくという、他の仏教宗派にはない独自の教えがありま...
葬儀の宗教・宗派

日蓮宗とはどんな宗教?成り立ち・教え・総本山【仏教解説】

日蓮宗とは日蓮(日蓮聖人)が説いた仏教の宗派。「南無妙法蓮華経」を繰り返し唱えることを修行とし、現在も多くの人々に信仰されています。日蓮宗の成り立ちや教え、葬儀の特徴などを紹介します。
葬儀の宗教・宗派

臨済宗とはどんな宗派?開祖や目的、曹洞宗との違い【仏教解説】

臨済宗は曹洞宗・黄檗宗と並ぶ日本三大禅宗の一つ。鎌倉時代に栄西によって日本に伝来し、武家社会を中心に広まりました。臨済宗の歴史や教え、寺院などを紹介します。
葬儀の宗教・宗派

【仏教解説】曹洞宗とは?歴史や教え、お経など

曹洞宗(そうとうしゅう)とは、鎌倉時代に宋から日本に伝えられた禅宗です。臨済宗・黄檗宗とともに日本三大禅宗の一つであり、全国に多数の寺院数と信者数を持つ日本有数の仏教宗派です。 この記事では、大衆から広く信仰されてきた曹洞宗の歴史や教えの特...
葬儀の宗教・宗派

浄土宗とは?歴史・教え・お経・浄土真宗の違い【仏教解説】

記事を先読み 浄土宗とは、法然上人を開祖、阿弥陀如来を本尊とする日本の仏教 「南無阿弥陀仏」を日々唱えることで、極楽浄土へ行けるという教え 浄土宗の総本山は京都市にある知恩院で、法然が入寂した場所でもある 浄土宗とは法然を宗祖とする日本の仏...
葬儀の宗教・宗派

【仏教解説】華厳宗とは?歴史や教え、特徴など

華厳宗とは、当時の中国である唐の地論宗を原点に、唐の僧、杜順が興した宗派です。華厳宗の教示である華厳経学は、歴史の中でさまざまな宗派の教示を取り入れて完成に至りました。現代では、仏教思想の代表のひとつとされています。華厳宗は葬礼を行う慣習が...
葬儀の宗教・宗派

【仏教解説】法相宗とは?歴史や特徴、お葬式について

法相宗とは飛鳥~奈良時代にわたって興りました。奈良仏教系という呼び方もあり、日本で仏教が成り立っていく中で大きな影響を残しました。法相宗の原形はインドの思想にあり、中国の玄奘三蔵が持ち帰って開いたのが始まりです。総本山は奈良県にあります。法...
葬儀の宗教・宗派

玉串奉奠とは?意味や方法などを解説

玉串奉奠とは、葬儀や結婚式・お宮参り・七五三・地鎮祭などの神道の儀式で頻繁に行われる、玉串を祭壇に捧げる儀礼です。神道の葬儀である神葬祭の場合には、仏教の葬儀でいう焼香に当たり、玉串に自分の心を託して神様に捧げる儀式として行われます。 玉串...
葬儀の宗教・宗派

家族やお寺の宗教や宗派が違うときの葬儀

家族で宗教が違う場合の葬儀とは、行う方法にいくつかの選択肢がある葬儀でもあります。できる限り故人の遺志を尊重したいものですが、事情は各家庭で異なるため正解はありません。では、家族の宗教が違うときの葬儀にはどのような方法があるのでしょうか? ...
葬儀の宗教・宗派

キリスト教の教派「聖公会」の葬儀について

キリスト教「聖公会」とは、約450年前にイギリスで始まった、世界中に7,000万人以上の信徒を持つ西方キリスト教会の一派です。日本国内には北海道から沖縄まで11の教区があり、約5万人の信徒らによって礼拝が守られています。そんな聖公会での葬儀...
葬儀の宗教・宗派

融通念仏宗の葬儀の特徴や作法

融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)とは、平安末期に大阪市の大念佛寺を総本山とする宗派で、天台宗の影響を受けています。念仏を善行の根源と捉え、口に出して唱えることで仏の功徳を得られるという教えがあります。華やかな葬儀が特徴ですが、焼香やお経...
葬儀の宗教・宗派

黄檗宗の葬儀の特徴や作法

黄檗宗(おうばくしゅう)とは、日本仏教における伝統的な13宗派のひとつです。黄檗宗の開祖は隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師で、本山は京都にある萬福寺です。座禅を大事にする禅宗として、江戸時代に広まりました。 故人と最後のお別れをする葬儀は、...
葬儀の宗教・宗派

真宗大谷派(東本願寺)とは?歴史や教え、特徴【仏教解説】

記事を先読み 真宗大谷派は、親鸞聖人が開いた浄土真宗の宗派のひとつ 真宗大谷派の教えは、阿弥陀如来を信じれば誰でも仏になれる「他力本願」 お参りにおける作法や数珠のかけ方、念仏などに違いがある 浄土真宗の宗派の一つである真宗大谷派は、親鸞聖...
葬儀の宗教・宗派

【仏教解説】浄土真宗本願寺派とは?歴史や教え、特徴など

「浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅう ほんがんじは)」とは、鎌倉中期に浄土真宗を開いた僧侶・親鸞(しんらん)を宗祖とする仏教宗派です。 総本山は京都市下京区の堀川七条に所在する「龍谷山(りゅうこくざん)本願寺」で、烏丸七条の東本願寺(真宗...
葬儀の宗教・宗派

宗派別のお経の種類とは?真言宗と浄土真宗の違い

お経には膨大な種類があり、宗派によって意味が違います。般若心経を読む・読まない宗派として真言宗と浄土真宗を例にあげ、違いやマナーを紹介します。
葬儀の宗教・宗派

真言宗の葬儀で読まれる理趣経とは

主に真言宗で使用されることの多い理趣経(りしゅきょう)ですが、その経典の中身には他にはないさまざまな特徴があります。 特に有名なのが男女の性に関わる句ですが、その他にも煩悩に対して肯定的であったり、読誦をするだけで功徳があったりというありが...
葬儀の宗教・宗派

時宗の葬儀の特徴-流れ・マナー

時宗とは、鎌倉時代に興った浄土宗の一派で、開祖は一遍上人です。阿弥陀仏を御本尊とし、盆踊りの起源ともいわれる念仏踊りで知られています。仏教式の葬儀は、教義によって意味や式の進行、作法など、さまざまな違いがあります。時宗にはどのような特徴があ...
葬儀の宗教・宗派

般若心経とは?意味や全文、わかりやすい和訳を解説

般若心経(般若波羅蜜多心経)は、仏教の神髄をまとめた経典。この記事では、般若心経の意味や読み仮名つきの全文、わかりやすい和訳を紹介します。
葬儀の宗教・宗派

浄土宗の葬儀の特徴-流れ・マナー

浄土宗の葬儀の特徴は、参列者も「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」という念仏を唱えることです。南無阿弥陀仏は本来、心の闇が破られ幸福を得た時に感謝を示す、お礼の念仏です。浄土宗の葬儀は、故人を阿弥陀さまの極楽浄土にお送りするための儀式とも言え...
葬儀の宗教・宗派

臨済宗の葬儀の特徴-流れ・マナー

臨済宗は中国禅宗の五家七宗の一つで、鎌倉時代に明庵栄西が日本に広めた禅宗です。同じ仏教式の葬儀でも、宗派の教えによって葬儀の意味づけや式次第、作法などさまざまな違いがあります。臨済宗の葬儀には、禅宗ならではの教えにもとづく、作法やマナーがあ...

葬儀・お葬式を地域から探す