特集コラム

今は亡きあの人へ伝えたい言葉

あなたからの贈り物

今は亡き夫へ 幸治さん、あなたが亡くなって、そろそろ五年になろうとしています。 あまりにも突然の死だったので、私にとっては、まだ昨日の出来事のようです。 私以上にあなた自身が、自分の死を受け入れていないのでは? そんな気がします。 ありふれ...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

爺さんの孫でよかった

今は亡き祖父へ 武士の末裔を誇りとして、常に肩いからしていた爺さん。爺さんこそ、会津人の中の会津人と私は思っています。 他所から来た人に爺さんから話しかけるなどは全くありませんでした。ただ、じいっと見つめるだけ、世間で言う頑固で偏狭者、これ...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

姉に捧げる

今は亡き家族へ 「もしもし、ときちゃん、元気ですか」とよく電話をくれた姉はもうそこにはいない。 姉の月命日には、必ず佛壇に灯りをともし、手を合わせることにしています。白い線香の煙の中に姉の姿を思い浮かべながら。 戦中、戦後、我家は貧乏のどん...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

「ただいま」は、花いちりんと

今は亡き母へ 母さん、母さんの姿が、私の眼には見えなくなってから九年が経ちました。 あの瞬間、母さんは、私を一人置いて、どんどん、どんどん遠くへ行ってしまうのだと思いました。 一年が経ち、二年三年と、時と共に母さんは、遠くへ、遠くへ行ってし...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

お父さんへ

今は亡き父へ 今まで病気一つしたことのない人が、ある日「座ると息ができない」と、寝付くようになり、とうとう二週間の入院で天国へ。 大正、昭和、平成と目まぐるしく世の中が動くなか、家族、兄弟のため、九十歳まで印刷屋をしてきました。 今のように...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

君と冒険した世界で

今は亡き親戚へ ようちゃん、あなたと過ごした時間は私の宝物だよ。 あなたがこの世からいなくなって一年。 あなたと行った場所や、過ごした時間を思うたびに、煌めきのような思い出が蘇るよ。 私のたった四ヵ月前に生まれて、たくさんの同じ時間を過ごし...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

また来るネ、母の日……

今は亡き母へ 拝啓 天国の母ちゃんへ あなたは、四十二歳でこの世を去りました。 私はその時八歳でした。たった八年間しか私は、あなたと暮らしたことがありません。 だから私は、あなたの事は覚えていません。 でも私の中のあなたの存在は大きく、いつ...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

お婆ちゃんへ 叔母からの伝言

今は亡き祖母へ お婆ちゃんが亡くなって、もう三年になりますね。 生前、私が出掛ける時、「行ってきます」「行ってこいや」と優しい口調で言ってくれた声が、私の耳に心地よく残っています。 私は、先日、故郷の新潟を訪れ、お婆ちゃんの娘、叔母に会って...
今は亡きあの人へ伝えたい言葉

三十四回目の結婚記念日に

今は亡き夫へ 春の雨が静かに降っている。今日は私たちの三十四回目の結婚記念日。あの日は夜来の雨が止んで空は青く晴れ渡り、樹々は柔らかな緑を散りばめるかのように息づいていた。 ――どんな時も助け合い慈しみあっていこうと希望に燃えた出立の日だっ...
有名人のお葬式・お別れ会

ヨネックス創業者・米山稔さんお別れの会、帝国ホテルで開催。石川遼選手も参列

2019年11月11日に老衰のため95歳でご逝去された、スポーツ用品メーカーのヨネックス株式会社創業者ファウンダー名誉会長・米山稔氏のお別れ会が、2020年1月31日に帝国ホテル(東京都千代田区)本館2階の孔雀の間で行われました。主催はヨネ...
終活映画

【終活映画】記憶の中の思い出がドラマチックな出来事に!『フォードvsフェラーリ』

誰かの人生を、自伝ではなく隣にいたもう一人の目から見てみる、そんな映画『フォードvsフェラーリ』。観客を圧倒するスピード感で人生を駆け抜ける。 舞台はイタリアのフェラーリ社とアメリカのフォード社の対決のようにタイトルされていますが、実在した...
終活映画

【終活映画】生き生きと暮らしてゆく姿こそが心に残るメッセージ『男はつらいよ お帰り 寅さん』

新年に考える終活映画として、50年、そして50作品目の寅さん最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』を見てきました。このお正月という特別な時期にも、終活映画としては意味があります。 終活は「終い支度」ではなく、「元気な人生の再定義のチャンス」...
終活映画

【終活映画】ひとりであっても孤独ではない、今一番大切なことを感じられる映画「THE UPSIDE/最強のふたり」

『最強のふたり』が史上最強になって、ハリウッド版としてリメイクされました。 『最強のふたり』といえば、2011年に公開になったフランス映画で同国で幾つもの映画賞を受賞したほか、日本でも第24回東京国際映画祭で最高賞や主演男優賞を受賞した名作...
終活映画

【終活映画】大切な家族が困らないようにという大きな思いの前に、もっと気づいてほしいこと。『家族を想うとき』

映画『家族を想うとき』。家族が困らないようにと考えられることは幸せなことです。今ある苦労を乗り越えようとするエネルギーはどこから湧いてくるのか?終活の原動力はこんな『家族を想うとき』にあるのかもしれません。

終活映画

【終活映画】終活目線で見るラブストーリー。『マチネの終わりに』で、過去と現在、そして未来を想像してみる

未来は常に過去を変えているのかもしれない・・・ 過去が未来を作っているようで、実は未来も常に過去を変えているのかもしれない。主人公、蒔野のこの言葉が常に映画のすべてに関わっているような鑑賞時間を過ごしました。これから未来を考えるという前向き...
有名人のお葬式・お別れ会

真言宗豊山派大本山護国寺第五十三世貫首・岡本永司氏の本葬儀

2019年10月28日に91歳でご逝去された、真言宗豊山派大本山護国寺第五十三世貫首・岡本永司氏の本葬儀が、11月29日に東京・大本山護国寺(東京都文京区)の観音堂で行われました。
終活映画

【終活映画】ロシアの片田舎で繰り広げられる終活コメディー『私のちいさなお葬式』

日本では終活のひとつとして自分らしいお葬式を考え学ぶと言ったことをされる人も増えてまいりましたが、ロシア映画『私のちいさなお葬式』の主人公は「生きているうちに思い描いた葬儀をしっかり形にしましょう」と考えたようです。

終活映画

【終活映画】大切なものを失った時、遺された人が感じる痛み。『駅までの道をおしえて』

少女には子犬、老マスターには息子が対象になって、誰もが経験する大切なものを失った時に遺された人が感じる痛みについて、これを知ることになる映画であると同時に、何としても人は再生するのだという思いが見えてきます。何度も何度も頑張っても、やがてまた次に大切なものを失うことがあるのです。それでも人は成長という糧を得て、また生きてゆくのだということ。物語の押し付けではなく、こうした別れの痛みを感じた経験で苦しまれた方には、じんわりと響いてくるものがあります。

終活映画

【終活映画】人生はクライマックスからが面白い『最高の人生の見つけ方』

2019年10月公開の映画、日本版『最高の人生の見つけ方』。今まで話したこともないような人と話し、行ったところもないところへ出かけ、見たこともないようなものを見て、驚いて、感動して、激怒してそして笑いあって、涙を流すこと、これが人生の充実した終わり方といえるのかもしれません。

終活映画

【終活映画】家族に言えない秘密はありますか?『今さら言えない小さな秘密』

まるで絵本から抜け出したような映像シーンが満載のフランス映画『今さら言えない小さな秘密』が、頭のどこかに残って、鑑賞から2週間ほどたっても私をワクワクさせています。 プロバンスの村の風景が映え、とてもきれいな映画でした。それはまるで絵本やフ...
終活映画

【終活映画】記憶障害が主人公の計画した人生再起動プロジェクト?『記憶にございません!』

中井貴一演じる主人公「黒田啓介」は乱暴でワンマンで、支持率も低迷中のまさに国民から愛されない総理大臣。そんな彼が記憶を無くしてしまったら……。時代のパロディのようでもありますが、こうしたテーマを頭の片隅に置きながら見てゆくと、これこそまさに人生喜劇と言える映画だと感じました。私という存在、その人格や性質などは何時もたくさんの人との関係や環境によってつくられているということ。それ故にそこに縛られたまま、もしかしたら私たちは人生の配役を、余計な役作りをして演じているのかもしれません。

終活映画

【終活映画】スクリーンに映る自然の美しさとゆったりと流れる時間『みとりし』

若いドクター髙﨑が、着任早々に「過疎」と言ってしまうほどの地方の町でのこと、ひとつの病院と連携するように看取り士の存在がありました。ドラマは「看取りステーションあかね雲」のスタッフの活躍が描かれています。

有名人のお葬式・お別れ会

史上初!東京ドームでお別れの会。ジャニー喜多川さんを偲び、KinKi Kids、嵐などアーティストが多数参列

2019年7月9日にくも膜下出血のため87歳で逝去された、ジャニーズ事務所の創業者であり社長のジャニー喜多川(本名:喜多川 擴・きたがわ ひろむ) さんのお別れの会が、9月4日に東京ドーム(東京都文京区)で行われました。

終活映画

【終活映画】こころからハッピーになれる映画『ダンスウィズミー』

幼いころのトラウマで「ミュージカルが大嫌い」と言いながら、心の底で音楽を愛していた主人公。音楽を聴くと歌い踊りだしてしまうという催眠術を解くために、フリーターの千絵と二人で催眠術師を追いかける。途中で出会うミュージシャン洋子とのトリオで再び音楽の楽しさに気が付く、ロードムービーです。

終活映画

【終活映画】『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』

ゲームを通じて父と息子の繋がりを感じる『劇場版ファイナルファンタジーⅩⅣ』。「父と子が手を取り合って巨悪に挑む冒険活劇」こんなサブタイトルが尽きそうなほど壮大で有り、その壮大さはすべてオンラインゲームの中のことというストーリーそのものがリアルとバーチャルの繰り返しの中で、そのやり取りの滑稽な様子などがこの映画の見どころでもあります。

終活映画

【終活映画】信頼しあいながらもすれ違う時間。「泣くな赤鬼」

【終活映画】『泣くな赤鬼』|同じ時間を過ごした関係でも、その心の中の残像はそれぞれに異なる。それでも懐かしいと思える。同じ思いもすれ違いも、時間を経たからこそ向き合える。死を迎える元生徒とその元教師の関係もまた。信頼しあいながらすれ違う時間を過ごしていました。重松清さんの原作の映画『泣くな赤鬼』を見てきました。

終活映画

【終活映画】『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』元気な時にこそ家族に向き合う終活を

【終活映画】今回ご紹介するのは『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』。亡き妻とミュージシャンとして生きてきた父フランクは、妻亡き後の17年間を中古レコード店の経営で生計を立ててきました。しかしお客を選ぶ店主でもあったようで、どうやらその経営はあまりうまく行ってはいないようでもありました。そんな店を閉じることを決断したところからストーリーが始まります。

有名人のお葬式・お別れ会

ルパン三世よ永遠に!モンキー・パンチ先生を偲ぶ会、東京・青山葬儀所で

『ルパン三世』の生みの親である漫画家・モンキー・パンチ先生(本名:加藤一彦)のお別れの会「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」が、6月14日に東京・青山葬儀所で行われました。祭壇は『ルパン三世』のイメージカラーである「赤」をたくさんのバラで表現。背景のサーチライトに照らされた夜空が、赤いバラをより一層引き立てています。懇親会ではルパン三世のキャラクターをモチーフにしたユニークな特別料理が振る舞われました。
終活映画

【終活映画番外編】ドキュメンタリー映画『がんになる前に知っておくこと』を、わたしが観るまで

女優の鳴神綾香さんがナビゲートをして、実際にがんになってから知ることがらや、がんの治療をしている方でも知らないであろうことなど、医療や周辺のサポートに関わる方々に取材をして歩きます。なるほど知っていることと知らない事では大違いであるという認識を改めて知ることとなる映画です。

終活映画

【終活映画】隣にいるいつもの人がまた輝きだす映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』

今ある自分から振り返ることが大事で、それがモノクロで無音の世界でも、振り返り方で彩り豊かな思い出に変わり、この先の力になるのだという実感を得ることができるでしょう。原作のタイトルに『初恋』と冠した映画のタイトル。映画鑑賞後にこのタイトルがジンワリと温かいものを感じさせてくれます。 選んだつもりだった人生も、誰かに選ばれた人生だったのかもしれない。普通って素晴らしいことなんだ。「人生がまた輝きだす」そんな風に生きる力が湧いてきそうな、見応えに溢れた映画でした。

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