「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」作品集

子どもたちへの手紙

結婚25周年

川西 裕子さん(51歳) 千葉県千葉市

隆一様

明日、3月23日は剛史の17歳の誕生日です。たった7歳でお父さんを失ってしまったけど、健康に恵まれ、本当に良い子に育ってくれました。どんなにか、お父さんにいて欲しかっただろうと思います。もっともっと一緒に遊んでほしかっただろうし、男同士、話したいこともいっぱいあっただろうし・・・これからもずっとそんな気持ちは変わらないことでしょう。

私も一生懸命頑張っています。でも、お父さんにはとてもかなわない。剛史に充分なことしてあげられなくて悲しくなります。

伊島のおじいちゃんおばあちゃんも元気だよ。でも、やっぱり長男のあなたがいなくなって、どんなにか心細いことかと思います。なかなかお墓参りに来れなくて、寂しい思いをしているようです。お墓参りしなくても、心は通じていると私は信じています。おじいちゃんおばあちゃんを見守っていてあげてね。 
バースデーケーキお姉ちゃんのめぐみと剛史の幸せを見届けたら、私はすぐにでも隆一君のもとに行きたいと願っています。41歳で逝ってしまったあなたに、見間違えられないように、体鍛えて若さを維持したいと頑張っているつ・も・り…

昨日は台風のようなお天気だったよ。私が“本当は3歩後ろをついて行きたいんだよ”って言ったら、“おまえは10歩前に出てる”って言ったね。でも本当は、あなたが後ろから大きな傘さして、雨の日も風の日も、夏のギラギラの太陽からも冬のふぶきからも私たちを守っていてくれたんだね。ありがとう。

3月3日、1日遅れでしたが、結婚25周年のお祝いをめぐみが帝国ホテルでしてくれました。一緒に過ごしたのは、たったの15年だったけど、本当に楽しい素敵な時をありがとう。あなたと出会えたこと、一緒に過ごしたこと、めぐみと剛史、2人の宝物をを私に残してくれたこと、たくさんの思い出を胸に、10年頑張って来たし、これからも、頑張って生きていくよ。

また会える日まで。
Until we meet again!

【受賞後のお便りより】
このたびは、思いがけず銅賞をいただきまして、ありがとうございました。
この6月で主人がなくなったから10年がたちます。
何か記念になることができたらいいなと考えていたところでしたので、この賞をいただくことができて、とても嬉しく心から感謝しております。
昨日、お墓参りに行って主人に報告してきました。
写真を同封させていただきます。
どうもありがとうございました。


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