香典の相場 親族、職場関係者など故人との関係や葬儀種類による金額の違い

2018年6月18日

香典とは、供花や線香などのお供え物の代わりに供えるお金のことで、葬儀などでかかる突然の出費を助け合う意味合いもあります。

香典として包む金額は故人との関係や葬儀の種類などによって変わりますが、ある程度の相場や包み方などのマナーがあります。葬儀は厳粛な場であるため、粗相があると礼儀知らずだと思われてしまう可能性もあります。そこで、香典のマナーと相場について紹介します。

香典として包む金額は故人との関係が近くなるほど高くなる傾向があります。そのため、香典として包む金額が一番高くなるのは一般的に両親や兄弟姉妹、配偶者の両親、配偶者の兄弟姉妹などの葬儀です。

そして、故人との関係が遠くなっていくほど、香典の相場は下がっていきます。

一般的には、香典として包む金額が最も安い場合は3千円程度、最も高い場合でも10万円程度といわれています。

また、4や9の付く数字は「死」や「苦」を連想させるためタブーとされており、偶数の金額もあまり好まれてはいません。ただし、香典として2万円を包む場合は認められていることが多いようです。

親せきの葬儀と香典の相場(父、母、祖父、祖母、おじ、おば、いとこなど関係者別)

親族の中でも自分や配偶者の父母の葬儀が香典の金額が一番高く、20代で3万円、30代で5万円、40代以降は10万円くらいが目安といわれています。また、兄弟や姉妹の葬儀では、20代~30代が3万円で40代以降では10万円程度。配偶者の兄弟姉妹の葬儀でも目安の金額は同じです。

身内の葬儀の場合、葬儀費用の負担を分担するといった意味合いもありますので、喪主と相談して香典の額を考えるとよいでしょう。

おじさんやおばさんの葬儀では、香典として包む金額はどの年代も1万円程度が目安です。

自分や配偶者の祖父母の葬儀では、20代〜30代は1万円、40代以降は3万円程度。いとこやそれ以外の親せきの香典では、20代~30代は3千円、40代以降は5千円が目安です。これらの目安は、お付き合いの度合いによっても変わります。

会社関係者の葬儀と相場(上司、上司の配偶者、同僚、同僚の配偶者、部下、部下の配偶者)

会社の上司や同僚、部下の葬儀に参列する場合、香典として包む金額はどの年代も5千円が目安です。会社関係の方の配偶者や家族が亡くなった場合も、どの年代でも5千円程度が目安です。

友人の葬儀と香典の相場

友人や友人の家族の葬儀の場合は、20代~60代まで一律で5千円が最も多く包まれている金額です。基本的に友人や家族との関係の深さなどを考慮して香典に包む金額を判断しますが、30代以上になると香典として1万円以上包む方も多いようです。

職場でまとめて香典を出すときの表書き

職場の方の葬儀に複数人で参列するときは連名で香典を出します。

連名の場合は3人以下の場合とグループの場合、4名以上の場合で書き方が変わってきます。

3名以下で参列をする場合は表書きの下に一番目上の方の名前を書き、そこから左へ目上の方から順に名前を書いていきます。

グループの場合は、表書きの下に会社名と○○一同と書きます。

代表者がいる場合は、表書きの下に会社名と代表者の名前、そしてその左側に外一同と書きます。

香典を何人かでまとめて出す場合は、誰が香典を入れたのかが分かるように別紙に記載します。書き方は、表書きと同様に右から目上の方から順に住所・氏名・金額を記載していきます。立場が同列の場合は、五十音順に記載します。

また、名前を書くときは薄墨の筆ペンなどで記載するようにしましょう。これには突然のことで墨を磨る時間がなかったという意味や、涙で墨がにじんでしまったという意味合いがあります。

葬儀の種類と香典

ここでは、香典を用意するべきかどうかについて葬儀の種類別に簡単にご紹介します。近年は一日葬や家族葬など、葬儀の種類も多様化しており、葬儀の種類によっては香典を用意しない方がよいといわれることもあるからです。その理由としては、香典を受け取るのであれば香典返しを用意する必要があり、遺族の負担が増えてしまうためというのがあります。

遺族に配慮してのことですが、実際には故人や喪家との関係、地域の習わしなどにもよりますので、画一的にとらえる必要はないでしょう。香典をお断りするということを事前にはっきりと伝えられていない限り、用意していった方がよいでしょう。

一般葬の香典

一般葬の場合は多くの方が参列します。そのため、基本的には香典を持っていくのがマナーです。

しかし、遺族側から香典辞退の申し出があった場合は、香典を用意するのはやめましょう。故人との関係が深く、何かしたいというのであれば、供物や供花を送るとよいでしょう。供物であれば葬儀社に盛籠を用意してもらうこともできます。

供物や供花についても辞退の申し出があった場合は何もしないのがマナーです。

家族葬の香典

家族葬も一般の葬儀と同様に香典を用意します。しかし、ごく親しい身内のみが参列するといった場合など、遺族が香典を辞退する場合もあります。

香典などの辞退を伝えられた場合は、渡さないのがマナーです。

一日葬の香典

一日葬は、一般の葬儀と同様に香典を用意するのがマナーです。香典辞退の連絡がない限りは用意しておきましょう。

直葬の香典

直葬の場合、香典は必要ないという方もいるかもしれませんが、基本的には香典を渡すのがマナーです。香典辞退の申し出がない限り、通常の葬儀と同様に香典を用意しておきましょう。

まとめ

葬儀に参列する際、一番初めに悩むのが香典だと思います。香典として包む金額は故人や遺族に対する気持ちなので、下限の相場に自分の気持ちをプラスして包むとよいでしょう。

最近は葬儀の形態も多様化しており、どのように対応すればいいのか迷う方もいらっしゃると思います。

もし、香典に関する不安やお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。さまざまなご相談に親身に対応させていただきます。

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