家族葬とは?葬儀の流れや費用、参列者はどこまで呼ぶ?香典やお布施など知っておきたいこと

家族葬とは。費用や準備など

最近増えている葬儀の形式のひとつに「家族葬」があります。

家族葬とは、参列者の人数を減らし近親者のみで行う葬儀です。会葬者の接待をする手間がかからず、ゆっくり故人を偲べるなどの理由から、家族葬を選ぶ人が増えています。

従来のお葬式とは異なる点もあり、家族葬がどのような葬儀なのか、意外と知られていないようです。

この記事では、家族葬にかかる費用やメリット・デメリット、葬儀の流れなど、知っておきたいポイントをまとめて紹介します。

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家族葬とは

家族葬とは、身内や親族のみで執り行う葬儀を言います。しかし、どこまで参列者を呼ぶかに決まりはなく、友人や知人など故人と縁のある人を招くこともあります。

家族や親しい人のみの葬儀のため、故人をゆっくりと見送れることが特徴。故人の思い出話に花が咲くでしょう。

家族葬が増えてきた理由

家族葬は20年ほど前に始まったと言われ、年々その割合は増加しています。始めは首都圏で見られた家族葬ですが、最近は地方都市や全国各地で行われるようになりました。

この理由には、平均寿命の伸びによる参列者の高齢化が関係しています。

故人の亡くなる年齢や喪主の年齢も高齢化し、故人と関係のあった人が参列できないことも。また、職場を引退した人は職場との関係も希薄になります。

親族同士や近所との付き合いも以前より希薄になっており、葬儀の簡略化につながっています。

家族葬にかかる費用

家族葬、一般葬にかかる費用

鎌倉新書 第4回「お葬式に関する全国調査」(2020年2月)によると、家族葬の葬儀そのものにかかる平均費用は96万4,133円です。

それに対し、一般葬の葬儀そのものの平均費用は149万3,624円です。金額はあくまで目安ですが、家族葬は一般葬より50万円前後安くなると言えます。

この理由のひとつは、家族葬は参列者を呼ばない葬儀のために、斎場使用料や祭壇も小さいもので済むからです。また、接待や返礼品にかかる費用も抑えられますが、宗教者に渡すお礼(お布施)は、一般葬と同様にかかります。

しかし実際の料金は、葬儀会場の広さや参列者の人数などによっても変わります。葬儀社からの見積りに含まれるサービスをチェックしておきましょう。

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家族葬のメリット・デメリット

家族葬にするかどうか悩んだときは、他の葬儀形式との違いを把握します。どの葬儀形式もメリット・デメリットがあるので、希望の葬儀ができるものを選びましょう。

家族葬のメリット・デメリットを簡単にまとめると以下のとおりです。

メリット

  • 故人とのお別れの時間をゆっくりと過ごすことができる
  • 参列者の対応に追われない
  • 料金が安い傾向がある

デメリット

  • 参列したくてもできない人が出る可能性がある

また、家族葬と近い葬儀のスタイルとして、「密葬」「自宅葬」があります。どちらも家族と少数の参列者のみで行う葬儀の形式です。これらのメリット・デメリットなどについては以下の記事を参考にしてください。

家族葬のメリット

「家族葬」とは、親族やごく親しい友人・知人のみで行い、故人とのお別れを大切にした葬儀の形式です。遺族が参列者の対応に追われることなく、家庭的な雰囲気の中お別れの時間をゆっくりと過ごせるのが大きなメリットと言えます。

家族葬は参列者が少ないため、飲食代や返礼品費用があまりかからない傾向があります。また、斎場の規模も小さくて済むため、式場利用料も安くなります。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットとしては、家族葬は親族のみで行う葬儀のため、葬儀に参列できなかった友人・知人が納得できないお別れとなってしまう可能性があることです。残された人々が納得できる葬儀になるよう、慎重に考えましょう。

また、家族葬をしたことを知らなかった人が後日弔問に来ることがあります。突然来た弔問客の対応や、予想していなかった香典や供物をもらうことで、その香典返しの費用などが発生することも。

料金面についても注意が必要です。家族葬は一般葬より安くなる傾向があるものの、参列者を招かないためもらえるお香典の額が少なくなります。

お香典をあてにして豪華な葬儀にしてしまい、後でお金が足りない…のは避けましょう。

家族葬の流れ

ご逝去から火葬後までの家族葬の流れを紹介します。一般葬の流れとほぼ同じですが、あらかじめ知っておくと安心です。

また、できれば早めに葬儀社を決めておき、親族をどこまで呼ぶか決めておくとスムーズに準備ができます。

ご逝去~葬儀の準備

死亡診断

医師からの死亡宣告

医師から死亡の診断を受けたら、まず葬儀社に連絡します。病院にもよりますが、遺体は数時間以内に安置場所に移動させる必要があります。

遺体の安置には葬儀場の安置室を利用するのが一般的です。安置をお願いした葬儀社に葬儀を依頼することが多いため、家族葬を行っている葬儀社に連絡をします。

病院による死後の処置が終わる時間に寝台車を手配しましょう。

葬儀社によるお迎え

担当者が寝台車でお迎えに来ます。家族も寝台車に同乗し、安置場所に向かいます。安置ができたら線香をあげます。

家族葬の打ち合わせ

葬儀の日程や葬儀会場、喪主や料金プランなどの打ち合わせをします。どんな葬儀にしたいかを考え、必要なサービスや追加オプションを検討します。

また、日程が仮抑えできたところで菩提寺に連絡します。葬儀の読経は一般的に菩提寺にお願いするため、僧侶の予定も確認し日程を決めます。

もし菩提寺が遠方の場合は、お坊さん手配サービスなどを利用します。葬儀の日程に合わせて僧侶を派遣してくれるサービスです。

通夜(湯灌~通夜振る舞い)

家族葬でも一般葬と同じように1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式を行います。

湯灌(ゆかん)の儀、納棺

通夜が始まる前に湯灌の儀を行います。湯灌とは故人があの世に行くための身支度として、遺体にお湯をかけ、きれいにするというものです。また略式の湯灌の場合、濡らしたタオルやアルコール脱脂綿で身体を拭きます。湯灌が終わったら白装束を着せ、棺に収めます。

通夜、通夜振る舞い

通夜振る舞い

受付時間になったら会葬者の受付を行い、通夜が始まります。通夜自体は18時くらいから開始することが多く、その1時間ほど前から受付をします。

通夜では僧侶による読経の後、喪主から順番に焼香をします。そして喪主による挨拶をして閉式となります。そして通夜の後には、通夜振る舞いと呼ばれる会食をします。

ごく少人数の家族葬の場合、参列者の受付や喪主の挨拶は省略されることも。状況に応じて必要性を判断します。

葬儀・告別式~精進落とし

葬儀・告別式

通夜の翌日に葬儀・告別式が行われます。火葬の時間にもよりますが、お昼の12時くらいから開始します。

葬儀・告別式の流れとしては、参列者一同が着席したところで開式します。読経をしてもらった後、喪主、遺族、参列者の順で焼香を行います。また、友人や知人からの弔電があれば告別式の最中に読み上げます。

焼香が終わり故人との最期の時間となります。祭壇から棺を降ろして蓋を開け、お花を入れます。このお花は別れ花と呼ばれます。

別れ花が終わると釘打ちの儀を行います。棺の四隅に釘を打ち、少し余らせた部分を故人に縁の深い人が2回ほど打ち込むという儀式です。これは地域によっては省略されることもあります。

出棺

棺を葬儀会場から運び出し、霊柩車に載せます。出棺の際には喪主が位牌を、その次に故人と関係の深い人が遺影を持ちます。

棺が霊柩車に収まると喪主による挨拶が行われます。遺族全員が火葬場に同行する場合は省略されることも。

霊柩車を先頭にして、親族も車やマイクロバスなどで火葬場に向かいます。また、火葬場で納めの儀をしてもらう場合は僧侶も同行します。

火葬、収骨(骨上げ)

予約の時間に間に合うよう火葬場に到着します。納めの儀を行い、火葬炉の前で僧侶に読経してもらいます。火葬には1時間前後かかるので、控室で静かに待ちましょう。火葬が終わると骨壷に骨を拾います。

精進落とし

火葬が終わると、精進落としと呼ばれる会食をします。一般的に葬儀会場に戻って行うか、レストランなどで行う場合もあります。家族葬の場合だと改まった飲食の場を設けず解散することもあります。

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家族葬の香典

家族葬のお香典

葬儀では参列者から香典と呼ばれる金銭を受け取るのが一般的です。しかし家族葬の場合、身内からお香典を受け取るのは申し訳ない、葬儀の手間を減らしたいなどの理由で香典を辞退しても問題ありません。

香典を辞退する場合は「香典辞退」とあらかじめ参列者に伝えておくと良いでしょう。また、香典を受け取った場合はきちんと香典返しをするのがマナーです。

家族葬の喪主の挨拶

家族葬の喪主の挨拶

家族葬の流れで説明したように、葬儀での喪主の挨拶は、家族葬では省略されるときもあります。挨拶が必要かどうかは家族葬の規模や状況で判断します。

付き合いのある近親者だとしても、故人がお世話になった感謝や、参列してくれたお礼は伝えておくと良いですね。挨拶で話す内容は事前に考えておくと安心です。

家族葬を行うときの注意

どこまで参列者を呼ぶかについては、家族葬で気をつけたいことです。

故人に親しい友人が多くいたとしても、参列してほしい人にのみ案内状を送るケースが多いようです。訃報を知った人は参列したほうが良いのか迷ってしまうからです。こうした負担をかけないよう訃報を知らせないほうが良いとされています。葬儀後に挨拶状を送り、家族葬を行った旨を伝えます。

また、会社には身内の死をあらかじめ報告する必要があります。その時は、職場関係者が対応に困ることないよう、家族葬であること、香典や弔電を辞退するようであればその旨をはっきり伝えておきましょう。

家族葬に適した葬儀社、葬儀場の選び方

家族葬に適した葬儀社、葬儀場の選び方

家族葬といってもこれといって必要な設備はありません。しかし家族葬を専門とした葬儀社や「家族葬ホール」と呼ばれる小さめの斎場も出てきています。多くの家族葬を施行している業者に任せると安心です。

広すぎるホールはさみしい印象を与えるため、できれば事前に式場を見学しておくと良いでしょう。ホールだけでなく遺族控室や安置室などもチェックします。

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家族葬に関するよくある質問

家族葬とはどんな葬儀ですか?

家族葬とは身内や親族のみ、もしくは故人と親しい友人を招いて執り行う、少人数の葬儀を言います。人数の規模はさまざまですが、数名~30名程度です。

家族葬のメリットはありますか?

家族葬のメリットは、「参列者の接待の負担が少ないこと」「故人をゆっくりと見送れること」「葬儀費用が抑えられる」などがあります。

家族葬のデメリットはありますか?

家族葬の参列者をどこまで呼ぶかについて迷う場合が多いようです。葬儀を知らなかった人が後日弔問に訪れることも。家族だけでなく、故人と縁あった人すべてが納得できるようきちんと話し合いましょう。

家族葬にかかる費用はいくらくらいですか?

葬儀の規模やプランによっても料金は異なりますが、葬儀そのものにかかる費用は100万円前後です。この金額に加えて、飲食接待費、お布施の費用などもかかり、総額は150万程度になります。

家族葬ができる場所はどこですか?

家族葬を専門としている葬儀社がもつ「家族葬ホール」や、家族葬専用でなくても広さの合う斎場で家族葬ができます。

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