家族葬の費用相場は?

2018年3月21日

家族葬とは、家族や親せき、親しい方たちで送るお葬式です。一般的なお葬式と同じように、お通夜、葬儀・告別式があります。

かつては主に都市部で行われていましたが、近年は東京や大阪、名古屋など大都市圏はもちろん、全国的に家族葬を希望する方が増えています。家族葬の相場など費用の面から、家族葬のメリット、デメリットについてご説明します。

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家族葬とは

家族葬は、家族や親族、ごく親しい友人など、限られた参列者のみで行われる葬儀です。
通夜や告別式を行い、僧侶をはじめとした宗教者立ち会いのもと、行われるのが通例です。通常の葬儀、一般葬の規模が小さくなったお葬式と考えるとイメージしやすいでしょう。

ただし、家族葬という葬儀にはっきりとした定義があるわけではありません。大勢の参列者を招いて行う家族葬もあれば、宗教者を呼ばず、宗教的儀式は一切行わない家族葬もあります。

 

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家族葬の葬儀そのものにかかる平均費用は約91万円

鎌倉新書が行った第3回「お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の葬儀そのものにかかる費用の平均は911,544円です(火葬場使用料、および、式場使用料を含む)。また、最も多い価格帯は80万円以上~100万円未満です

このほか、家族葬には飲食や返礼品にかかる費用、お布施など宗教者へのお礼がかります。

家族葬と一般葬の費用を比べてみると、その違いはどのくらい?

一般葬の費用相場

では、家族葬と一般的な葬儀について、かかる費用を比較してみるとどのような違いがあるでしょうか?

一般葬の葬儀そのものにかかる費用の平均は1,459,091円です(第3回「お葬式にか関する全国調査」より)。また、最も多い価格帯は価格帯は100万円以上~120万円未満です。先ほどの家族葬にかかる費用の平均と比較すると、家族葬の方の平均費用の方が低いのがわかります。

 

家族や親せき、ごく親しい友人など、限られた参列者のみで行われる家族葬と違い、一般葬は近親者や友人だけでなく、近所の人や故人の会社関係者などに広く告知するため、参列者の人数も家族葬と比較して多いのが通常です。

参列者の人数が増えると、家族葬と比べてふさわしい式場の広さも、祭壇の大きさも大きくなります。また対応するスタッフの人数も増えるため、費用は高くなります。さらに、参列者の人数が多い分、飲食や返礼品にかかる費用も家族葬より増えます。

 

葬儀の費用・料金、葬儀の種類別の平均費用、葬儀見積りの見方など葬儀とお金について、詳しく知りたい方はこちら(長文記事です)

家族葬のメリットとデメリット

家族葬のメリット

家族葬は、一般葬より参列者の人数が少ない場合が多いので、一般葬より葬儀費用が抑えられ、葬儀にかかる時間も削減できます。ただし、参列者が減ることでお香典としていただく額も変化しますので、実際の喪家の費用負担に関しては一概には言えません。

また、家族葬の場合、参列者が少ない、気心の知れた人が多いこともあり、喪主をはじめ、遺族の精神的な負担は少なくなるといわれています。

 

会葬者の多い一般葬では、喪主や喪家の立場になると、参列者への挨拶をはじめ、宗教者や会葬者への気配りの負担も多くなります。葬儀後も、香典返しの手配や、手伝ってくれた方への挨拶回りなどの対応に追われることもしばしば。そのため多くの場合、故人が亡くなった瞬間から葬儀が終わるまでは、ゆっくりと故人の死と向き合う時間が取れません。

家族葬の場合は家族や親族、ごく親しい友人など、限られた参列者のみで行われるので、一般葬よりは気疲れすることもなく、葬儀も短時間で終わるため、ゆっくりと故人の死と向き合うことができます。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットとしては、葬儀の後に呼ばれなかった親族や故人の友人、知人などが故人の死を知り、気分を害してしまう場合もあることです。最近では、家族葬の認知度も高まりましたが、それでも地方によってはまだ家族葬が少数派という地域もあります。

さらに、「葬儀に参列できなかったので、お別れを言いたい」「お世話になったので、線香をあげさせてほしい」など、弔問客が自宅を訪れることがあります。このような場合、喪主が一対一で対応しなければならないことがほとんどです。故人とはつながりがあったかもしれないけれど、喪主とは面識がなかったという場合も少なくありません。こうした方の対応によって、喪主の葬儀後の負担が増加するともいわれています。

 

また、故人と向き合う時間を優先して家族葬を選んだとしても、実際は遺体の腐敗などの時間的問題があるため、充分に葬儀内容を検討することは難しく、結局満足に故人と向き合う時間が取れないまま、慌ただしく終えることもあります。
そのため、しばらくしてようやく故人の死と向き合い、葬儀を振り返る心の余裕ができると、「本当に家族葬で良かったのか」と不安を感じたり、後悔に苛まれる人もいるようです。

ネットで目にする家族葬の定額プラン。そのメリット・デメリットは?

家族葬の定額プランとは

インターネットをはじめ、新聞折り込みのチラシなどで目にする機会の多いのが、葬儀の定額プランです。中でも、「家族葬」をうたったプランは多々あります。

多くの葬儀社の場合、予め葬儀に必要なものをセットにしたプランを用意しています。そのため、参列者の人数が「〇〇名以内」というように制約がある。または、人数によって変動する金額についてはプランの料金には含まれていないというケースもあるようです。

家族葬定額プランのメリット

葬儀に何が必要なのか、どんな手順で行えばいいのかが分からないというような場合でも、必要なアイテムやサービスがすべてセットになっているため、参列者の人数や予算に応じてプランを選ぶだけで、スムーズに葬儀を行うことができます。

サービスの内容にもよりますが、役所などへの届け出や、葬儀会場、料理の注文などから開放されるため、その分ゆっくりと故人の死と向き合い、参列者と想い出を語り合うなどの時間を設けることができます。

家族葬定額プランのデメリット

定額プランの中には、通夜振る舞いや精進落しの会食代や返礼品代などが含まれていないことが多く、一方で、必要ないものが含まれている可能性があるので注意が必要です。

事前にトラブルを防ぐためにも、定額プランを選ぶ際には、必ず見積もりを出してもらい、そのプランの中に何が含まれていて、何が含まれていないのか。含まれていても、数量はどのくらいなのか。見積書を確認するようにしましょう。

不要と思うものも取り除けない、または取り除いたとしても費用は通常通り発生するという場合もあります。確認したときによく分からない項目や、気になることがあった場合には、契約する前に問い合わせて、不明点を無くすようにしましょう。

 

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家族葬の欠点を補うお別れ会

家族葬のデメリットでも挙げた、遺族や関係者たちの「故人を偲び足りない」という気持ち解決するために、「お別れ会」という新しいサービスも登場しています。

細かい段取りや礼儀作法などで凝り固まった葬儀と違い、「故人や家族が何がしたいか」「故人はどんな人だったか」をベースに内容が組み立てられる「故人を偲ぶための会」です。

葬儀を終えて、遺族の気持ちの整理が終わる、四十九日や一周期のタイミングに行う場合が多いため、打ち合わせに十分な時間がかけられるのも大きなメリットです。

 

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