葬儀費用を支払うタイミングは、一般的に葬儀が終了してから、1週間から10日以内に支払いの期限が設定されている場合が多いようです。支払いの期限は、長い場合は1ヵ月以内、短い場合は葬儀終了後、即日になっている葬儀社もあります。また、葬儀社によっては、葬儀を依頼した際に費用の半額や数万円を前金として支払わなければならない場合もあります。
支払い期限については、葬儀社や利用するプランによって異なります。葬儀社と契約をする際には、プランの内容や金額だけでなく、支払い方法や支払い期限、前金の有無などについても、しっかり確認しておくことが重要です。
葬儀費用の支払いについて不安や疑問がある場合は、些細なことでも葬儀を依頼する際に葬儀社の担当者に相談しておきましょう。葬儀社も喪主の事情を考慮して、支払い期限の延長や分割など、最適な支払い方法を提案してくれるはずです。
葬儀費用の支払い方法
葬儀費用の支払い方法には、次の3つの方法があります。
現金
葬儀費用の支払い方法は、現金払いが一般的です。葬儀社に手渡しで支払ったり、銀行振込で支払います。葬儀費用が数十万円の場合は、銀行振込だけでなく、コンビニでの支払いも選択できる葬儀社もあります。

クレジットカード
クレジットカードの支払いを選択できる葬儀社も増えています。
支払い方法は、通常のショッピングと同じように、一括・分割・ボーナス払いから選択できます。利用するカードによっては、ポイントも付きます。しかし、分割払いを選択した場合は、利息が生じるので、返済計画をきちんと考えた上で決済方法を選ぶようにします。

また、クレジットカードには利用限度額があります。葬儀費用が利用限度額を超えるような場合は、「利用限度額の一時引き上げ」サービスを利用しましょう。サービスの可否や内容は、カード会社によって違うので、カード会社に連絡して確認することが必要です。
また、葬儀社に相談すれば、一部を現金、残りをクレジットカードで支払うこともできます。
葬儀ローン
まとまった現金が用意できない、またクレジットカードを保有していないという場合には、葬儀社と信販会社が提携している「葬儀ローン」を利用するという方法もあります。
一般的に、「1~36回」まで分割回数が選べます。クレジットカードの分割払いと同様に、利息が発生するので、返済計画をきちんと考える必要があります。ローンを申し込むにあたっては、審査がありますが、即日審査も可能なので、手続きに日数はかかりません。詳しくは葬儀社に相談し、確認しましょう。
葬儀費用の支払いの際に注意すること
急な葬儀の場合は、喪主の方は混乱して慌ててしまいがちです。葬儀費用の支払いに際しては、次の点に注意して、冷静に対処する必要があります。
故人の口座の凍結
相続人からの申し出がなくても、金融機関が死亡を知った場合は、預金口座を凍結されます。葬儀費用を故人の預金から支払おうとした場合、凍結された口座から預金を引き出すためには、相続人全員の同意やさまざまな書類を用意するなどの手間がかかります。
保険金の支払い
葬儀費用を保険金から支払おうと考えている方も多いはずです。書類さえ揃えば、短期間で支払ってもらえる場合がほとんどですが、ケースによっては、支払いに時間がかかったり、支払いを拒否される場合もあります。
互助会・共済会に入っている場合
冠婚葬祭の互助会・共済会に入っている方は、積立金ですべての葬儀費用を充当できると考えている方もいらっしゃいます。しかし、依頼する葬儀のプランや内容によっては、積立金では足りない場合もあります。場合によっては積み立てを解約して、別の葬儀プランにした方が、結果的に経済的なケースもあります。
葬儀以外の支払いについて
葬儀では、葬儀社に支払う葬儀費用以外にも、さまざまな支払いが発生します。僧侶へのお布施や戒名料、飲食代、交通費などのほか、入院していた場合は入院費用などです。万一の際には現金を手元に置いておく方がスムーズに進むことがあります。葬儀社に支払う葬儀費用だけでなく、そのほかの費用のことも考慮して、支払い計画を立てておくことが重要です。
まとめ
葬儀費用の支払い方法をご紹介しました。「実際には、葬儀費用がどのくらいかかるのだろうか」「どこの葬儀社に頼めばよいのだろうか」と、不安な方もいらっしゃると思います。葬儀費用は、形式や規模によって大きく違います。葬儀のことで相談したい、見積りが欲しいなど、葬儀のことでお悩みの方は、何でもお気軽にお問い合わせください。
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