【初めての喪主】どうする?!葬儀場の宿泊施設と費用負担【遠方の親族への配慮】

小林憲行【記事監修】
小林憲行

記事監修小林憲行

葬儀場の宿泊施設
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遠方から親族が葬儀に参列する場合、それに伴う宿泊にかかる費用は誰が負担すれば良いのでしょうか。また、葬儀場の宿泊施設と一般のホテルではどちらを選べば良いのでしょうか。

親族同士であってもお金に関する問題は後々大きくなることもあります。故人を晴れやかな気持ちでお見送りしたいのは親族みんなの願いです。

喪主側、参列する側のどちらになっても、慌てずにスマートに対応できるよう、知識だけはきちんと身につけておきましょう。

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都会での葬儀は宿泊施設を確保するのが困難?

都市部の葬儀では、遠方の親族のための宿泊施設は喪主側が準備しておく必要があります。自宅にスペースがあればベストですが、自宅では間に合わないケースも多いようです。

もし、事前相談で葬儀社の宿泊施設が利用可能ならば、そこに泊まってもらっても失礼には当たりません。ホテルに比べるとシンプルな設備になりますが、故人との最後の時間を大切に過ごせますし、料金もおさえられます。

このような宿泊施設がない時には、葬儀社がホテルの手配をしてくれることも多いので、宿泊施設の確保が困難ということはないでしょう。

ただ、まれに葬儀社の施設やホテルの紹介がまったくない場合があります。こうなると自ら宿泊施設を確保するのは難しくなります。直前になって慌てることのないように、葬儀社との打ち合わせは十分に行っておきましょう。

宿泊費用は喪主側が出す?それとも親族側が出すべき?

参列者の宿泊費用は親族側が負担するケースが多いようです

地方によって多少考え方は異なりますが、一般的に宿泊費用は親族側が負担するケースが多いようです。

しかしながら、葬儀の準備で喪主側がいくら忙しいといっても、土地勘のない方々に宿泊先を自ら探してもらうというのは配慮に欠けます。心身ともに疲れている方々には、少しでもゆっくりと過ごせる宿泊施設を予約しておきましょう。

極端にハイクラスなホテルを用意する必要はありませんが、明日は我が身ということもあります。料金の負担と交通の便、年齢などを考慮したシティーホテルクラスの部屋が無難です。親戚同士のルールや地方の習慣がある場合には、そちらを最優先に考えましょう。

宿泊施設併設の葬儀場の見つけ方

最近では、お通夜から葬儀、場合によっては火葬までを同じ場所で行える葬儀場が増えています。

全国各地に系列の施設がある大きな葬儀社では標準設備として設けているところが多く、故人と少しの時間でもいっしょにいたいという家族の希望を叶えてくれます。

どうしてもホテルではなく、宿泊施設併設の葬儀場を選びたいのであれば、複数の葬儀社で事前相談をしておきましょう。

宿泊が可能といっても、ただベッドや布団だけが用意されているシンプルな施設からホテル顔負けの設備が整った施設まで、さまざまなタイプがあります。体の不自由な方や車いすの方など特別な配慮が必要な場合は、必ず早い段階で葬儀社や宿泊施設にその旨を伝えておくことも大切です。

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