社葬の際の弔電の書き方

2019年3月9日

弔電とは、故人や遺族に対するお悔やみの電報です。一般的には通夜や葬儀に参列してお悔やみを伝えますが、参列できない場合には弔電を送ります。弔電は、故人の遺族に送るものもあれば施主である会社に送るものもあります。

これまでに個人で弔電を送ったことがあるものの会社宛てにはないという方や、そもそも弔電を一度も送ったことがないという方もおられるかもしれません。ここではそんな方に向けて、社葬の際の弔電の書き方についてご紹介します。

社葬とは?個人葬との違い

施主が違う

社葬は、会社をあげて故人を弔う葬儀です。

社葬の対象となるのは、会社の創業者や現職の重役または会社の発展に大きく貢献した従業員、もしくは職務中に事故などで殉職した従業員などです。

個人の葬儀と社葬にはいくつかの違いがあります。

まず、最も大きな違いのひとつが施主が企業であるということです。

施主とは、本来はお布施をする人のことです。今ではお葬式や法事、法要などを行う主人となる人。簡単に言ってしまえば、費用を出す人を指します。

家族葬など遺族が行う個人のお葬式の場合は、弔問を受ける葬儀主催者である喪主と、葬儀費用の負担者であり運営の責任者でもある施主が同一人物であるというのが一般的です。

一方、社葬の場合は喪主と施主が異なり、遺族が喪主を務め、会社が施主を務めるというのが一般的です。

個人葬では、故人の配偶者や長男が施主と喪主の両方を務めることが多くなっています。社葬では施主を会社が務めますが、対外的な代表者として社長などが務める葬儀委員長が選定されます。

葬儀のメインの目的が違う

個人葬と社葬の違いは、その目的にもあります。

個人葬が故人を哀悼し、慰霊することを主な目的としているのに対して、社葬ではそれらに加え、故人が会社で成し遂げた偉業にも触れ、今後の体制に不安がないことを伝えるという目的があります。

これにより会社は結束し、社内の体制がより強固になることが期待されます。個人葬ではこうした側面はありませんが、社葬では会社の信頼性の高さを社内外に伝えることで、その後の経済活動をより円滑なものにするという側面が含まれています。

社葬の弔電の文例や書き方、注意点

お世話になった故人が勤めていた会社であることから、本来であれば通夜や葬儀に参列してお悔やみの気持ちを伝えるのが望ましい形ですが、突然の訃報の場合は都合によって参列できないということもあります。そのような場合には、弔電でお悔やみを伝えることになります。

弔電には、さまざまな例文が用意されています。書き方に悩んだ場合は参考にするとよいでしょう。以下が一例です。

「〇〇会長のご逝去を悼み、心からお悔やみ申し上げます。」

「〇〇社長の突然のご逝去に接し、職場の一同、言葉もございません。深く哀悼の意を表します。」

「〇〇専務の突然の訃報に、深く悲しんでおります。謹んでお悔やみ申し上げます。」

「貴法人〇〇 〇〇様の生前の偉大なご功績に尊敬の念を持って、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

お悔やみの言葉は上記の例文のような定型文でも問題ありませんが、故人を偲ぶという観点から例文に頼らずに、自身の言葉を送ることも大切です。

弔電を打つ際には、いくつか注意点もあります。例えば、「忌み言葉を避ける」「相手の事情に深く立ち入らない」「くだけた文体にしない」などです。書き方に不安がある場合には、定型文を利用するとよいでしょう。弔電の奉読時間は3~4分が目安とされています。そのため、短すぎるものや長すぎるものは避けましょう。文字数の目安としては1,000文字程度が理想といえます。先方から弔辞を依頼された場合には、断る明確な理由がない限りは引き受けるのが一般的です。

社葬に弔電を送る際に覚えておきたいこと

弔電の送り先と受取人、差出人

社葬の弔電を送る際に覚えておきたいのは、弔電の送り先と受取人です。個人葬であれば遺族が喪主となるために送り先は喪主となりますが、社葬では主催者を事前に確認しておく必要があります。社葬の責任者が不明な場合は、「〇〇会社 故〇〇 〇〇 葬儀責任者様」として個人名を書かずに送ることもできます。

弔電の文末には、差出人の名前を記載します。個人葬では差し出す本人の名前にするのが一般的ですが、社葬では名前は自分の会社名に加えて、自分の会社の社長名も併せて記載する必要があります。なお、差し出す側の会社内で話し合って事業所長や支店長などの実務担当者を差出人にすることもあります。

弔電の送り方

一般的に、弔電は葬儀や告別式の前日までに打ちます。社葬の日時が前もって決まっている場合には、期日を指定することもできます。弔電を受け付けているNTTの場合、弔電の受付時間は午前8時~午後7時までで、全国どこでも当日の配達となります。

まとめ

都合によって葬儀に参列できない場合には、弔電を送る必要があります。社葬の弔電は個人葬のものとは異なるため、覚えておくべきルールやマナー、書き方の注意点も多くあります。ここでは例文や書き方、送り先、差出人、送り方などについてご紹介しました。

そのほか、社葬や弔電に関してご不明な点やご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。

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