はじめてのお葬式ガイド
葬儀のことなら「いい葬儀」

終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

毎朝、仏壇に大好きだったお茶をお供えし、月命日にはお墓参りをする。感謝の気持ちを込めて手を合わせるとき、私の心は落ち着きます

今は亡き父へ

伝えきれない「ありがとう」

お父さん、お母さん、いつも天国から見守っていてくれてありがとう。そちらでも二人仲良く暮らしていることでしょうね。

私とうちの人が建てたお墓は気に入ってくれてますか。お父さんが生前、後に残された私達に面倒をかけまいと自分の入るお墓を建てていたのに入れてあげられなくてごめんなさい。本当に申し訳なく思っています。悲しいけれど誰もが予想していなかったことが起きてしまったのです。

お父さんが亡くなってから九ケ月後、これまで経験した事のない大地震が起き更に原発事故まで起きて、村は放射能で汚染されてしまいました。お墓も倒れ一部が欠けてしまいました。

一回忌に納骨を考えていたのが幸いだったのかもしれません。お墓を修理し、入ってもらう事も考えましたが、踏み切れませんでした。廃炉まで三十〜四十年かかると言われています。気が遠くなります。

震災後、お墓をどうしようかと悩んでいるうちにお母さんもそちらへ旅立ってしまいました。早く二人を一緒にしてあげたいのと、将来の事を考え、姉妹、親族の了承をもらってこの様な結果になりました。許してください。

お母さんのことだから、「お父さんの建てたお墓、勿体無いねえ。」
と、言っていることでしょうね。でも、お父さんは、「俺の建てた墓は無駄になったが、敬子の家の近くに新しい墓を建ててもらったおかげで、頻繁に会えて嬉しいよ。」と思ってくれているかもしれません。

将来、姓の違う私達も同じお墓に入れる様に、「◯◯家」は入れませんでしたよ。その代わり、「絆」の文字とお母さんの好きだった桜の花を刻んでもらいました。素敵でしょ。

いつまでも大切にしたい親子の絆、姉妹の絆、親族の絆。色々な願いを込めました。毎朝、仏壇に大好きだったお茶をお供えし、月命日にはお墓参りをする。生きているとき、十分伝えられなかった感謝の気持ちを込めて手を合わせるとき、私の心は落ち着きます。

「私が今、こうしていられるのも、お父さんとお母さんのおかげです。ありがとう。あと、三十年はそちらに行けないけれど、行った時には、また仲良く暮らしましょうね。」

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」より

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」は、父母、祖父母、先生、友人、近所の人など。“あの人”とかつて一緒にいた時に言えなかったこと、想い出や、“あの人”が亡くなった後に伝えたくなったこと、感謝の気持ちなどを綴ったお手紙です。

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