香典返しにプラモデル?欲しいモノがもらえるカタログギフトの返礼品


お葬式に参列して、お香典をお渡しして、そのお返しが高級食材だったり、エステだったり、プラモデルだったり……、すごいことになっているようです。そこで今回は、参列者の好みにあわせて選べる香典返しのカタログギフトを出している、株式会社マイプレシャス(本社:神奈川県横浜市)に最新の返礼品事情について、お話をうかがいました。

 

カタログギフトが葬儀で活用されるわけは?

申し込んだ後はアルバムとしても利用できる?

一昔前までは、お葬式の返礼品と言えば、食べ物ではお茶や海苔などが、またモノでいえばタオルなどが一般的でした。もちろん、こうした返礼品は今も根強い人気がありますが、その一方で、お香典を出した参列者が、自分の好きなモノを選べるカタログギフトの返礼品も登場。利用数も年々増加傾向にあるそうです。

その背景にはいくつかの理由があります。

まず一つ目が、世の中の人々が「カタログギフトに慣れた」という点。かつては「カタログを渡しても、申し込みがなかったらお返ししたことにならないのでは?」という心配をされる方もいましたが、結婚式をはじめ、さまざまな場面でカタログギフトの利用が増える中、「カタログを渡した時点でお返しはできている」といった意識に変化しています。同時に、その豊富な商品種類や使い勝手の良さが広く知られるようになり、返礼品・香典返しとしても、受け入れられるようになりました。

 

「その人らしさ」は故人だけではない

ビジネスシューズも返礼品で

もう一つの理由が、お葬式に対する意識も少し前までのそれとは変化して、「参列者へのおもてなしが重視されるようになった」という点です。

従来のしきたりに則ったお葬式というよりは、その人らしさを大切にしたお葬式をしたいという人もいます。例えば「人を喜ばせるのが好きだった」「人への気遣いを忘れなかった」といった故人らしさが、好きなモノを選べるという、カタログギフトに表れるのかもしれません。

もちろん参列者にも「その人らしさ」はありますので、喪主が一方的に選ぶより、自分で選んでもらった方が、より満足してもらえるというわけです。

 

喪主自ら返礼品を発注?

そしてもう一つ、返礼品を依頼する経路の変化です。お葬式の返礼品は葬儀社を通じて発注するのが一般的でしたが、最近では喪主が直接、インターネットなどで香典返しを注文するケースも現れています。お葬式の後、日中は喪主ももろもろの手続きや仕事があったりと忙しいため、このようなケースでは夜中や土日など休日の発注が多いようです。

 

カタログギフトで人気の商品は?

女性向けギフトも充実

カタログギフトで選ばれる商品は比較的、高額な商品が多いようです。お葬式の会葬者の人数は減少傾向にあるもののその分、参列者は故人や遺族と関係の深い方ばかり。身内の方が集まる家族葬の場合など、参列者一人当たりのお香典の額は、一般のお葬式に比べて高くなる傾向があるのだとか?

また「欲しいな」と思っても自分でお金を出してまでは買わないようなもの。ちょっと奇抜なモノだったり、エステなど体験サービスも。興味はあるけれど手を出せなかったモノも「お香典返しだったら……」と申し込む参列者もいるそうです。

実際にカタログを開いてみると、コスメ、ホビー、カジュアル、ビジネス、スポーツ、ビューティーと選べるギフトのジャンルはさまざま。エステやグルメチケットのほか、乗馬やシーカヤックなど体験サービスも人気です。

機会があれば体験してみたいサービスも

 

結婚式のカタログと葬儀のカタログ、その違いは?

カタログの種類によって掲載されている商品に変化はありますが、特に慶事と弔事ではっきりと分かれているわけではありません。どちらも高級感のあるつくりになっていることもありますが、今回お話をうかがったマイプレシャスでは、結婚式とお葬式というよりは、選ぶ人の視点にあわせてカタログを作成しているようです。

選ぶ人の目線で作られたカタログ

 

例えば、商品を選び終わった後は写真などを入れておけるアルバムタイプのカタログから、男性用と女性用に商品を分類して、一冊に納めたカタログ。さらに、「おもてなしを贈る」カタログギフトも登場。産地直送の食材や有名なシェフの料理などが一冊に納められています。

おうちレストラン

実際に手に取って開いてみると、その商品点数の数には圧倒されます。これならきっと、欲しいものが見つかりそうです。ちなみに、子どものころに夢中になったプラモデルも!確かに、普段の生活中で自分では買わなかったけれど、見たら欲しくなる……、そんなカタログでした。

 

これは欲しい……
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