仏壇、お墓の準備は四十九日までに!本位牌の準備もお忘れなく

仏壇・お墓の準備

慌ただしい葬儀が終わり、遺族の肩の荷も少し下りたのではないでしょうか。まずは葬儀の疲れを癒やし、その後に葬儀後にしなければいけないことを検討しましょう。

葬儀後に必要な手続きは行政手続き、お礼の挨拶回り、香典の整理など多岐にわたります。

そして、忘れてはいけないのが仏壇、お墓の準備です。仏壇とお墓、さらに本位牌は四十九日までに用意する必要があります。どれも忘れることなく準備しましょう。

この記事では、仏壇やお墓、本位牌の相場や購入時のポイントについて解説します。

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仏壇、お墓、本位牌の準備は四十九日まで

仏壇、お墓の準備は四十九日までに行う必要があります。なぜなら、四十九日法要の後、納骨、お墓参りを行うのが一般的な流れだから。また、本位牌は四十九日法要で必要になります。

仏壇、お墓がない場合は新たに購入します。既にある場合でも仏壇の引っ越しやお墓の改葬など、必要な手続きがないかを確認しましょう。

本位牌とは白木位牌から代わる位牌のこと。漆を塗られた塗り位牌が一般的です。基本的に、1人つき1本が必要なので、新たに購入する必要があります。

位牌や仏壇選び、魂入れなどを考えると、それぞれの準備の時期を同じにすることで、遺族の負担が多少なりとも軽減できます。手配に時間がかかることもあるため、早めに取り掛かりましょう。

仏壇の準備

仏壇の準備

仏壇の準備も四十九日までに終わらせるのがベター。仏壇を新たに購入する場合と、すでにある仏壇を継承する場合とがあります。

仏壇を購入する場合

仏壇の相場

仏壇は高額なもの、というイメージを持つ方が多いようです。特に、仏壇は値段に幅のある商品で、数万円のものから数百万円、特注のものだと1千万円を超えるものもあります。

仏壇はきちんとしたものを購入し、丁寧に手入れをすれば50年や100年は使えるものです。長い目で見て、質の良いものを選ぶと良いでしょう。

ほかにも、仏具店は何軒か回ってみるのがおすすめです。仏壇の値段は4割引、5割引といった値引きを見かけることがよくありますが、安いと思ってすぐに購入しないようにしましょう。

また、お仏壇には仏具も必要です。お仏壇の表示価格は、お仏壇だけの値段なのか、仏具込みの値段なのかを確認しておく必要があります。

置く場所、サイズ

仏壇を置く場所といえば、かつての日本には仏間が当たり前でした。しかし、現代では和室やリビングルームに安置する場合もあるようです。洋室のお部屋に溶け込むようなデザインの仏壇を購入する方も増えています。

仏壇を置く場所は毎日手を合わせることを前提に、清潔な場所を選びましょう。直射日光や冷暖房の風が当たる場所も良くありません。

また、購入の際には設置場所の寸法を図ってから仏具店に向かいましょう。仏壇の扉は基本的に開放されているのでそのスペースと、礼拝のために座るスペースも確保します。

仏壇の種類と形

仏壇の種類、形は実にさまざまなものがあります。代表的なものは金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇(家具調仏壇)の3種類です。

また、仏壇の形にもさまざまあり、床の上に直接安置でき収納力のある台付タイプ、サイドボードや専用の台の上に安置する上置タイプに分けられます。台付タイプは台の部分に備え付けのいすや経机が収納できる機能的なものもあります。

金仏壇
金仏壇

伝統的な技法でつくられ漆の黒と金箔の輝きが美しい仏壇です。宗教によりつくりが異なります。金箔の厚さによって、一枚掛、二枚掛、三枚掛とあり、三枚掛が最も高価です。

唐木仏壇
唐木仏壇

黒檀や紫檀といった銘木を用い美しい木目を生かした仏壇。金箔を使用していないため比較的シンプルなものが多いです。唐木は表から見えるところに使用しており、唐木をどれだけ使っているかでも値段が変わります。

モダン仏壇(家具調仏壇)

現代の住宅に合わせたフローリングやインテリアにマッチするようデザインされた仏壇です。大きさ、素材も多岐にわたり、好みに応じて選ぶことができます。

仏壇を継承する場合

既に実家にある仏壇を継承することも多くあります。仏壇の継承人に決まりはありません。仏壇に毎日手を合わせられる人が理想的です。

また、仏壇を引っ越しさせる場合、引越し前に魂抜き、引越し後に魂入れが必要です。仏壇の移動に合わせて僧侶にお願いしておく必要があります。

お墓の準備

葬儀の後に準備するお墓について

お墓の準備も四十九日までに必要です。お墓が既にある方でも葬儀を機に永代供養墓にしたり、お墓の引っ越しを行う場合もあります。

お墓を新たに購入する場合はお墓のタイプ、墓園の経営主体、交通アクセスなど、検討する事項も多くあり、後悔しないお墓選びのためにも、落ち着いて検討しましょう。

お墓を新たに建てる場合は1~3か月程度時間がかかります。万が一、四十九日に間に合わないことも念頭に入れて、早めに準備する必要があります。

お墓の相場

2019年にお墓を購入した方の平均額は以下の通りです。墓石のデザインや素材、霊園の場所によっても料金は前後します。

一般墓 納骨堂 樹木葬
176.2万円 87.7万円 68.8万円

永代供養墓の場合は個人墓を設けない合葬・合祀墓で10~30万円、個人墓つきの永代供養墓で70~150万円が相場です。

お墓を購入する場合

上記のお墓の相場は、いくつかの費用を含んだものになります。お墓の購入にはいくつかの費用に分けられ、一般墓ではおもに永代使用料、墓地管理費、墓石費用の3つです。さらに墓石費用の内訳もいくつかの項目に分けられます。

一般墓の購入にかかる費用の内訳
  • 永代使用料
  • 墓地管理費
  • 墓石費用
    • 石材(種類、使用量)
    • 加工費、施工費
    • 彫刻費(墓碑、戒名・法名)
    • アフターケア・メンテナンス費

墓石を必要としない納骨堂や樹木葬では墓石費用がかかりません。

納骨堂には永代供養料と年間管理料料が含まれています。樹木葬の場合は永代使用料、埋葬料、銘板彫刻代、年間管理料料が含まれています。

お墓の購入にあたり、お墓のタイプ、経営主体、交通アクセスなどを考慮すると良いでしょう。

お墓のタイプ

一般墓
一般墓

多くの人がイメージするお墓。代々受け継いでいくもののため、次のお墓の継承者が必要です。

納骨堂
納骨堂

遺骨を納めるための建物で、一般墓に比べて費用を抑えることができます。屋内のため、管理や手入れがらくなのもポイントです。

樹木葬
樹木葬

墓石の代わりに桜などのシンボルツリーの下に遺骨を埋葬するお墓のスタイルです。継承者が必要なく費用もリーズナブルなのが特徴です。

永代供養墓

お墓を継ぐ人がいなくても、お寺などが供養を続けてくれるお墓。管理の必要がない反面、一度入れると遺骨を取り出せないデメリットも。

お墓の経営主体

お墓は経営主体によって、寺院墓地、民営墓地、公営墓地の3つに分けられます。お墓は代々受け継がれていくものであり、また良し悪しがあるため、長い付き合いになることを考えて検討しましょう。

寺院墓地

基本的にお寺の檀家になることが必要ですが、檀家にならなくても利用できる所もある。住職が管理業務を行うので管理が行き届いています。

民営霊園

一般的に比較的立地の良い場所が多く、施設もきれいで使い勝手の良いところが多いです。一般に宗教・宗派は不問のうえ、予算に合わせてお墓の区画や墓石のデザインを自由に決めることができます。いつでも申し込める反面、公営霊園に比べると高額です。

公営霊園

市町村などの自治体が運営する霊園で比較的交通アクセスも良い場合が多いです。費用が安く人気のため、抽選や募集に当選しないと利用できません。

交通アクセス

お墓は建てたらおしまいではなく、定期的にお墓参りをする必要があります。そのため、交通アクセスや立地は重要なポイント。霊園までのアクセスをよく調べておきましょう。

また、駐車場の広さも要チェック。高齢の家族とのお墓参りや、将来車に乗る可能性も考慮します。

お墓はすでにある場合(お墓の継承)

もともとお墓がある方は、特に手続きなどは必要ありません。しかし、納骨の際に墓地使用許可証が必要になるため、保管場所を確認しておきましょう。

お墓の引っ越し(改葬)

もともとのお墓が遠く、今後の管理が難しい場合はお墓の引っ越し(改葬)を行う方法もあります。改葬の手続きについては市町村の窓口で行います。また、既存墓地管理者との手続き、新規墓地管理者との手続きも必要です。

改葬には、遺骨のみの引っ越し、遺骨と墓石の引っ越しなどいくつかのパターンがあります。パターンによって料金は前後しますが、既存墓地からの撤去費用、お墓を新しく建てるための費用などがかかります。

墓じまい

墓じまいとは、現在のお墓の墓石を撤去し、更地にして墓地の管理者に敷地を返すことです。改葬は、自分たちでお墓を管理しやすいよう遺骨を新たなお墓に移すのに対し、墓じまいは遺骨は散骨や永代供養など行うため、お墓はなくなります。

多くの場合は改葬の行程に墓じまいが含まれています。墓じまいのみ行うことは少ないようです。

本位牌の準備

本位牌の準備

位牌は加工や形から大きく分けると塗り位牌、唐木位牌、モダン位牌の3種類があります。さらに、位牌の頭や肩、足の部分のデザインがそれぞれ異なります。

本位牌の相場

本位牌の種類相場
塗り位牌1~10万円
唐木位牌2~7万円
モダン位牌3~5万円

塗り位牌の相場

一般的な塗り位牌の相場は、本漆の場合4万~10万円程度、合成漆の場合は1万円程度です。塗り位牌に塗られる漆には本漆と合成漆があり、どちらを塗るかによって値段が変わります。本漆のほうが工程数も多く、完成するまでに1か月以上もかかる高級品も。

唐木位牌の相場

一般的な唐木位牌の相場は2万~7万円ほどです。唐木位牌は使用される木材のランクによって値段の差がでます。また、木目が美しく出ているものは値段が高く、さらに彫刻が施されたものは30万円近くになることも。

モダン位牌の相場

モダン位牌の相場は、一般的に3万~5万程度です。モダン位牌はクリスタルや唐木、漆などデザインや素材もさまざまで、なかには20万円近くするものもあります。

本位牌の種類

塗り位牌

塗り位牌

最も一般に普及されている位牌です。白木に漆を塗り、金箔や金粉などで飾られています。主な産地は会津、和歌山、名古屋など。会津塗りの塗り位牌は500年もの伝統を誇ります。

唐木位牌

黒檀(こくたん)や紫檀(したん)などの銘木で作られた位牌。 耐久性に優れ、虫や菌に侵されにくいのが特徴です。一つひとつ異なる美しい木目は重厚な雰囲気をもたらします。

モダン位牌

リビングルーム、モダン仏壇など、現代の生活環境に合わせた洋風の位牌です。素材やデザインの種類が多いため、故人にふさわしいものを見つけやすいメリットがあります。

本位牌を選ぶポイント

位牌には数多くの種類があるものの、宗旨や宗派によってお祀りすべき位牌が決まっているわけではありません。つまり、原則として位牌を用いない浄土真宗以外の宗派では、数ある位牌の中から故人らしい位牌を選ぶことができます。

位牌のサイズに決まりはありませんが、平均的なサイズで3~4寸(10~13センチ)程度です。位牌は仏壇に安置するものなので、仏壇に合わせたサイズを選びましょう。

位牌には戒名、没年月日、没年齢、俗名を入れる必要があります。2週間ほどかかるため、早めに購入しましょう。

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