家族やお寺の宗教や宗派が違うときの葬儀
家族で宗教が違う場合の葬儀とは、行う方法にいくつかの選択肢がある葬儀でもあります。できる限り故人の遺志を尊重したいものですが、事情は各家庭で異なるため正解はありません。では、家族の宗教が違うときの葬儀にはどのような方法があるのでしょうか? ...
2007年鎌倉新書入社。「月刊仏事」編集記者を経て、葬儀・お墓・仏壇など、終活・エンディング関連のお役立ち情報を発信する複数のWebメディアを立ち上げ。2018年には葬儀情報に特化した「はじめてのお葬式ガイド」をリリース。ライフエンディングコンサルタントとして「サンデーステーション」「Abema Prime」に出演するほか、「週刊女性」「介護ポストセブン」「マネーポストWEB」にコメント提供するなど、多方面で活躍中。
「直葬」は近年、急激に増えた葬儀形態の一つで、通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみを行うものです。故人とのお別れは、火葬炉の前で簡単な形で行われ、火葬前に数分取るだけのケースもあるようです。僧侶(宗教者)がみえる場合は、お別れのときと火葬炉に入ったあとの数分間のご供養になります。直葬には、費用を安く抑えられる、時間を短縮できるなどのメリットがある反面、葬儀後に煩わしい思いをしたり、苦言を呈されたりする場合もあるようです。また、菩提寺(ぼだいじ)に黙って直葬を行ってしまうと、代々のお墓に遺骨を納められないケースもあるので、検討する際は慎重に考える必要があります。