社葬当日

社葬は会社にとってどのような意味のあるものなのか。どのような役割を担うものなのか。社葬に関わる全社員があらためて社葬と向き合い、「絶対に成功させる」という意気込みで挑みましょう。

社葬当日は、式の2~3時間前に集合し、それぞれの係の役割を再点検します。その前線基地となるのが運営本部といえます。葬儀委員長をトップに、実行委員長を中心に当日は進めていきます。葬儀実行委員は、担当別に最終打ち合わせを行い、各自の持ち場や動線をチェックし、配置につきます。遺族が到着したら、葬儀委員長、喪主、遺族で式の進行について確認。葬儀実行委員長は供花や供物などに不備がないかを調べ、奉読する弔電を選んで順番を決めておきます。
開式15分前には、葬儀実行委員長、喪主、遺族、来賓は席順に従って着席します。

宗教形式と無宗教形式の流れ

宗教形式の場合

  1. 開式の辞

    開式を宣言するためのものです。司会者もしくは葬儀副委員長などが行う場合が多いようですが、省略されるケースもあります。短く簡潔にま
    とめ、必要に応じて「誰の葬儀であるか」「どのような形式で行うか」を明確にします。

  2. 黙祷

    黙祷とは、声を出さずに心の中で、対象に祈ることです。社葬は、一般的には業務時間内での施行のため、役員と係員のみの参列が多いですが、参列できない社員のために、社葬開始時間に合わせて黙祷を行うケ
    ースもあります。

  3. 経歴紹介

    故人の生年月日や学歴、入社年月日、その後の職務経歴、会社で果たしてきた役割や上げてきた成果、業績などと絡め、周囲からの見た印象や
    人柄、性格などを紹介します。

  4. 弔辞

    弔辞とは、故人へかける最後のお別れの言葉です。弔辞奉読者は、葬儀委員長、取引先、友人代表、社員代表など3~4人。時間は4~5分くら
    いにまとめるのが一般的です。

  5. 弔電奉読

    弔電は、社葬に参列できない場合に打つ、お悔やみの電報です。弔電が多いときは2~3通に絞ります。事前に読み上げる順番や会社名・お名前
    などの読みを確認しておきましょう。

  6. 葬儀委員長謝辞

    社葬の主催者である葬儀委員長の挨拶です。故人との関係を簡潔に述べ、故人の生涯や人柄、業績を伝え、最後に参列してくれた人への感謝
    の言葉で結ぶのが一般的です。

  7. 喪主挨拶

    故人の家族を代表する形で、喪主が故人の代わりに、会葬者に向けて参列に対するお礼の言葉を述べます。重ね言葉や禁句などはありますが、
    感謝の気持ちを伝えることが重要です。

  8. 葬儀委員長献花

    献花・焼香いずれの場合も、葬儀委員長から始めるのが一般的です。花側を右手に受け取り、茎側が献花台へ向くように持ち替え、そのまま献
    花台へ供えます。遺影を仰いで黙祷を捧げ、遺族に一礼し、自席に戻ります。

  9. 喪主献花

    葬儀委員長に続き、喪主が献花を行います。葬儀委員長や喪主は、社葬の重要な役割を担う人です。謝辞や挨拶だけでなく、献花・焼香も事前
    に手順を確認しておくと良いでしょう。

  10. 遺族・親族献花

    会葬者の多い社葬の場合は、遺族・親族、来賓の献花は代表者までとし、それ以外の方や会葬者は、複数人まとめて献花・焼香を行うケース
    もあります。

  11. 来賓・会葬者献花

    ※内容が同じになってしまいます。遺族・親族献花とまとめてはいかがでしょうか?

  12. 閉式の辞

    閉式を宣言するためのものです。開式の辞同様、司会者もしくは葬儀副委員長などが行う場合が多いようですが、省略されるケースもありま
    す。短く簡潔にまとめましょう。

葬儀実行委員の当日の役割について

《葬儀委員長の役割》

社葬の統括最高責任者です。会長が亡くなった場合には社長が、社長が亡くなった場合には副社長が務めるなど、会社の序列によって選出されます。所属組合の理事長や親会社の社長など、社外から選ばれる場合もあります。
社葬当日は、遺族到着時と出棺時の葬列の先導を担当します。喪主に先立って焼香を行うほか、参列者に謝辞を述べたり、故人の経歴を紹介し、功績を称えるなど、社葬の表舞台での中心的役割を担います。

《葬儀実行委員長の役割》

社葬を実行するために設けられた、葬儀実行委員会のトップを務めるのが葬儀実行委員長です。社葬全般を取り仕切り、葬儀実行委員を選出し、各係の統制を行い、社葬後の実務処理までの責任を持ちます。普段から経営層のサポートを行うだけでなく、各部署とのコミュニケーションが欠かせない立場上、総務部長が向いているとされています。
社葬当日は、運営本部係の責任者として、社葬全体を見守り、不測の事態に備えます。

《葬儀実行委員共通の役割》

葬儀実行委員長によって選出され、受付係や式場案内係、接待係など、社葬業務に関わる各セクションの責任者を務め、それぞれのセクションで社葬業務に携わるメンバーを選任し、まとめます。葬儀委員は企業側の代表ともいえます。
社葬の実施日程や場所、遺族や参列者の人数、供花・供物、香典受諾の有無など、それぞれのセクションで、社葬の実施に関わる具体的な内容を決定し、準備から実行までを行います。
出棺時は式場入り口で整列して棺を見送ります。 喪主(遺族)は、葬儀委員長を先導に位牌、遺影、棺、親族の順に入場します。出棺時も同様に、葬儀委員長を先導に、位牌、遺影、棺、親族、そして葬儀委員の順に葬列を組みます。

<葬儀実行委員〜運営本部係〜の役割>

葬儀実行委員長を責任者とし、社葬業務の統括や実務管理を行い、葬儀社や遺族、経営層との打ち合わせなどを担当します。
社葬当日は、実行本部に詰め、各係への指示伝達や、各係から入る連絡の中枢を担います。不測の事態が発生した場合には、各係員に適切な指示を与えます。司会者とは密に連絡を取ることのできる連絡係などを決めておきます。連絡係はメモ用紙を常に携帯し、連絡事項を口頭で伝えとともにメモを手渡すことでより確実性が増します。

<葬儀実行委員〜受付・クローク、香典・返礼品係〜の役割>

受付係は、参列者名簿に従い、遺族や来賓、葬儀参列者や一般会葬者などの受付や、当日式場に届いた供花や供物、弔電などの受付と併せて、会葬者芳名帳や名刺の整理を行います。また、社葬終了時には、会葬礼状と粗供養品を渡します。取引先関係、業界関係、親戚・友人関係などに分けて設置することで、よりスムーズな対応が可能になります。
なお、香典を辞退する場合、死亡通知状や死亡広告に香典辞退の旨、必ず明記しましょう。香典辞退を通知したにもかかわらず、香典を持参された場合の対応については、受付担当者によって対応が変わることのないように、あらかじめきちんと決めておく必要があります。。
クローク係は、来賓や葬儀参列者、一般会葬者の荷物を預かり、終了後には返却する役割を担います。
丁寧で確実な対応が求められます。

<葬儀実行委員〜式場案内係〜の役割>

葬儀委員長や喪主、遺族や弔辞者などの席次や、席札の名前の確認を行います。
遺族や来賓、葬儀参列者や一般会葬者を、各控室や待合所などへ案内するだけでなく、開式時間が迫ってきたら、式場の正しい座席に誘導します。また、僧侶などの宗教者を控室に先導し、葬儀開始の際には式場へ案内する役割も担います。
焼香時には、葬儀参列者や一般会葬者を順番に誘導し、焼香を終えて帰られる方には、会葬礼状と粗供養品をお渡しするため、受付に案内します。

<葬儀実行委員〜接待(遺族・来賓・宗教者対応)係〜の役割>

遺族や来賓、僧侶や参列者、一般会葬者などに対し、各控室や待合室で接待を担当します。軽食や弁当がある場合は配布と回収、葬儀終了時には、おしぼりの配布と回収などを行います。遺族係や僧侶係などと決めておくとスムーズに対応できます。 式場では式場内係、会葬者誘導係、救護係などの各セクションを設置します。

<葬儀実行委員〜式場設営、供花・供物係〜の役割>

供花や供物を名札に従い、配列順に沿って並べます。
式場レイアウトをもとに、式場内の祭壇や座席、メモリアルコーナーや飾り付けなど、式場内の設営に不足しているものはないか、レイアウト通りに配置されているかなどの確認や点検を行います。

<葬儀実行委員〜記録・撮影係〜の役割>

写真やビデオなど、社葬全般の撮影を担当します。カメラなどの撮影機器の準備や点検は入念に行います。事前に式次第を確認しながら、あらかじめ撮影のポイントを決めておくとよいでしょう。
遺族や来賓、参列者や一般会葬者だけでなく、供花や供物は名札が判るように撮影し、祭壇やメモリアルコーナー、受付なども撮影し、記録として残します。

写真やビデオによる記録のほか、文書による記録もしておきましょう。あとになって企画されることもある追悼録の製作や、慰霊碑建設などにも役立ちます。次の世代に引き継ぐ大事な記録にもなり、将来的に発生する社葬のお手本にもなります。なお、式典中の撮影ではなるべく参列者の迷惑にならないようにしましょう。

<葬儀実行委員〜駐車場・場外案内係〜の役割>

駐車場係は、会葬者数を想定して適切な駐車スペースを確保し、駐車場での車の誘導や整理を行います。また、マイクロバスやハイヤーの誘導や、乗車・下車位置でのドアの開閉、乗車者・下車者の案内などを担当します。
場外案内係は、最寄り駅や式場までの道路に立ち、地域の住民や事故防止に配慮しながら、参列者や一般会葬者の案内を行います。

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