葬儀日程について。お通夜・お葬式・法事法要のスケジュールはどうやって決めるの?

2018年3月23日

お葬式のスケジュール、お通夜や葬儀・告別式の日程はどのように決めるのでしょうか?ご逝去の後、葬儀を終えるまでのスケジュールの決め方、さらに初七日法要や四十九日法要の日程の決め方についてまとめています。日程を決める際に必要な確認事項についてもみていきましょう。

亡くなって、葬儀社が決まったら、まず決めなければならないのが、葬儀の日程です。
突然亡くなることもあるため、時間的余裕のない中で葬儀の日程を決めることも多いです。葬儀はいつまで行わなければならないという決まりはありません。しかし、遺体の腐敗ということも考慮すると、なるべく早めに行うのが望ましいです。

一般的なお通夜・お葬式の日程の決め方

一般的な葬儀のスケジュールは、故人が亡くなった翌日に通夜を行い、さらにその次の日に葬儀・告別式と火葬を行います。
喪主を務める際には通夜と葬儀・告別式を行う日取りを決めて、それぞれの日の具体的なスケジュールも決めなければなりません。
喪主は通常、故人の配偶者や息子など故人と特に縁が深かった人が務めます。精神的にもつらい状況で、時間的余裕もない中で葬儀の内容を決めることになります。そのため、実際には葬儀社の担当者が主導して取り決めをすることが多いです。

友人・知人への訃報連絡は葬儀の日程が決まってから

ただ、葬儀社を呼ぶ前に医師に死亡診断書を作成してもらわなければなりません。自宅で亡くなった場合にはまず、かかりつけの医師などに連絡をします。
葬儀社に連絡し、担当者が来た後は、打ち合わせをして安置する先や、通夜、葬儀を行う場所とともに、具体的な日取りや細かなスケジュールを決めますスケジュールがはっきりと決定してから、親族や友人、知人などに訃報を伝えます。

通夜、葬儀・告別式の開始から終了まで

通夜は通常故人が亡くなった日の翌日に行います。

ただし地域によっては亡くなった当日に行ったり、反対に宗教者や喪主、親族の都合、斎場や火葬場の空き状況などで遅らすこともあります。それぞれの予定を考慮した上で決定します。

通夜は夕方から夜にかけて行うことが多いです。午後の6時くらいに開始するのが一般的です。

葬儀・告別式は通夜の翌日に行うのが一般的です。

開始期の時刻は火葬の時間にもよりますが、午前中か午後の早い時間など日中に行います。地域によって、葬儀・告別式の後に出棺して火葬を行う後火葬の地域と、葬儀・告別式の前に火葬を行う前火葬の地域とがあります。前火葬の場合、出棺をして火葬をしてから、遺骨を祭壇に安置し、葬儀を行います。

>>通夜の日程はどう決める?開始~終了時刻の目安は?通夜の流れと焼香の順番は?通夜振る舞いの席には着くべき?

葬儀の日程を決めるのに必要な確認事項

葬儀は、亡くなった翌日に通夜を行い、さらにその翌日葬儀・告別式という日程が一般的ですが、必ずしもスムーズな日程が組めるとは限りません。状況に応じて日程をずらさなければならないこともよくあります。日程を決める際に確認しておくべき事項を見ておきましょう。

葬儀日程は火葬場の空き状況で決まる

通夜や葬儀・告別式の日程を決めてから火葬場に予約を取ろうとすると、希望する時間帯の予約枠が既に埋まっている可能性もあります。

火葬場によってはほぼ毎日稼働しているところもあります。希望する時間帯が既に埋まっている場合には、時間を後にずらして行うことも可能ですが、火葬場の空き状況を確認してから日程を組むのが一般的です。

葬儀式場の空き状況も合わせて考慮した上で、葬儀・告別式の日程を決めます。葬儀・告別式の日程が決まったら、それに合わせて通夜の日も決まります。

菩提寺・僧侶の都合と葬儀日程

通夜や葬儀・告別式では宗教者に連絡し、式を執り行っていただくよう、お願いします。菩提寺や付き合いのある寺院の僧侶などに連絡します。

しかし、僧侶にも予定があるため、いつでも来られるというわけではありません。葬儀の日程を決める際には、僧侶の都合も確認しておきましょう。なるべく早めに連絡を取っておきます。僧侶の予定に合わせて、1日か2日程度なら日程をずらしても問題ありません。ただ、どうしても予定が合わない場合には、同じ宗派の他の寺院の僧侶を紹介してもらうなどして、対応します。

友引と葬儀の日程について

一般的に友引の日に葬儀を行うことは避けるべきとされています。友引は六曜の1つで葬儀に関して凶日とされている日です。

友引の本来の意味は引き分けですが、「友引」という言葉のイメージから友を引き連れて行くという意味が定着しました。さらに、六曜は仏教の教えとも関係ありません。このように本来の意味を考えても、何の根拠もないことですが、習わしとして友引の日に葬儀を行うことを避ける場合もあります。実際に友引の日に葬儀を行うことも少なかったため、友引の日を休みにしている火葬場もありました。

トラブルを避けるという点であれば、葬儀の日程が友引になる場合には、親せきなどにあらかじめ相談して了承を得た上で決めるとよいでしょう。もし、どうしても気になる場合には、葬儀・告別式の日程を1日後にずらします。なお、通夜の日は友引と重なっても問題ありません。

>>友引にお葬式は避けるべき?お通夜・告別式・火葬の日程について

地域ごとによる風習の違い

葬儀の日程の組み方は地域によって差があります。

亡くなった日の翌日に通夜を行うというのは、あくまで全国的に見られる日程です。地域によっては亡くなった当日に通夜を行うところもあります。

火葬に関しても、先述のように、葬儀・告別式の後ではなく、葬儀・告別式の前に行う地域も多いです。地域は同じでも宗派やそれぞれの家庭によって異なる場合もあります。

葬儀の日程を決める際には、地域の風習を確認しておきましょう。地域の風習を無視した日程にしてしまうと、気にしてしまう人もいます。

六曜に関しては、友引の日を避けるのが全国的にほとんどの地域で見られる風習ですが、他にも六曜で日を合わせたり避けたりする風習があるかも知れません。

仏滅の日と合わせたり、先負の日の午前中を避けたりする地域もあります。友引の日も、通夜なら問題ないとする地域もあれば、葬儀・告別式と通夜の両方とも友引の日は避ける地域もあり、扱いはまちまちです。

初七日、四十九日など法要について

仏式では故人が亡くなってから7日ごとに法要を行います。最初の法要は初七日です。

葬儀の日程をスムーズに組めた場合、葬儀・告別式と火葬が済むのは2日後です。この場合でも、葬儀が終わって5日後には再び親戚で集まって初七日を行うことになります。

初七日法要の日程について

友引の日があったり火葬場の予約が取りにくかったりして葬儀の日程が遅めになった場合には、葬儀が終わってから2、3日で初七日です。

何度も集まるのは大変であるため、葬儀の日に初七日も済ませてしまうこともあります。特に遠方の地域に住んでいる親戚がいる場合には、葬儀と同じ日に行うこともあります。

葬儀・告別式に初七日法要を入れる式中初七日や、火葬の後、初七日法要を行う繰り上げ初七日と呼ばれる法要です。

葬儀の日とは別に改めて亡くなってから7日目に初七日を行う場合にも、僧侶を呼んで読経を行います。お斎も用意して、精進落としの会食をするのが一般的です。

>>初七日法要について

四十九日法要の日程について

仏式の葬儀では、初七日以降も正式には7日ごとに追善供養の法要を行うとされています。

しかし、実際には家族や故人と血縁の近い親族のみで供養する程度で、僧侶を呼んできちんとした形で法要を執り行うことはあまりありません。

初七日の次に親戚を集めて法要を行うのは四十九日というのが一般的です。初七日は親族のみで行うことが多いですが、四十九日は生前に親しかった友人や関わりの深かった知人なども出席します。また宗派や地域によっては三十五日の法要を重視することもあるようです。

四十九日までは、故人の魂はまだこの世にとどまっているとされています。死者はあの世に行くと生前の行いに関して裁きを受けるとされており、四十九日の日にその裁きが終わり、魂もあの世へ向かうというわけです。四十九日は忌明けの日でもあります。

四十九日の法要を行う日は、文字通り故人が亡くなってから必ず49日後というわけではありません。通常は49日よりも少し前の土日や祝日などに行います。

ただし、49日後よりも後ろ倒しにして行うのは望ましくありません。また、四十九日は葬儀と異なり、出席して欲しい人に案内状を送付します。出席者の人数などを把握した上で会場を選び、会食などの準備をします。

>>四十九日法要について

四十九日法要にかかる時間はどのくらい?

四十九日法要で行うことは、主に焼香と僧侶による読経です。納骨を行う場合もあります。時間は午前でも午後でも大丈夫です。午後の場合には、比較的早めの時間にするのが望ましいでしょう。四十九日法要そのものは1時間程度で終わります。

四十九日法要の後は、会食をしますが、このときの食事が本来の意味での精進落としです。

四十九日は法要の中でももっとも重要度の高い法要です。四十九日の後の法要は百か日でその次は一周忌ですが、いずれもごく血縁の近い親族のみで行います。

仏式以外の法要とは

神道の霊祭とは

神道では、霊祭と呼ばれる儀式を行います。死後、十日ごとに十日祭、二十日祭と霊祭を行います。ただし、仏式の初七日にあたる十日祭や、四十九日にあたる五十日祭はほかの霊祭と比べ行う人も多い傾向があります。

さらに、故人の霊を先祖の霊とする合祀祭も、五十日祭やそれに続く、百日祭、そして1年後の一年祭で行うことが多いそうです。この時には、仏教でいう仏壇にあたる祖霊舎(それいしゃ)に、霊璽(れいじ)を祀ります。

また、一年祭までは霊園などお墓の前で行うのが通例とは言われていますが、近年は特に都市部など、お墓の区画も小さくなる傾向があります。墓所の前に祭壇をしつらえるのではなく、会場を借りて行うとケースも増えています。

もともと神道の儀式には、必ずこうしなければならないというルールがあるわけではありません。人々の生活に根差して行われていた祭典が日々変化しながら、今に至っているというようです。そのため、それぞれの地域によっても作法など異なります。迷ったときにはその地域の葬儀社に確認するのもひとつの方法です。

キリスト教の追悼ミサと記念式典

キリスト教のカトリックでは、追悼ミサを行います。追悼の日は、3日、7日、30日、そして毎年の命日とするのが一般的です。特別に決まりがあるというわけではなく、古代ローマの風習をそのまま受け継いでいるそうです。特に故人や遺族に仏教徒が多い場合には、初七日や四十九日に合わせて日程を決めることもあるそうです。会場は教会などで行うことが多いようですが、葬儀式場など斎場を借りることもあります。

一方、プロテスタントでは記念式典を行います。こちらも教会などで行います。

やはり地域性などの違いもあるので、詳しいことは教会や葬儀社に確認しましょう。

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