はじめてのお葬式ガイド
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お盆の時期はいつ?盆飾りとお供え、新盆、盆提灯、香典の目安などお盆の迎え方を総まとめ

お盆の時期、迎え方_はじめてのお葬式ガイド

夏と言えば、お盆。お盆休みには故郷に帰省したり、お墓参りをしたり。楽しいイベントがたくさんありますが、ご先祖様を自宅に迎えて、供養する大切な時期でもあります。

日々の生活の中にも、お盆由来のものはたくさんあります。それだけ日本人にとってお盆は大切なのかもしれません。今回は、お盆の基礎知識についてご説明します。

*この記事は2018年8月23日に投稿した記事に新たな情報を加えてリライトしたものです。

お盆とは?

お盆というのは、ご先祖様を供養する儀式で、正式には「盂蘭盆(うらぼん)」と言います。「ご先祖の霊がこの世に里帰りする」大切な時期と考えられており、ご先祖様の霊を招いて供養します。

帰ってくる祖霊を迎える行事は、例えばメキシコの死者の日など世界の各地に見受けられます。日本のお盆の風習も、中東からシルクロードを渡って伝わってきたと言われています。

新盆と旧盆、お盆の時期がいくつもある理由

お盆には主に7月の「新盆」と8月の「旧盆」があります。

明治維新の後、日本の近代化を押し進めていた明治政府は明治6年、暦をそれまで用いていた太陽太陰暦(たいようたいいんれき)から、欧米と同じように太陽暦(たいようれき)に変更しました。一説には、当時財政難に苦しんでいた明治政府が、1年が13ヵ月ある旧暦から12ヵ月の新暦とすることで、1ヵ月分の公務員の給与が削減できるという事情もあったといわれています。しかし、明治5年の12月3日が突然、明治6年の1月1日になってしまったので、混乱もあったようです。

この時、お盆の時期も今の7月になりました。

でも、旧暦では農閑期にあったお盆も、1ヵ月も早まると農作業も忙しい時期と重なってしまいます。そこで地域によっては「月遅れ盆(旧盆)」、8月15日をお盆としましょうということになって現在に至っています。

さらに旧暦のお盆の時期に合わせる、地域の産業に合わせるなど、各地によって、さまざまなお盆の時期があるようです。

仏教説話でのお盆のはじまり

お盆のはじまりについては諸説あります。仏教では目連尊者(もくれんそんじゃ)のお母さんの次のような説話が知られています。

昔、お釈迦様のお弟子の目連尊者が、神通力を使って亡き母の様子を見てみると、なんと地獄に落ちて、飢えと渇きに苦しんでいました。驚いた目連尊者がお母さんを助けようと水をあげても、お母さんの口に入る前にあっという間に乾いてしまい、飲むこともできません。

お釈迦様に相談すると、お母さんの生前の悪い行いによって、地獄の苦しみにあっていると教えてもらいました。

その後、お釈迦様の教えに従って、おおぜいの僧侶を招き、食べものや飲み物をお供えして供養をしたところ、地獄に落ちたお母さんは、極楽に往生できました。以来、この日は、父母やご先祖様に感謝をささげる大切な日になりました。

お盆の時期にお寺ではよく「お施餓鬼(せがき)」を行っています。

施餓鬼というのは、餓鬼道という地獄に落ちてしまい、飢えと渇きに苦しんでいる亡者(餓鬼)に食事を施して供養するものです。「この日に行わなければならない」と決まっているわけではありませんが、一般的にはお盆の時にご先祖様への追善供養として行われることが多いようです。

お盆の準備と迎え方

精霊棚を飾る

12日夕刻、または13日午前中。精霊棚や仏壇のお飾りとお供えをすませます。

精霊棚は盆棚、先祖棚ともいい、仏壇の前や座敷の縁側に近いあたりに小机を置き、その上に真菰(まこも)のござや白布を敷いて、先祖の位牌と供物を置きます。

迎え火を焚く

13日夕刻。盆堤灯に火を灯 します。

家の門口や玄関で素焼の焙烙(ほうろく)にオガラという麻の茎を折っ てつみ重ね、火をつけて燃します。

これを迎え火といいます。その煙に乗って先祖様が家に帰ってくるのをお迎えします。

送り火を焚く

16日、または15日。家に迎えた精霊をお送りします。

迎え火をたいたのと同じ場所で、16日(または15日)にもう一度オガラ をつみ重ねて火を焚きます。

これを送り火といいます。

お盆のお供え、精霊馬と鬼灯の提灯

精霊棚、盆棚には、水を入れた鉢、新鮮な野菜や果物などをお供えします。

精霊馬、精霊牛

また、きゅうりとなすにおがらや割りばしなどで足を付けて、馬や牛を作ります。それぞれ精霊馬、精霊牛といいます。

ご先祖様に「馬に乗って早く来てくださいね」「帰りは牛に乗ってゆっくり帰ってくださいね」という想い が込められています。また、ご先祖様は馬に乗って、牛には荷物を乗せるという説もあります。

鬼灯

鬼灯(ほおずき)を飾るのは、ご先祖様が戻って来る時に提灯のように足元を照らすためとか、迎え火や送り火を表していると言われています。

7月9日、10日には東京・浅草の浅草寺でほおずきの市が立ち夏の風物詩となっています。この日に浅草観音に参拝すると4万6千日(しまんろくせんにち)参拝したのと同じご利益があるといわれています。

新盆の迎え方と盆提灯

四十九日の忌明け後、初めてのお盆を新盆といいます。仏様になった故人が、「亡くなってから初めて里帰りをする」大切な行事です。四十九日より前にお盆が来る場合は、初盆は翌年となるのが一般的です。

「新盆」と書いて「はつぼん」「にいぼん」または「あらぼん」などと読みます。それ以外にも、新盆には「あらそんじょ」「にいじょうろ」「ねじょうれい」など、さまざまな呼び方があります。

新盆の場合、故人を通常のお盆よりも手厚く供養するのが一般的です。例えば、普通のお盆では模様の入った盆提灯を飾るのに対し、新盆では絵柄の無い白提灯を飾り、僧侶や近親者を招いて初盆法要を営みます。この白提灯はお盆が終わると、送り火で燃やしたりお寺に納めたりするようです。

なお、親せきや縁者から盆提灯やお香典、供物などを贈られることもありますが、お返しは必要ありません。また、盆提灯を贈る立場の場合は、最近は住宅事情などもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

お盆法要へのお香典の目安

お盆法要に伺う際は、お香典を持って行きましょう。

お香典の表書きは「御仏前」もしくは「御供物料」です。

5千円から1万円くらい。お葬儀のお香典と同額程度が目安と言われています。

お盆 とお彼岸の違い一覧表

日常の生活に密着していて、しかも大切な仏教の行事には、お盆のほかにお彼岸もあります。

ときどきごっちゃになってしまうので、簡単な対照表にまとめてみました。

 

お彼

ご先祖様が帰ってくる期間 仏教徒として正しく過ごしながら、ご先祖様に想いを馳せる期間

年に1回(夏) 年に2回(春・秋)

7月13日~16日(地域によっては8月) 春彼岸 : 春分の日の前後3日間
秋彼岸 : 秋分の日の前後3日間

やるこ

精霊棚を飾る
迎え火・送り火を焚く
施餓鬼会・盂蘭盆会
お墓参り
お仏壇、仏具の掃除
彼岸会
お墓参り

夏の風物詩もお盆由来のものがたくさん

日ごろよく耳にすることで、お盆に由来するものは、実はたくさんあります。

盆踊りのように「盆」と付くものもあれば、なかなか簡単には結び付かないものもあります。

お中元

日本で初めて公にお盆の行事が営まれたのは、推古天皇の時代と言われています。その後、聖武天皇の時代に、宮中行事として執り行われるようになりました。

江戸時代になると庶民の行事としても盛んになります。

このころ、「盆礼」といって親族や知人の家を訪ね、贈り物をするようになりました。

これが、今の「お中元」につながっていると言われています。

盆踊り

盆踊りのはじまりは平安時代、空也上人の踊念仏がお盆の行事と結びついたと言われています。

このほか、古くからそれぞれの地域で伝わってきた信仰の儀式が盂蘭盆と結びついたというようにいろいろな説があります。

新盆を迎える家の前で、頬かむりで顔を隠した人が亡くなった人に扮して踊ったりと、死者を供養するための踊りという意味があるようです。また、盆踊りのやぐらの上に盆棚を飾るという地域もあると言われています。

「大文字焼き」と「精霊流し」

観光客もにぎわう京都の「大文字焼き」や北九州各地の「精霊流し」もお盆の行事。送り火の一種です。

夏の風物詩、打ち上げ花火も、精霊送りの行事から生まれたそうです。

まとめ

お盆の迎え方は宗派によっても異なりますし、仏教行事である一方で、それぞれの地域の風習という面もあります。詳しくは菩提寺に聞いてみましょう。

ちなみに、2019年は7月13日お盆の入りが土曜日、15日が「海の日」で祝日のため3連休。また、8月は月遅れ盆直前の11日が「山の日」。しかも日曜日なので、8月12日は振り替え休日となり、カレンダー通りでもお盆前に3連休が見込まれます。

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