日本の仏教

小林憲行【記事監修】
小林憲行

記事監修小林憲行

日本の仏教の各宗派の解説
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天台宗

「さまざまな仏さまは釈迦牟尼仏が、縁によって私たちを救うために姿を変えて現れたものである」と天台宗では考えます。

真言宗

真言宗は真言密教とも言い、「即身成仏」を教えの根幹にしています。これは密教の修行の実践により、誰でもただちに仏になることができるという教えです。

浄土宗

阿弥陀如来が西方十万億土のかなたにつくられた、浄らかな極楽浄土に往生することを説く教えです。極楽浄土に往生し、そこで阿弥陀如来の説法を聞いて仏になるのです。

浄土真宗本願寺派

仏さまになるには、修行によって煩悩を断ち切り、善根を積むことが必要である、とされてきました。しかし、今の私達にとって、それを毎日続けてゆくのは非常に難しいことなのではないでしょうか。そこで、阿弥陀如来は私達のような者を救おうと誓い、浄土を建立したのです。この、阿弥陀如来の建立した浄土に生まれる道を説くのが浄土真宗の教えです。

真宗大谷派

真宗では、「阿弥陀如来に帰依すると決めた時点で、誰でも仏になることが約束される」としています。ですから、阿弥陀如来に帰依した後の念仏は仏になるために唱えるのではなく、仏になれた感謝の表現として唱えるものなのです。

臨済宗

中国で臨済宗を開いた臨済義玄(りんざいぎげん)を宗祖として仰ぎ、日本に臨済宗を開いた明庵栄西(みょうあんようさい)を開祖としています。しかし、栄西の系譜は早くに途絶えました。その後、中国からの渡来僧を開山とする多くの臨済宗寺院が建立されます。

曹洞宗

曹洞宗の修行の基本は坐禅です。修行は坐禅だけには限りませんが、ただひたすらに坐禅を行うこと(只管打坐(しかんたさい))を最も重要に考えます。そして、坐禅の心とすがたで、日常生活を生きていく(即心是仏(そくしんぜぶつ))ことを説きます。

日蓮宗

日蓮宗ではお釈迦さまの説かれた教えの中でも『法華経』(ほけきょう)こそが、世の中を救う絶対最高の教えであるとします。その法華経を説かれた、実際に歴史上に存在されたお釈迦さまは「久遠実成(くおんじつじょう)の本仏」が自身を表した姿です。

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