般若心経の意味を分かりやすく解説!「ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー」の意味がついにわかる!


仏教の教えを記した経典の中でも、特によく知られているものが般若心経です。

経典は漢語で書かれているため、一般の人がいきなり目を通しても、内容を理解するのはなかなか難しいものがあります。

しかし、実はその内容は現代にも通じる、人間だれしもが抱える悩み苦しみについてと、その救いについて書かれてるんです!

 

今回はそのありたいお経について、現代語訳で、その内容を紹介します。

読経にはどのような意味が込められているのですか?

お経をあげることには、二つの意味があります。ひとつは、亡くなった方へのご供養です。では、供養とは何でしょうか。仏教では輪廻転生の思想の元、亡くなられた方が再び生まれ変わると考えます。亡くなって輪廻されたばかりの人は幼い子供と同じです。

そのため、その魂にたくさんの栄養を送る必要があります。これを、栄養を供えると書いて「供養」と呼ぶのです。

お経をあげることで、魂に栄養をお供えする、これが読経の一つ目の意味になります。もう一つの意味は、生きている人を励まし、教え導くためです。お釈迦様からの教えを僧侶が代弁し、列席者の人たちに伝えるため、ということになります。

般若心経の教えとは

般若心経とは仏教のうち、大乗仏教の「空」「般若」の思想を説いた経典です。「空」とは、すべての存在は因縁によって生じたものであり、実体のないものであるとする思想のこと、また般若とはいわゆる「悟り」のことを指します。

その昔、玄奘三蔵、つまり三蔵法師がインドから持ち帰った経典が般若波羅蜜多経です。

サンスクリット語を漢語に訳し、600巻ほどにまとめられています。

この般若波羅蜜多経の中から、さらに大乗仏教の神髄というべき部分を抜粋し、わずか300字ほどにまとめあげたものが般若心経です。

般若心経はものごとや思想にとらわれて苦しむことのないよう説くもので、仏教の宗派の多くはもちろん、仏教を離れた場でも読まれることがあります。

江戸時代には文字の読めない人のために「絵般若心経」という、内容を絵で表現したものが作られたほど、人々に親しまれてきたお経です。

現代でもさまざまな解説本が出版されるなど、その教えは絶えることなく受け継がれ、人々の心に感動と癒しを与え続けています。

般若心経の意味を流れに基づいて解説

般若心経は300字ほどと、短くシンプルにまとめられているため、一般の人でも覚えやすいお経となっています。しかし、ただ唱えるのではせっかくの教えが身に入りません。それはなんとももったいないことです。般若心経の意味を知っていただけるよう、その流れに沿って解説していきます。

以下が般若心経の全文です。

観自在菩薩行深般若波羅蜜多 時照見五蘊皆空度一切苦厄
舎利子色不異空空不異色 色即是空空即是色受想行識亦復如是
舎利子是諸法空想 不生不滅不垢不浄不増不減
是故空中無色無受想行識 無限耳鼻舌身意無色声香味触法
無限界乃至無意識界無無明亦 無無明尽乃至無老死亦無老死尽
無苦集滅道無知亦無得 以無所得故菩提薩垂依般若波羅蜜多
故心無圭礙無圭礙故 無有恐怖遠離一切転倒夢想究境涅槃
三世諸仏依般若波羅蜜多 故得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多 是大神呪是無上呪是無等等呪
能除一切苦真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪曰羯帝羯帝波羅羯帝 波羅僧羯帝菩提僧莎訶
般若心経

まず、1行目は観自在菩薩、つまり観音菩薩が悟りを求めて修行される中で、五蘊(この世を構成するあらゆること)は空であると悟られた、と書かれています。

2行目、3行目の頭にある「舎利子」とは古い弟子のシャーリプトラのことで、彼に向って呼び掛けているわけです。

その内容は、2行目が「シャーリプトラよ、この世のあらゆるものには実体がない(空)。それは人の肉体や感覚でも同じことである。」

3行目が「シャーリプトラよ、実体がないのだから、生まれもしないし、消えることもない。汚れることもないし、清らかでもない。増えることも、減ることもない」というものになります。

4行目から8行目は、空の思想についての解説です。3行目から引き続いて、シャーリプトラへ呼びかけています。
「ほんとうには、人の体や心が感じることや、考えることはすべて存在しないのだ。それらを知らないことから起こる、悩み苦しみも存在しない。しかし、老いも死も避けることはできず、悩み苦しみは尽きることがない。それらをすべて解決などできないし、その方法を知ることもできない。そこで、すべてのことにこだわりを持たず、欲望から離れることでこそ、悟りを得て涅槃へと至ることができるのだ。」

9行目から11行目は、その悟りを得るための真言についての解説です。
「偉大な真言が、悟りへと導いてくれる。その真言は次のようなものである。」

そして、12行目、いよいよここが「ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー」のところです。
「羯帝羯帝波羅羯帝波羅僧羯諦菩提薩婆訶(往き往き、彼岸に往けるもの、その者こそ悟りである。幸あれかし。)」

以上が、般若心経の意味になります。

内容は現代語によって変わる場合も

現在、般若心経は書籍やウェブサイトなど、さまざまな形で触れることができます。しかし、そのどれもが同じ言葉ではありません。

元はサンスクリット語であったものを漢語に訳し、さらにそれを現代語に訳しているためです。

また、解釈も人によって多少異なります。そのため、それぞれで意味が異なるように感じられる場合もありますが、言わんとしていることは同じです。

まずは親しみやすい現代語訳で、般若心経に触れてみてください。

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