フラワリングセレモニー｜お花屋さんがプロデュースする、世界でたった一つのオーダーメイド葬儀

もともと10数年前から、葬儀社さんの依頼でお花の手配はしていました。そのうち花屋の会員さんから「こういう風な祭壇でやってほしい」と直接、言われるようになったことがきっかけですね。

そうなんです。実際に「自分たちならこんな葬儀をしてあげられるのに」という想いもありました。簡易的にやるのは楽。でもその方たちとって何がいいかを確認して施行するには、自分たちでやらないと！という想いが原動力になりましたね。

実は…それがないんです（笑）。なぜなら、一つひとつをそのご家族に合わせてつくっているから。打ち合わせを重ねながら、こんな風にデッサンを描いたりして…

その人に合わせたものにするまで、繰り返しゆっくりと打ち合わせします。葬儀までの5日間、毎日ずーーーっと打ち合わせをしたなんてこともあります。もちろん予算に合わせた提案も行いますよ。

ええ、色々と対応はできます。ただし、押し付けで売る気はありません。理想は一緒に作り上げ、参加してもらうことです。思い出コーナーをつくる提案をすることもあったりして、そうすることで故人様のことを話すきっかけをつくり、立ち直れる後押しができれば…と思っています。

なによりもご家族の「心のケア」を一番に考えていきたいからです。

実は弊社は、リピート率が高いのが特長なんです。ご葬儀を行った方が、花屋の会員になってくださるなんてことも多いんですよ。

私たちは、ずーっとご家族とのご縁を持ち続けるようにしてるんです。心のケアとしてお電話をしたり、状況をお伺いしたり。近くまでお花の配達があったときには、プレゼントを持って行ったりすることもあります。

私たちはただただ、ご家族様と故人様の意思を尊重する動きをしているだけなんです。でも、今でも正解はわかりません。これからもずっと試行錯誤は続くと思います。

ご家族の希望優先。なので、ここから決めるといったことはありません。式場の希望・人数・予算をクリアにしてから祭壇を決めて。

私たちは花屋ですが、祭壇に兜を飾ったなんてこともあるんですよ。

故人様が兜が好きだったと伺ったので。お花は遺影の周りに少しだけ飾りました。でも、ご家族がそう望んでいるならそれで良いと思うんです。

追加の費用が発生しないよう、きちんと希望をお伺いします。

亡くなってすぐに諸々を決めないといけない。そんなときに予算のプレッシャーはできる限り排除したいと考えています。だからこそ、どんな些細なことでも相談してほしいです！

季節の花を取り入れる提案はさせていただいてます。その花が咲くと、故人様を思い出すきっかけになると思うので。