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プロに聞いて納得!お別れ会とお葬式の違い【葬儀の知識】

あなたは、お別れ会のことをご存知ですか?

著名な方が亡くなると、よくテレビなどで報道される、「お葬式…のようなもの」というイメージを抱く方も多いかもしれません。

しかし、これだけ話題になっている「家族葬」ですら、はっきりした定義がないのがお葬式の世界。お別れ会にも「これ!」という定義はなさそうです。

お葬式より自由がきいて、お葬式ほど格式ばらずに、お葬式ほど暗くはない…(ようなイメージ)
でも、一歩間違うと、故人をネタに楽しむただのイベントになってしまう恐れもある…(ようなイメージ)

今回は、そんなモヤモヤ感のあるお別れ会について、千葉県習志野市や京葉地区を中心に葬儀やお別れ会を展開する、「はな葬儀かまた企画」代表、鎌田明さんに聞きました。

お葬式とお別れ会。違いはあるの?

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お葬式とお別れ会ではどのような違いがあるのでしょうか?

お別れ会にはっきりした定義はありませんが、お葬式の役割という視点で考えてみると、イメージがつかみやすいようです。

  • 宗教的な意味:死者の魂を慰め、あの世へ送る
  • 社会的な意味:生前かかわりのあった人との別れ、人間関係を継承する
  • 精神的な意味:(特に遺族たち)関係者の心の区切りをつける
  • 物理的な意味:遺体を火葬し、納骨する

お葬式の役割を大きくまとめてみると、上記のようになります。

お別れ会は、こうしたお葬式の役割の中でも特に「社会的な意味」に重点を置いています。

家族や親族、生前親しくしていた人だけでなく、職場の関係者など社会的なつながりのあった方々などとのお別れ。そして、故人が生前築き上げてきた人間関係を、例えばその子どもや、近しい人に継承し、「引き続き、宜しくお願いします」という気持ちを伝える。
そうしたセレモニーがお別れ会です。

家族など近親者のみで開く密葬(家族葬)に対して、関係者に広く集まっていただいてお別れをする本葬と考えてもわかりやすいかもしれません。

ちなみに、お葬式の役割の中でも「物理的な意味」に特化したのが、いわゆる直葬(火葬式)と呼ばれるものです。
遺体が腐敗して衛生的な問題が起こるのを防ぐためには、その処置(火葬など)が必要になります。そうした処置、またはその処置にささやかなセレモニーを付加したものが「直葬」と言えそうです。

お別れ会をするのはどんな人?

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お別れ会を希望するのは、故人が生前、「どちらかというと社会的な地位の高い人」だった場合に多い…と鎌田さんは言います。
確かに、社会的なつながりを継承する必要がある人は、社会的にステータスの高い人の方が多いかもしれません。

このように考えると、芸能人がお別れ会を開いたり、社葬(企業などが主催するお葬式)と同じような意味でお別れ会が開かれるのも納得がいきます。

しかし、必ずしも生前、社会的に地位の高かった故人に限るわけではありません。

例えば、家族葬をしたけれど、周囲から「きちんとお別れがしたい」といった希望に押されて、改めてお別れ会の開催を行うこともあるようです。

お別れ会の主催者は誰?

遺族が主催する場合もありますが、関係者が集まって発起人会をつくり、開催するケースが多いようです。
周囲から勧められて遺族が相談してくる場合も、発起人を立てることを鎌田さんはアドバイスしているそうです。

費用は、遺族が持つ場合もあれば、関係者が持つ場合もあれば、会費制にする、香典でまかなうなど、さまざまな方法があります。
また、会費制にする場合、例えば幼稚園の先生のお別れ会では、まだ未成年の教え子が出席を希望することもあります。年齢に応じて会費を設定するなど、状況に応じて細やかな対応が必要になります。

さらに、祭壇などは供花を組み込むことで費用の軽減を図るなど、経済的な負担を減らすようアドバイスしています。すでに家族葬を一度開いている場合もあるので、予算などはあらかじめ、相談しておくとよいでしょう。

お別れ会ってどこでやるの?

会場も葬儀式場や自宅だけでなく、ホテルやレストラン、故人のゆかりの場というように、会場となる施設の了解さえ得られれば、自由に選べます。

夜の鉄道博物館や貸し切り電車の中など、「こんなところでもできるの!?」というようなところでも、お別れ会はできます。
ただし、それぞれの場所によって利用できる時間や、利用のルールなどもありますので、事前の確認が必要です。

また、会場選びでは、集まってくださる方が「行きやすい」場所であるということも大切になります。ただ見栄えがいいからと有名なホテルを使用するのではなく、例えば生前に故人が勤めていた職場に近い場所などで会場を探してみるのもポイントのようです。

お別れ会はいつやるの?

お別れ会を開催する時期には決まりはありません。

ただし、亡くなってから時間がたてばたつほど、人も集まらなくなってしまうそうで、「去る者は日日に疎し」というのはある意味、本当のようです。
悲しくても日常のせわしなさに忘れ去られてしまうことも残念ながら、あります。

ですので、「お別れ会を開催する」と決めたら、関係者にはなるべく早い段階で周知をしたほうがよさそうです。

一般的に、社葬としてのお別れ会などの場合は、葬儀の1カ月後、または四十九日までに開かれる場合が多いようです。その他、一周忌や、故人の誕生日など、特定の日に合わせてその前後で日程を調整することもあります。

お別れ会って何ができるの?

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お別れ会で何ができるかと言えば、極論にはなりますが、何でもできるといって良いでしょう。

「こうしなければならない」という決まりはないので、故人らしい祭壇や会場の飾りつけしたり、故人の好きだった料理を用意したり、親しかった皆、笑顔で故人を偲べるような演出を企画したり自由にできます。

ただし会場によっては、例えば遺骨の持ち込みや、焼香を禁止しているなど、利用にあたってのルールが定められている場合もありますので、その範囲内で、という制約はあります。
ホテルやレストランなどお葬式専用の施設ではない場合、ほかの利用者への配慮も必要になります。

遺族もちょっと苦労するといい想い出に

これまで、大きな病院の医師だった方や、学校の先生、幼稚園の園長先生など、いろいろな方のお別れ会を手掛けてきた鎌田さん。

心に残るお別れ会にするコツの一つに「一緒につくる」ことがあるといいます。

会費制にする場合は、名簿をもとに出欠を確認するなどの事前の事務的な作業も含めて、企画から運営までサポートしてくれます。
しかし「まかせっきりにするのではなく、遺族も少し苦労するといい想い出になる」そうです。

前述のお医者さんのお別れ会では、故人の大好物だったコロッケを、遺族が用意したそうです。

当日、テーブルの上に100個、山のように積み上げられたコロッケ。

お皿の前には、「召し上がれ」と、手書きのポップも用意されていて、コロッケを手に、故人の想い出話に花が咲いたそうです。

まとめ

今回は、お別れ会についてまとめてみました。

「仕事の関係者と会うと、家族が知らなかった故人の一面が出てくることもあります。そうした故人を知ることで、ご家族の癒しにもつながると思います」と鎌田さん。

家族葬など小規模なお葬式を選ぶ方も増えています。「これで良かったのかな?」という想いが後々まで残ってしまうことも。そんな時、お別れ会という方法もあると思うと、ちょっと安心です。

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