はじめてのお葬式ガイド
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終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

リビングウィルとは

リビングウィルとは、万が一、病気や事故で意識や判断能力を失った場合でも、自分が望む終末医療が受けられるように、あらかじめ書面上で意思表示をしておくことです。高齢化社会が進み、自分の最期をどのように迎えるべきか、多くの人が考えるようになってきています。今回は、リビングウィルの基礎知識やその書き方などについてご紹介します。

リビングィルとは、病気や事故などで意識や判断能力を失って意思表示ができなくなった状況に備えて、人口呼吸器の取り付けや心臓マッサージの施術の有無など、延命治療に関する希望をあらかじめ書面で残しておくことです。この書面は、「事前指示書」とも呼ばれます。

リビングウィル作成のメリット

リビングウィル作成のメリットは、自分が望む最期を迎えられることです。「無理な延命治療はせずに、安らかに最期を迎えたい」など、その中で表明された意思が尊重されます。また、延命治療を継続するか否かの判断をしなければならない家族の精神的負担を軽減してくれます。

日本での尊厳死容認の動き

尊厳死とは、人間が尊厳を保ったまま死に臨むことです。日本では、1990年代から尊厳死に関する議論が盛んになってきました。「安楽死」という言葉とともに、テレビなどで耳にする機会も多くなっています。

欧米では国や州によって、尊厳死に関する法制化の動きが進んでいます。日本でも、尊厳死やリビングウィルに関する法律制定の動きはありますが、現在のところ制定には至っていません。

しかし、高齢化の進行や医療技術の進展などに伴い、尊厳死を容認する動きはより一層強まってきています。また、医療機関や介護の現場では、厚生労働省などから出ているガイドラインや指針に基づき、リビングウィルを尊重するようになってきています。

リビングウィルの作成方法

リビングウィルの書式

リビングウィルの書式には、遺言書のように法的に定められた項目や書式はありません。作成者が自由に書くことができます。しかし、「自分がどのような状態になったときに延命治療を止めるのか」「どのような処置をしてほしいのか、あるいはしてほしくないのか」を、医師や家族が理解し判断できるよう、明確に示しておく必要はあります。

書式のひな型は、一般財団法人「日本尊厳死協会」や各病院、地方自治体などで配布されており、これらを利用することができます。

 

ひな型では、あらかじめ自分が希望する、あるいは希望しない医療処置などについて、選択できるようになっています。その他、希望する事項について追記し、署名捺印すれば完成です。既成の用紙が希望する内容に合わない場合には、書式を参考にしつつ自分で作成することもできます。

 

作成のあたっては、延命治療が必要な状態になった際や死亡後に、医師や家族の間などで、トラブルや誤解が生じないようにしておくことが大切になります。そのためには、リビングウィルをより信頼性の高い「公正証書」として作成しておくことが有効です。

リビングウィルを公正証書として作成する場合には、弁護士や司法書士、行政書士に依頼します。

 

公正証書を作成する費用は、依頼する事務所によって異なりますが、2万円~5万円程度が相場となります。また、公証人手数料として、1万円~3万円程度が必要となります。病院や自宅で療養中なので、公証人役場まで出向けない場合には、公証人に病院や自宅に来てもらって作成することも可能です。

リビングウィルを有効なものとするために

家族の同意を得る

リビングウィルをより有効なものとするには、家族の同意を得ておくことが大切となります。リビングウィルのひな型は、家族または代理人がリビングウィルの内容に同意したことを証し、署名捺印するように作られています。

家族の立場で考えると、延命治療の中止について同意することは、精神的に苦痛を伴い、納得できないことも少なくありません。

せっかくリビングウィルを作成していても、家族の同意が得られていないような場合には、トラブルが生じて、自分の希望が叶えられないこともあります。したがって、自分の希望を家族に丁寧に伝えて、話し合い、十分な納得を得たうえで、同意の欄に署名捺印してもらうことが大切になります。

代理人を指定する

リビングウィルでは、自分が意思表示できなくなった場合に、自分に代わって医療やケアについて判断・決定する代理人を指定できます。代理人には、配偶者や子どもといった家族だけでなく、友人などの第三者を指定することが可能です。自分の希望する終末治療のあり方や生き方について、理解してくれている人を指名します。

自分が指定した代理人が署名捺印することで、リビングウィルはより有効なものとなります。

リビングウィルの注意点

自分の生き方や希望する終末医療のあり方は、常に変化するものです。自分の病状の変化や、配偶者の死など家族の変化によっても、リビングウィルの内容は変わります。また、医療技術や医療処置の発展はめまぐるしく、その影響も少なからず受けるものです。

リビングウィルは一度作成したらそれで終わりではありません。1~2年程度で見直して、内容が現状に沿わない場合には、作成し直すようにします。

まとめ

リビングウィルについてご紹介しました。現在、病気で療養中の方だけでなく、健康な方も、健康な今だからこそ、改めて自分がどのように死に臨みたいか真剣に考えてみてください。

リビングウィルは、日本ではまだ法制化されていませんが、医療や介護の現場では、尊重されるようになってきているようです。

そして書き方などについても、法的な決まりはありませんが、適切に準備しておくことで自分の意思が尊重され、穏やかな最期を迎えることができます。そのためにも、リビングウィルを作成する際には、専門家に相談した上で、作成することをおすすめします。

また、葬儀のことで家族に負担をかけたくないとお悩みの方には、生前のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。

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