2016年11月26日、27日の2日間、東京・港区の増上寺で「ミャンマー祭り2016」が開催されました。
全国約7,000のお寺を包括する浄土宗の公益部門として、100年前に設立された公益財団法人浄土宗ともいき財団のミャンマー祭り実行委員会が運営するこのお祭り。
ミャンマーの食や文化を通して、現在のミャンマーを広く知るためのイベントとして、2013年から毎年開催されています。
ミャンマーの味が楽しめる屋台
本格的なミャンマー料理が味わえる屋台。スペースは広々としていて同席の人とも気軽に話せる雰囲気です。ひまわりのはちみつも販売していました。
また、工芸品の屋台もあって、スプーンとか、小物もたくさん並んでいます。
日本・ミャンマー交流写真展をみて、観光情報誌では見ることのできない写真 人々の日常の風景・祈りの写真がよいなと思いました。
ミャンマーの占いは独特で、生年月日で生まれた曜日を調べて当てはめていました。
「1日が平和でありますように」
今、私が家で愛用している漆器が以前、ミャンマーの寺院で使われていたということで、漆器の底に書いてあるミャンマー語の一文の意味を聞いてみました。
個人的には、「1日が平和でありますように」という感じのお祈りの言葉かな?と勝手に思っていたのですが、“INWA Sayar U Thon Patt (インワ・サヤー・ウー・トウン・パッ ト)”と書いてあったそうです。
“INWA(インワ)”というのは、マンダレー管区にある古都(場所の名前)で、その昔、 インワ王朝の王宮があったところ。1841年まで王朝があったようです。
“Sayar(サヤー)”は、「〇〇先生」とか、「〇〇師」という意味のようです。
そして“U (ウー)” は、成人男性の敬称。
“Thon Patt(トウン・パット)は人の名前でした。ちょっと文字が明確ではない部分もあるようですが……
この漆器の制作を依頼した人か、お寺に寄贈した方のお名前が記してあるのかなあ?と想像が広がります。
きっとトウン・パットさんも、この器をお寺に寄贈した時には、「1日が平和でありますように」と願って寄贈したのだろうと、思うことにします。