葬儀保険とは?加入条件やデメリット、選ぶポイントを解説

小林憲行【記事監修】
小林憲行

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  • 葬儀保険とは、葬儀費用の補償を目的にした1年更新の掛け捨て型保険
  • 加入条件が緩い・保険料が安い・支払いが早いなどのメリットがある
  • 保険金が100万円以上のプランなら、葬儀費用をしっかりカバーできる

お葬式にかかる費用は平均100万円以上と高額です。遺された家族に経済的負担をかけないために、葬儀費用を準備しておきたい方も多いはず。そこでオススメなのが、葬儀にまつわる費用を補償する「葬儀保険」です。

この記事では、葬儀保険のメリット・デメリットや加入条件、料金などについて解説します。

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葬儀保険とは?葬儀費用を補償する保険プラン

葬儀保険とは、葬儀費用を補償する1年更新の掛け捨て型保険

葬儀保険とは、葬儀費用を補償するための掛け捨て型保険で、少額短期保険(ミニ保険)の一種です。少額短期保険(ミニ保険)とは、保険金額が少額で、保険期間が1年以内の保険のこと。生命保険と比べると、「加入条件が緩い」「保険料が安い」「支払いが早い」などの特長があります。

お葬式は、斎場や火葬場の利用料、飲食費、返礼品代、お布施など、さまざまな費用が必要。葬儀保険に加入しておけば、身内に迷惑をかけず、自分の貯めたお金で葬儀をあげられます。

葬儀保険は、これから終活をはじめる方や自分で葬儀準備を進めたい方、ご高齢の両親がいらっしゃる方から、注目を集めている保険です。

葬儀保険のメリット・デメリット

葬儀保険のメリット
掛け捨て型で保険料が安い
高齢でも加入できる
保険料の支払いが早い
葬儀費用以外にも使える

葬儀保険のデメリット
掛け捨て型で貯蓄性がない
更新時に保険料が変わる

葬儀保険は、1年更新の掛け捨て型なので保険料が割安。加入時の年齢によっては、月々の支払いを1000円以下におさえることも可能です。80歳以上で加入できる保険が多く、高齢でもご自身で葬儀費用を準備できます。さらに保険料の支払いが早いため、葬儀費用を立て替える必要がなく、葬儀以外の用途に使っても問題ありません。

一方で、葬儀保険には貯蓄性がなく、解約返戻金は用意されていません。また1年ごとの契約更新時に、保険料が変わるので注意してください。

葬儀保険の加入条件

葬儀保険の加入条件

  • 医師の診断書:不要
  • 年齢制限:80歳前後が多い
  • 受取人:自由に設定できる

葬儀保険の加入条件は、通常の生命保険に比べるとずいぶん緩やか。まず葬儀保険では、加入時に医師の診断書は必要ありません。加入年齢は満20歳〜満79歳が多く、高齢者も加入が可能。89歳まで受け入れていたり、契約を更新すれば満99歳まで延長できたりする保険もあります。

また、葬儀保険の受取人は自由に設定できるため、身内以外の友人・知人を指定して問題ありません。葬儀をまかせる予定の人を受取人に設定できます。加入条件は保険会社によって変わるので、必ず確認しましょう。

葬儀保険を選ぶポイント

葬儀保険の加入条件

  • 告知項目をクリアしているか
  • 保険金が100万円以上か
  • 保険金をすぐに受け取れるか

1.告知項目をクリアしているか

葬儀保険に加入するためには、現在の健康状態を告知しなければなりません。葬儀保険は一般的な保険より加入しやすいですが、健康状態や持病によっては入れない保険もあります。

健康面が不安だったり、持病があったりする方は、告知項目が少ない「引受基準緩和型」の葬儀保険を選ぶのもひとつの方法。また、健康状態の告知が不要な「無選択型」も検討してみましょう。

2.保険金が100万円以上か

葬儀費用を賄うために、保険金が100万円以上の葬儀保険を選んでおくと安心です。葬儀費用の総額は100万円以上が相場。一般的な葬儀なら、100万円の保険金があればカバーできるでしょう。

行いたい葬儀のイメージが決まっている場合は、規模や形式にあわせた保険金の葬儀保険を選べば問題ありません。

3.保険金をすぐに受け取れるか

葬儀費用の支払いは、葬儀が終了してから1週間〜10日以内。故人が亡くなってから支払いまでの期間が短いため、保険金をすぐに受け取れるかどうかも確認しておいてください。

「5営業日以内」が多いですが、なかには「翌営業日」に支払ってくれる保険会社もあります。また保険会社が葬儀社に直接支払いをする「保険金直接払い」もあるので、検討してみましょう。

死亡保険金で葬儀費用を賄える?

死亡保険金とは、故人が死亡保障のある生命保険に加入していた場合に受け取れるお金のこと。金額は保険によって違いますが、葬儀費用をカバーできる程度は受け取れるでしょう。

葬儀の予算にあわせて金額を設定したり、受け取りまでの時間が短かったりする保険であれば、立て替えをせずに葬儀費用を支払えます。

葬儀保険に加入して葬儀費用の不安をなくそう

葬儀保険は、高齢でも加入しやすく、少ない金額でしっかり葬儀費用の準備ができます

規模や形式によって異なりますが、お葬式にかかる費用は平均100万円以上と高額。葬儀保険に入っておけば、いざというとき貯金がなくても、身内に迷惑をかけずにお葬式をあげられます。

保険金はもちろん、受け取るタイミングや月々の支払い金額などを考えて、適切な葬儀保険を選びましょう

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