宇宙葬とは

核家族化や高齢化が進んだ現代では、故人を送る方法も多様化してきています。最近では遺骨を宇宙で散骨する宇宙葬も話題を集めています。かつては一部の人に限られた宇宙葬でしたが、今では一般向けのサービスも提供され、その内容も、月面にカプセルを運んだり、外宇宙に向けて永遠に飛び続けるなど、特徴のあるプランがたくさんあります。宇宙に関心のある方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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故人の希望を叶える、散骨という葬送方法

ここ最近、一般的な墓石への埋葬だけでなく、散骨という葬送方法が注目されています。散骨は、遺骨をパウダー状に粉骨して自然の中に撒く方法で、自然葬とも言われます。

一定の制限はありますが、宗派や墓地にとらわれず、自然に還ることができるという点などから、近年、行う人も増えてきました。費用も墓石を購入するより比較的安く、後に残るお墓を持たないため、家族への墓守の負担も減らせるという特徴もあります。

こうした人気の高まりを受け、散骨を代行する会社も増えてきました。また散骨をする場所も、海や野山以外に、遺灰をカプセルに入れてバルーンで空へ飛ばしたり、ロケットで打ち上げる宇宙葬など、さまざまな場所を選べるようになっています。

宇宙葬とは?散骨の場所はいよいよ宇宙まで

散骨する場所として一般的なものには、海や木々の中、見晴らしのよい場所などがあります。しかし、新たな方法として宇宙へ散骨する方法が注目されています。

宇宙葬は、その名の通り宇宙空間への散骨です。遺骨や遺灰の一部を専用のカプセルに入れ、ロケットで打ち上げます。宇宙空間に到達後は、人工衛星となったり、外宇宙に向けて永遠の旅に出るなど、いくつかのプランが用意されています。

人工衛星として打ち上げた場合は、短くて数日、長い場合は百年以上に渡って地球の軌道上を周回します。サービスによっては、専用のアプリで人工衛星の現在地を確認でき、反対に人工衛星から見た地球の姿も見ることもできます。最終的には地球に落下しますが、その落下した遺骨や遺灰を再び回収できるプランもあるそうです。

さらに遠くに打ち上げる宇宙葬では、地球圏を離れて宇宙の果てを目指したり、カプセルを月面に運ぶプランもあります。いずれもロケットで遺骨や遺灰の一部が入ったカプセルを打ち上げるのが特徴です。

宇宙葬を行う流れ

宇宙葬を希望する場合は、専門の業者に依頼をすることになります。申し込みは生前に自分で行う他、亡くなった後に遺族がすることもできます。

業者によって多少の違いはありますが、大まかな流れとしては、申し込みや料金の支払い → 打ち上げ日の決定 → 遺骨や遺灰のお預かり → 打ち上げ → 記念品送付、となります。中には、打ち上げをする現地で家族がお見送りできるプランもあります。

今のところ実際に打ち上げを行うのはアメリカの会社であるため、日本で窓口になるのはその代理店となります。

あらかじめ知っておきたい宇宙葬のポイント

宇宙葬の特徴は、コストの問題から一人ずつではなく、一定の人数が集まってからまとめて打ち上げられることです。申し込んでからすぐに実行されるとは限りません。注意しましょう。また、ロケットの具合や、散骨希望者の集まり具合によって、打ち上げが延期されることもあります。

 

宇宙葬に限りませんが、散骨は一度行ってしまうと当然、その遺骨や遺灰は取り戻せません。ご家族でよく話し合って決めることが大切です。ただ、重量の関係から、宇宙葬として打ち上げられる量は数グラムに限定されます。一般の散骨と異なり宇宙葬で使われるのは遺骨や遺灰のごく一部に留まりますので、他の散骨に比べると問題はより少ないでしょう。その反面、一般の埋葬と同じように、残りの遺骨を納める墓が必要になります。遺族の墓守の手間は変わりません。これを避けるためには、他の散骨と組み合わせるといった方法もあります。

宇宙葬の費用について

宇宙に行くというと費用が高いのではないかと思われがちですが、安いものでは30万円程度からのプランもあります。宇宙葬の費用は、散骨する遺骨や遺灰カプセルのサイズと打ち上げる距離によって大きく変わるのが特徴です。打ち上げコストそのものが、重量や距離に従って高くなるためです。

また宇宙葬を行う会社にもよりますが、専用のロケットを打ち上げるのか、ほかのロケットの空いているスペースに遺骨や遺灰を同乗させるのかといった宇宙へ打ち上げる方法によっても異なります。

 

例えば、ある会社のプランでは、遺灰の重さが1グラムと7グラムでは、価格が3倍になります。打ち上げる距離が宇宙空間(100km)と無限(いつまでも飛び続ける)の場合、同じ重さの遺灰でも5倍の開きがあります。それでも最も高いプランでも数百万円ですから、決して手の届かない金額ではありません。

現時点では一般人の宇宙旅行はまだ実現が難しく、仮に実現できたとしても非常に高額な費用になることは間違いありません。そのことを考えると、一度宇宙へ行ってみたかったという故人の想いを実現できる方法として、宇宙葬はお手軽な金額と言えるでしょう。

まとめ

よく亡くなった人を星になったと例えますが、その言葉通り星になれる宇宙葬はスケールが大きく、遺族としても夜空を見上げれば故人を偲べるというのはロマンがあります。

宇宙葬は、宇宙に関心ある故人の想いを叶える方法です。もっと詳しい情報が知りたい、自分たちに合う供養のしかたは?など、お悩みやご希望があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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