バリアフリーとは、高齢者や障害者が社会生活を送るうえで障壁となるものを取り除くことを意味します。今年も寒い冬が終わり、美しい桜の季節がやってきました。京都市の例年の開花は3月28日頃、満開は4月5日頃です。そこで今回は車椅子でもアクセス可能な、関西で人気のお花見スポットを京都中心にご紹介します。バリアフリーなので、車椅子の方も安心してお花見を楽しめるでしょう。
祇園白川
京都を代表する桜にはシダレザクラ、ソメイヨシノ、ベニシダレがあり、京都の三大桜とも呼ばれています。もし京都を代表する桜を眺めたいと思ったら、祇園界隈を流れる「白川」がおすすめです。
白川には、かつてテレビドラマでも登場したことのある有名な一本橋、巽橋など、京都らしい綺麗な桜を見ることのできるスポットがたくさんあります。
白川は東山から鴨川へと流れる川なので、地下鉄東西線東山駅から南下していくか、もしくは京阪祇園四条駅から北上していくか、どちらかから川沿いに移動していくのが良いでしょう。多目的トイレや、車椅子で入店可能な飲食店などが多数存在しているので、ゆっくりと桜を楽しめます。
祇園白川
住 所：京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る
最寄駅：京阪「祇園四条駅」、京都市営地下鉄東西線「東山駅」
高台寺界隈
「ねねの寺」という呼称で親しまれている「高台寿聖禅寺」は、北政所ねねが秀吉の没後、その菩提を弔うために建てたと言われています。
お花見シーズンには方丈庭園のシダレザクラが美しく咲き誇り、夜間にはライトアップされ、特別拝観ができることで有名なスポットです。江戸時代から伝わるこのシダレザクラですが、現在は4代目とされています。
市バス「東山安井バス停」を降り、東山安井交差点を東に行くと、突き当たりに石塀小路があります。すべて綺麗に舗装された石畳敷で車は入ることができないため、車椅子利用者・障害者・高齢者の方にはとても歩きやすい道となっています。
高台寺界隈
住 所：京都府京都市東山区下河原町526
最寄駅：市バス「東山安井バス停」
醍醐寺
世界文化遺産として大変有名な醍醐寺ですが、こちらも絶好のお花見スポットとなっています。境内には約1000本もの桜が点在し、豊臣秀吉が晩年に贅を尽くした花見を行ったことでも知られています。
車椅子マークのついた駐車場が設置され、霊宝館内や境内には多目的トイレがあり、車椅子利用者・障害者・高齢者の方にもアクセスしやすいようバリアフリー構造となっているのが特徴です。なお障害者手帳を提示した場合、各所拝観料本人無料、介助者1名無料となります。
醍醐寺
住 所：京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
最寄駅：京都市営地下鉄東西線「醍醐駅」
南禅寺界隈
お花見シーズンには、南禅寺界隈が桜で鮮やかに彩られます。南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山として知られ、さらに歌舞伎『楼門五三桐』の舞台としても知られています。石川五右衛門が楼上から「絶景かな、絶景かな」の名セリフで見得を切るシーンで有名なスポットです。また、小堀遠州の作と伝えられる方丈庭園や、巨大な三門も有名です。
参道には湯豆腐店が並んでおり、京都のグルメとしても南禅寺は名所と言えるでしょう。
南禅寺の人気の理由のひとつに、水路閣の存在が挙げられます。水路閣とは、琵琶湖疏水の分線にある水路橋のことで、琵琶湖疏水は、琵琶湖の水を京都市へ流すために作られた水路のことです。
こちらでは車椅子の貸し出しを無料で行っているため、足の不自由な方でもお花見を楽しむことができます。
南禅寺界隈
住 所：京都府京都市左京区 南禅寺福地町
最寄駅：京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」
万博記念公園
交通手段や目的先に応じて入園ゲートが分けられているため、車椅子の方でも訪れやすいスポットです。
日本万国博覧会の会場跡地にあり、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラなど9品種、約5500本が植えられています。桜の見どころは園内各所にあり、大型遊具や博物館、日本庭園なども揃っているのでゆったりと楽しめます。
平らに舗装された道が多いため、車椅子での移動にも適しています。
万博記念公園では、毎年ライトアップされた夜桜を楽しむのが恒例。昼間の華やかさとはまた異なった幻想的な桜の美しさを楽しむことができるため、夜に桜を眺めてみるのも良いでしょう。
万博記念公園
住 所：大阪府吹田市千里万博公園1-1
最寄駅：大阪モノレール「万博記念公園駅」
まとめ
車椅子でもアクセスしやすい関西の人気お花見スポットを、京都を中心にご紹介しました。桜の開花期間は短いからこそ、美しい時期を逃さずにお花見を楽しみたいものです。
葬儀社をどこにするかお悩みの方、どんな小さな相談ごとでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。また、とりあえず見積もりが欲しいという方もぜひご相談ください。