お百度参りとは何?意味とやり方、正しいマナーを解説

兵藤 大介【記事監修】
小林憲行

記事監修兵藤 大介

お百度参りとは、神仏に祈願する目的で、同じ神社仏閣に百度参拝することをいいます。

何度も繰り返しお参りすることによって、心願が成就するといわれています。

日本の民間信仰として広く認知されてはいますが、詳しいことは分からないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お百度参りの意味や方法などについて掘り下げています。ぜひ参考にしてください。

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お百度参りの意味と由来

氏神神社や有名な寺社などに百日間毎日参拝することを「百日詣」といいます。これが、時代とともに変化したのが、お百度参りです。一日で百回お参りする場合もあれば、数日かけて百回お参りするというものまで、さまざまです。
お百度参りをする際の祈願内容は個人的なものではあるものの、切実なケースが多いのではないでしょうか。何としてでも叶えたいといった願い事があるときに、神様の力を借りる目的でお百度参りをします。平安時代からこうしたお参りはあったともいわれています。また日本の歴史書である『吾妻鏡』の記述などから、鎌倉時代初期には既に存在していたことが分かっています。

お百度参りの方法

それでは、お百度参りの方法についてご説明します。

お百度参りは、寺社の入口から拝殿・本堂まで出向いて参拝し、また入口まで戻るのが基本ですが、詳しい手順は次の通りです。

1.鳥居の前で最敬礼する
2.手水舎で身を清める
3.本殿でお賽銭を入れて御鈴を鳴らした後、二礼二拍手一礼をする
4.一回りし、再度本殿で参拝する
5.これを100回、または自分で決めた回数を繰り返す
6.本殿で御鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼する
7.お百度参りが終わり願い事が成就したら、お礼参りに行く

3の二拍手の後に、願い事の当事者の氏名、住所、願い事の内容を唱えます。4の際には、お百度石がある場合は、お百度石を回ってから本殿へ戻るようにしましょう。
5についてですが、お百度参りという名の通りに、必ずしも100回繰り返さなくてはならないということではありません。自分で回数を決めてもよいとされています。その場合は、お百度参りを始める前に神様に回数を誓っておきましょう。
参る回数が多ければ多いほどよいという単純なものではなく、願いが叶うよう一回一回心を込めてお参りすることが大切です。

お参りした回数のカウント方法

願い事に集中するあまりに何回参ったのか分からない…とならないよう、参拝数を把握しておくことも必要です。

お百度紐やお百度石に備え付けのそろばん状のものがある場合には、それらを利用して数を数えるほうほうがあります。こうしたものがない場合には、小石や竹串、こよりなどを回数分用意して、一度お参りしたら場所を移すなどしながらカウントするという方法もあります。

また、お参りするときの身だしなみとして、神様への尊敬の念から「白装束」および「裸足」で行うのが相応しいといわれることがありますが、白装束にこだわる必要はありません。清潔感のある服装であれば問題ないでしょう。裸足については、石やガラスなどでケガをしてしまう恐れがあります。靴を履くのが無難です。

お百度参りの注意点とマナー

お百度参りをするうえで、いくつか注意点とマナーがあります。順にご紹介します。

お参り中は言葉を発しない

お百度参りの間は、言葉を発してはいけないといわれています。うっかり話してしまわないようにしてください。

ここぞというお願い事があるときに行う

お百度参りは、ここぞというお願い事があるときに行うものです。

100回参拝すること自体、中途半端な気持ちではできないものです。自分の時間と労力を費やしてでも叶えたいと強く願うときにお百度参りを行います。大切な人の病気の治癒など、自分ではなく、人のためを想っての願い事は叶いやすいとされています。

ネガティブな願い事はしない

お百度参りでは、人の幸せを願うことが大前提です。他人の失敗や不幸を願うことは、言語道断です。どのような背景があるにせよ、他人に対してネガティブな願い事をすることはやめましょう。悪い念は、自分に返ってくるものだと理解しておきましょう。

お礼参りをする

お礼参りとは、願いが叶った際に寺社にその報告とお礼を伝えるためにお参りすることをいいます。

日常生活において、人に何かお世話してもらったときにはお礼を言うのが礼儀ですが、それは神様に対しても同じです。
お礼参りを行うときには、感謝の気持ちとして賽銭を奉納し、鈴を鳴らしてから二礼二拍手一礼します。二拍手の後に、掌を合わせながらお礼の言葉を述べてください。お礼参りのタイミングとしては、願いが叶った後、間を置かずにできるだけ早めに行くのがよいとされています。

まとめ

お百度参りは、大切な誰かの幸せを願いたいときに正しいマナーと作法を守ったうえで行いましょう。

邪念を払って一心にお願いすることで、自らも、前向きな気持ちや覚悟する気持ちが芽生えます。神様の力を頼ることで、心を平穏に保てることは何よりもの強みとなります。普段から神様に対して感謝の気持ちを持っておくことが大切かもしれません。
お百度参り以外にも、参拝時についての心得や疑問点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

兵藤 大介【記事監修】
兵藤 大介

記事監修兵藤 大介

大学卒業後、広告業界で20年にわたりキャリアを築く。スタートアップの広告代理店立ち上げに参画し、代表取締役を務めた経験も持つ。 2020年、これまでの経験と異なる領域へ挑戦する「キャリアの逆張り」として株式会社鎌倉新書に入社。相続関連の新規事業立ち上げを1年間担当した後、2年間葬祭事業部に従事。その後、事業横断型の営業推進組織の責任者として、広告商品の新規開発や終活領域のデジタル広告運用支援を2年間リードした。 2024年より現職。事業部長として2回目の就任。社内のデータ分析と全国の葬儀社との対話から得られるリアルな現場の声を掛け合わせ、業界が抱える課題の解決に挑んでいる。 主なメディア出演やコメント掲載として、フジテレビ「めざまし8」、テレビ東京「LIFE IS MONEY~世の中お金で見てみよう~」、日本経済新聞がある。

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