男性の喪服マナーについて

2018年6月4日

男性が喪服を着用する際のマナーとは、どのようなものがあるのかご存知でしょうか。特別な場面ですから、詳しいマナーや決まりをご存知ない方は多いかと思います。

突然の訃報に慌てず対処できるように、喪服のマナーを押さえて普段から準備しておくに越したことはありません。

この記事では、失礼に当たらない服装、立場やその場にふさわしい喪服とはどのようなものか、また組み合わせる小物に至るまで、迷いがちなマナーと注意点をご紹介します。

喪服は、正喪服、準喪服、略喪服という3段階の格式に分かれており、どの格式の喪服を着るべきかは、参列する式や参列する方の立場によって変わってきます。

正喪服は和装か、洋装であればモーニングコートです。

正喪服を着るのは遺族と親族で、葬儀・告別式の時から一周忌の時まで着用するのが正しいと言われています。

 

それに対して準喪服はブラックスーツのことを指し、略喪服は通夜や、三回忌以降の法事で着用するようなグレー、濃紺といったダークカラーで無地のスーツを指します。

男性の喪服の基本スタイル

喪主であっても準喪服のブラックスーツがほとんど

男性が喪主を務める場合、妻が正喪服の和装の場合でも、準喪服であるブラックスーツを着用していれば失礼にはなりません。また喪主ではない遺族や親族、そのほかの一般参列者として参加する場合も、ブラックスーツを着て行けばマナー違反になることはないでしょう。

白のワイシャツ、黒のネクタイ、黒のビジネスソックス

シャツの色は白を選びます。基本は白無地ですが、急いで通夜に参加しなければならない場合などは、無地でなくても問題ありません。ただし、葬儀・告別式など、訃報からある程度時間があく場合は、必ず白無地のシャツを着用するようにしましょう。靴下は黒のビジネスソックス、ネクタイは無地の黒で、光沢のないものを着用します。その際、ネクタイピンは使用しません。結び方は普段通りで構いません。

男性の喪服の注意点

黒であればビジネススーツでも代用できるのでは?と思われるかもしれませんが、喪服用のものは必ず別に準備をしておきましょう。

喪服は、ビジネス用のものとは生地が異なり、光沢のない、深い黒の生地が用いられています。ビジネススーツはそのような工夫はなされておらず、特に日光の下ではその違いがはっきりと現れてしまうため、黒の喪服を別に準備しておくことが大切なのです。準備ができない場合は、葬儀会場や近くのスーツ販売店にレンタルできるか問い合わせてみましょう。

通夜の喪服の場合

告別式・葬儀においては準喪服の着用が必要ですが、通夜など急な参列の場合は平服のダークスーツでも問題ありません。

男性の喪服の小物

意外と忘れてしまいがちなのが、喪服に合わせる小物類です。

靴は黒色で金具のないものが基本です。内羽根(靴紐エリアの革が外に出ていない)でストレートチップ(つま先の革の切り替えラインが一文字のもの)のデザインのものがよいとされています。しかし実際には、通常の黒のビジネスシューズを履いている方が多いようです。素材は光沢のない布、本革、合成皮革のものを選びます。

 

本革は避けるべきとの考え方もありますが、スエードやアニマル柄・エナメルといった素材でなければ概ね許容されます。また中敷き(インソール)の色も黒にしておけるとベストです。

 

カバン・ベルトも黒無地が基本になります。毛皮や皮革など殺生を連想させる素材のもの、人工皮革でも動物の革のようなデザインが入ったものは避けましょう。ただし、男性の喪主はカバンを持つ必要は特にありません。

 

その他、白のハンカチも準備しておきましょう。これも喪服を着用する際の必需品とされています。

また傘が必要な場合は、黒や紺・グレーで無地の傘を使うようにしてください。

アクセサリー

時計は金のものは避け、結婚指輪以外ははずすようにしましょう。また、結婚指輪であっても金のものは外しておくのが無難です。

黒の控えめな色、ボタンに光沢がないもの、きちんとした印象のもの

故人との別れにふさわしく、黒などの控えめな色を選択して、ボタンに光沢のない、きちんとした印象を与えられる小物を身につけることが基本です。

香り、臭い、音

大勢の方が集まる場なので、香り・臭い・音にまで気を配りましょう。お葬式では香が焚かれますので、強い香水は避けたいものです。参列前は身体を清潔にし、体臭にも気を配ります。

また、携帯の着信音や時計のアラームなどは、通夜、葬儀の厳守な雰囲気を損ねてしまいます。携帯の電源は切り、アラーム機能をオフにしておくことを忘れないようにしましょう。大声で話す、靴音を響かせて歩くことも慎みたいポイントです。

男性の喪服を着るときの髪型

きちんとしていて清潔感があることが基本です。耳はできるだけ出すようにし、前髪は目にかからない長さにします。切れない場合はジェルなどで横に流れるようにしましょう。ロングヘアの場合はオールバックにして黒いゴムで一つにまとめれば問題ありません。また整髪の際に使うワックスやジェルは無香料のものにし、テカテカするほど大量の使用は避けましょう。

男性の喪服準備のポイント

喪服は突然必要になることが多いものですから、小物一式と一緒に保管しておくとよいでしょう。いざという時に慌てずに済みます。

まとめ

以上のように、いろいろなルールや決まりがあるものですが、大切なのは故人を悼み、厳粛に感謝の気持ちを持ってお見送りする姿勢です。

通夜やお葬式・告別式に参列する際の喪服は弔意の表れです。男性も喪服を着用する際のマナーをしっかりと押さえた上で参列し、厳粛な式にふさわしい服装と身だしなみで故人にお別れをし、遺族にお悔やみの気持ちを伝えましょう。

葬儀のことで相談したいことがあるという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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