仏教解説:曹洞宗

宗祖

宗祖

ご本尊

なむしゃかむにぶつ
南無釈迦牟尼仏

教え

曹洞宗の修行の基本は坐禅です。修行は坐禅だけには限りませんが、ただひたすらに坐禅を行うこと(只管打坐(しかんたさい))を最も重要に考えます。そして、坐禅の心とすがたで、日常生活を生きていく(即心是仏(そくしんぜぶつ))ことを説きます。
 坐禅の力は、必ず個人生活・社会生活に現れてきます。つまり坐禅と日常生活は一つ(禅戒一如(ぜんかいいちにょ))なのです。ですから日常生活を大切にして、今、ここで生きているかけがえのないいのちを事実のままに生きることこそが、修行であり、この自己の修行がそのまま仏の行であると教えています。

お唱えする言葉

な む しゃ か む に ぶつ
「南無釈迦牟尼仏」

よく読まれる経典

しょうぼうげんぞう
『正法眼蔵』
 しゅしょうぎ
『修証義』
 はんにゃしんきょう
『般若心経』
 かんのんきょう
『観音経』
 ほ け きょう
『法華経』
 だい ひ しん だ ら に
『大悲心陀羅尼』
 ふかんざ ぜん ぎ
『普勧坐禅義』
 ざ ぜんようじん き
『坐禅用心記』
 でんこうろく
『伝光録』

両大本山

きちじょうざんえいへいじ
吉祥山永平寺(福井県吉田郡永平寺町志比)
しょがくさんそう じ じ
諸嶽山総持寺(横浜市鶴見区鶴見)

歴史

8世紀初め頃の中国の禅僧である洞山良价の「洞」と、その弟子である曹山本寂の「曹」をとって「曹洞」としたのが曹洞宗の名の由来だと言われています。
 我が国に曹洞宗を開いた道元は、正治2年(1200)内大臣久我通親の子として京に生まれました。幼くして両親を失った道元は、13歳の時に比叡山に登り、天台教学を学びます。しかし、天台宗に疑問を抱き、18歳で建仁寺に栄西を訪ねます。そして貞応2年(1223)に中国に渡り、如浄を師として曹洞禅を学びました。
 身心脱落の境地を得て帰国した道元は、宇治に興聖寺を開きます。その後、越前に移り永平寺を建て、自らの理想とする正伝の仏法の提唱と弟子の養成につとめました。
 道元から四代目にあたる瑩山は多くの優れた弟子を養成しながら大衆教化にもつとめ、現在、日本最大の寺院数を誇る曹洞宗の素地をつくりました。曹洞宗では道元を宗派の父、瑩山を母にたとえ、両祖と仰いでいます。

お仏壇の飾り方

お仏壇の飾り方お仏壇の中央に、ご本尊の釈迦牟尼仏をまつり、向かって右に高祖承陽大師道元禅師を、左に太祖常済大師瑩山禅師を配して「一仏両祖」の三尊仏形式としてまつります(一仏両祖を一本とした、三尊仏の掛け軸もあります)。また、右に達磨大師を、左に道元禅師と瑩山禅師をまつる場合もあるようです。

※右の図は一例です。地域や仏壇の大小などによってまつり方に違いがありますので、正しくは菩提寺にお聞きください。

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主な行事

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