株式会社鎌倉新書では、過去2年半以内にお葬式を経験したご遺族を対象として「お葬式に関する全国調査」を定期的に行っています。
万一の時に慌てないためにも、事前の準備は大切です。「お葬式にかかった費用は?」「お葬式で困ったことは?」など、アンケート結果をもとに日本全国、各地域別の葬儀事情をご紹介していますので、是非ご活用ください。
「第3回お葬式に関する全国調査」(2017年)
近年、時代の変化と共に、葬儀においてもニーズの多様化が進んでいます。また、価格の透明性も追及され、「安く、少人数、短時間」で行われる葬儀が増えており、近親者のみの少人数で行われる「家族葬」は4割弱となりました。一方で、「一般葬」※も半数以上と根強い支持を得ていることが伺えます。また、葬儀費用の平均総額や参列者数は、全体的に前回調査と同等ないし微減で、葬儀そのものの費用は、下げ止まったように思われます。
さらに、葬儀に関するしきたりや価値観は地域差が顕著に見られました。
※一般葬とは、通夜、葬儀・告別式の全てを執り行い、ご遺族に限らず、知人、地域の方、職場の方など幅広い方が参列されるお葬式の形式を指します。
葬儀の平均総額は178.2万円(葬儀費用・飲食代・返礼品を含む、お布施は除く)

葬儀にかかる平均総額(葬儀費用・飲食代・返礼品を含む)は、約5万円減少しました。葬儀の参列者数の減少が影響していると考えられます。
「家族葬」が4割弱と増加

葬儀の種類として1番多いのは「一般葬」で53%となり、前回調査よりも-6.1ptでした。
一方、「家族葬」は38%と+6.6pt前回よりも増加しました。
直葬や火葬式が増加し、式を挙げて弔う文化の衰退を懸念する声もありますが、今回の調査では増加は見られず、家族葬など会葬者の人数を減らしても、式を挙げる人が多いという結果となりました。
また、東京都では、「直葬・火葬式」9%、「一日葬」6%、「家族葬」42%、「一般葬」43%となり、東京都の「直葬・火葬式」「家族葬」は全国平均を上回り、小規模な葬儀が選ばれていることが伺えます。
しきたりを重視する上位5県は「山形県」「福井県」「山梨県」「奈良県」「大分県」 (n=186)
- 葬儀社選び
- 葬儀社はどうやって探した?
- 葬儀社を決めるまでにかかった時間は?
- 葬儀社を選びはじめた時期は?
- 葬儀社選びで不安だったことは?
- どんなお葬式にした?
- お葬式を行った会場はどこ?
- お葬式で困ったことは?
- 葬儀のしきたりが強い県は?
- 葬儀とお金
- ▼葬儀にかかる費用総額
- お葬式そのものにかかった費用は?
- 飲食の費用はどのくらい?
- 返礼品の費用はどのくらい?
- 会葬者の人数は?
- お香典ってどのくらい集まるの?
- お香典はいくら包んだ?
調査概要
調査対象:直近2年以内に葬儀を行った(携わった)経験のある、日本全国の40歳以上の男女
調査手法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケート専門サイト「アイリサーチ」を活用したインターネット調査
有効回答数:1999件
※本アンケートは「いい葬儀」の利用者ではなく、日本全国の消費者を対象に行っています。
回答者の属性


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