【行ってきました】入居者同士も明るく和気あいあいとした共同体。ネクサスコート豊平

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日頃なかなか訪れる機会が無いけれど、自分の最期を過ごす場所になるかもしれない、老人ホーム。

どんな場所、雰囲気なのか、実際に見学してきました。

今回お邪魔したのは、株式会社ランドネクサスが運営する有料老人ホーム

北海道と宮城、東京、神奈川に14カ所ありますが、現在一番新しい「ネクサスコート豊平」に行ってきました。

施設外観

今回案内してくださったのは、入居相談員の西山さん。ご入居のご相談や手続きなどを担当しています。

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「ネクサスコート豊平」の特長は?

最大の特長は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハビリ3分野の専門家がいること!

座る、立つ、歩くといった体の機能回復や、レクリエーションや創作活動を用いたリハビリ訓練、嚥下機能・発声発語などの口腔機能の維持向上など、幅広い分野でサポートをしています。

実際に、お食事ができなかったご入居者の方がゼリーを自分の口から食べられるようになった例もあるそうです。

リハビリ3分野の専門家がすべて揃っているところは他社の有料老人ホームを含めてもほとんど無いそうで、ランドネクサスが運営する施設でも「ネクサスコート豊平」と「ネクサスコート北大前」だけのようです。

また、現時点においてご入居者83名に対してスタッフは71名。

看護・介護と洗濯・掃除などの生活補助をきちんと分業することで、一人ひとりのスタッフが心の余裕を持ってご入居者と接することができます。

もう一つの特長は、高齢化社会に対応する複合施設だということです。

2階から上が有料老人ホームなのですが、1階には歯科医院やデイサービス、コンビニなどの店舗が入っています。

地域の方の利用も多いそうで、ネクサスコートが街の一部として機能していることが感じられます。

施設の中はどうなっているの?

今回、施設の中も見学させていただきました。

お一人でご入居なさる方が多いなか、ご入居者同士をつないでいくスタッフの工夫が随所に見られます。

最初はお食事の席ですね。私たちが勝手ながら、気があうかな、という方の近くにご案内します。それから、絵はがきや書道教室などのレクリエーションを通して、会話が弾んでいくようです。

お話が得意ではない方もいらっしゃるので、まずは私たちスタッフを信頼していただくところから始めます。信頼関係ができないと、身体のお手伝いは任せてもらえませんから。(西山さん)

「ネクサスコート豊平」では、フラダンス教室や絵はがき教室なども開催しています。

一人だと、趣味のことに取り組むのはなかなか気力が出ないものですが、みんなで集まることで「○○さんもやっているから、私も始めようかしら」という気持ちになるそうです。

また、イベントだけではなくご入居者の方が楽しめるよう、季節を感じられる工夫もなされていました。

廊下

夏のお祭りをイメージした、浴室へ続く廊下の飾り付け。
奥ではおみくじも引けるようになっています。

案内していただく中で、各階で床の色が違うことに気づきました。

「ネクサスコート豊平」ではフロアごとに床の色を変えて、認知症の方が、ご自分のお部屋に帰りやすいように工夫しているとのこと。

同じ理由で、神奈川にある「ネクサスコート橋本」では、フロアごとに壁の色とアロマオイルの香りを変えているそうです。

想い出ボックス

お部屋の前に、自分の好きなものを飾れる「想い出ボックス」。
ご家族との写真や、ご自分で描いた絵はがきなどが、飾られていました。

最後に、入居相談を受ける際のお話をお聞きしました。

例えば、二人部屋はご夫婦でのご入居がもちろん多いですが、広いお部屋をご希望のお一人の方がご入居なさる場合もあります。
一軒家に住んでいた方にとっては、いきなりワンルームのお部屋に越すのは狭く感じることもあるようですね。

逆に、ご夫婦の場合も、別々のお部屋をお勧めする場合があります。
介護疲れでこちらにご入居を決めた方もいらっしゃいますから、同じお部屋だと辛いということもある。
一人ひとりの状況をお伺いして、なるべくご入居前と同じ生活をしていただければと考えています。(西山さん)

いざという時になって、初めて施設のことを調べる方も多いですが、急いでいるとどうしても、満足のいく場所が探せないということもあります。

元気なうちに、新しい引越先を探す気分で施設見学をしておくと安心かもしれません。

(取材 濱田花野子)

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