山本“KID”徳郁さんのお別れの会。青山葬儀所の駐車場を埋めるスーパーカーで最後の花道

山本“KID”徳郁さんのお別れの会_祭壇アップ

2018年9月18日にご逝去された格闘家の山本“KID”徳郁さんのお別れの会が11月4日、東京・港区の青山葬儀所で開かれました。小雨の降る中、大勢のファンが最後のお別れを告げに青山葬儀所に集まりました。

会は2部構成となっており、1部は午前11時から関係者のみのお別れの会、そして午後14時からはファンの人々が集ってのお別れの会です。

14時からのお別れの会には、フェラーリやポルシェ、ランボルギーニなど名車の数々が青山葬儀所の駐車場を埋め尽くし、山本“KID”徳郁さんの花道を飾りました。

お別れの会の施行は株式会社日比谷花壇です。

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花祭壇はエネルギーを感じされる「黄色」をメインカラーに

祭壇は山本“KID”徳郁さんのイメージカラーをもとに、エネルギーを感じさせる「黄色」をメインカラーに、KRAYZYBEEのロゴマークにもなっている「二頭鷹」を中心に据えています。力強い菊のラインで、パワーを表現しています。

また、山本“KID”徳郁さんは、生命力の溢れる南国の花も好きだったということから、赤いグロリオサやモンステラの緑をふんだんに使用し、野性的な花やグリーンもポイントであしらっています。

祭壇に使用した花は、菊3,000本、カーネーション2,000本、トルコキキョウ500本、バラ500本、ヒマワリ150本。そして南国の花としてはアンスリューム100本、グロリオサ200本、ストレチア50本、デンファレ200本、モンステラ200本、ゴットフィアナ100本、キキョウラン80本、アレカヤシ80本です。

 

デビュー戦・UFC戦の写真も並んで、遺影は3枚

遺影は年代の異なる3枚の写真を飾っています。

中央は近年のもので、事務所で撮影したそうです。撮影は友人で写真家のクロフィン氏。

祭壇に向かって左は2001年修斗でのプロデビュー戦のもので、写真家・長尾迪氏撮影のものです。そして右側はアメリカ合衆国の格闘技団体、UFC(Ultimate Fighting Championship)での写真です。

 

トロフィーとグローブも祭壇に

また、祭壇には山本“KID”徳郁さんのトロフィーも飾られました。「K1premium2006Dynamite!!」「Hero’s2007」「K-1WorldMAX2004」とこれまで獲得された栄誉がディスプレイされています。またグローブやシューズも花に包まれるように添えられていました。

さらに、祭壇に向かって左側には山本“KID”徳郁さんの描いた絵も3枚並んでいます。

親族代表の挨拶では、徳郁さんの名前に込められた意味が

式の進行を務める司会は、お笑い芸人の増井歩さん。

黙祷のあと、山本“KID”徳郁さんの軌跡を綴った映像が流れました。

親族代表の挨拶では、父親で日本体育大学スポーツ医学研究室名誉教授の山本郁榮さんが、四十九日に当たる今日、多くの人がお別れに集まってくれたことに感謝を伝えました。

「徳郁」という名前には、父である郁榮さんを越えて行ってほしいという願いが込められていたと言います。

また、山本さんの幼いころからの思い出として、ある日、お姉さんが叱られてベランダに出されたのを見た山本さんが「お姉さんを許すか、そうでなければ自分も一緒にベランダに出してほしい」とお父さんに訴え、結局2人そろってベランダに出ることになったといった、ほほえましいエピソードなども披露されました。

続いて矢地祐介さん、魔裟斗さん、山本アーセンさん、レスリング協会専務理事高田裕司さんからの想い出、お別れの言葉やビデオメッセージなどもありました。

 

献花はヒマワリの花

献花にはヒマワリの花が捧げられます。また、献花台には山本“KID”徳郁さんへのメッセージがかかれた寄せ書きが飾られていました。

青山葬儀所の受付前にも寄せ書き台が設けられていて、集まった方々が山本“KID”徳郁さんにメッセージを記すことができます。

日比谷花壇と言えば、これまでも水木しげるさんのお別れの会での妖怪ポスト、永六輔さんのお別れの会で郵便ポストなど、故人へのメッセージを伝えることができる演出で話題になっています。開式前はこんな寄せ書き台も、第2部がはじまる前にはたくさんの言葉で埋め尽くされていました。

 

青山葬儀所の駐車場を埋めるス―パ―カーの花道

山本“KID”徳郁さんのお別れの会の第2部がはじまる前に、青山葬儀所にはフェラーリやポルシェ、ランボルギーニなど、約30台スーパーカーが集まりました。

メッセージを記した車が山本“KID”徳郁さんの最後の花道を飾りました。

 

青山葬儀所の回廊に飾られた思い出の品

山本“KID”徳郁さんのお別れ会に集まった方々

(取材・執筆/小林憲行)

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