木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


弔電のマナー

訃報を聞いたものの、突然でどうしても参列がかなわない場合もあるかと思います。そこで、今回は「お悔やみの電報(弔電)を出す際のマナー」について触れさせていただきます。弔電を送る際にはNTTの115番に電話で申し込みをする方法が一般的ですが、近頃ではインターネットの電報サービスを利用される方が増えてきました。

弔電の送り方

料金は弔文の定形文章か、オリジナルの文面にするか、また、文字数や台紙の種類によってもずいぶん違います。

定形文の一例としては、
 

「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。」
「○○様のご逝去を悼(いた)み、ご冥福をお祈り致します。」
「『ご尊父様』のご逝去の報に接し、謹(つつし)んでお悔やみ申し上げます。」
 

などがあります。

ちなみに『  』内の「ご尊父(そんぷ)様」とは父親をさす「敬称」です。敬称とは、敬意や尊敬の念を込めて使われる代名詞のことで、母親の場合は「ご母堂(ぼどう)様」がよく使われます。
余談ですが、お兄さんは「ご令兄(れいけい)様」、お姉さんのことは「ご令姉(れいし)様」など、普段聞きなれない難しい言葉が使われることが多いのも儀礼ならではかもしれません。
こうした敬称を弔文に使うか否かについては、NTTのオペレーターにアドバイスを求めればいいでしょう。

弔電のマナーお悔やみの文面が決まったら次は台紙選び。
今は驚くほど台紙の種類が多く、ざっと挙げただけでも「ブリザーブドフラワー」「刺しゅう」「押し花」「うるし」「七宝」など、見た目も美しいものばかりです。
事前にインターネットで文面や台紙を確認してから予算を決めるのがベターです。
 

心に残る弔電とは?

式典では司会者が弔電を代読しますが、定形文が圧倒的に多いため、かえってオリジナル文面の方が心を打ち、皆さんの印象に残ります。オリジナル文面例としては、
 
「今はただ、○○さんの大きな笑顔ばかりが目に浮かびます。
優しい眼差しが忘れられません。心より哀悼の意を捧げます。」

最後に、弔電申込みの際には、お名前、お届けする式場の住所を間違えないようにしましょう。


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