市川愛の「教えて!お葬式」

身内が亡くなった年の暑中見舞いは控えるべきなのでしょうか

暑中見舞いのほか、毎年のお中元やお歳暮などを用意するとき、
ご自分や贈る相手が「喪中」だった場合、「今年は控えたほうが良いのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
 
結論から言うと、暑中見舞いやお中元・お歳暮のやり取りをしても何ら問題ありませんので、ご安心ください。
 
暑中見舞いは、喪中の場合にお送りすることの多い寒中見舞いと同じ、季節ごとに相手を気遣う用途の挨拶状です。
 
喪中かどうかというのは、あいさつをするかどうかには関係がないと考えてくださいね。
 
一般的に喪中とは、お身内が亡くなった場合に、新年のお祝いや結婚などの慶事・喜びごと全般、そして、遠方への旅行などを控えて、亡くなった故人の冥福を祈りながら、慎ましやかに過ごす期間のことです。
 
明治までは、法律で故人との関係ごとに細かく「服喪期間」というのが定められていて、
期間中は外出や人に会うことも控え、喪服を着て過ごしていたそうです。
 
現代においては、お祝いや旅行を控える程度に簡略化され、
四十九日までを「忌中」、
一周忌までを「喪中」として、普段とほぼ変わらない生活を送るようになっています。
 
ご質問に話を戻すと、暑中見舞いやお中元・お歳暮というのは、何らかのお祝いごとではなく、あくまでも「お世話になっております」という「あいさつ」ですから、たとえあなたや先方が喪中であっても、これまでと変わらずお贈りしても良いものなのです。
 
ただし、一点だけ、お中元やお歳暮の場合に注意すべきなのは、お送りする際につける「のし」の種類です。
 
通販やデパートなどで用意されている「のし」には、通常、紅白の水引が印刷されていますが、これは喪中にはふさわしくありません。水引が印刷されていない無地の「のし」に変更してもらいましょう。
 
ということで、今回のご質問
 
身内が亡くなった年の暑中見舞いは控えるべきなのでしょうか
にお答えしました。

【市川愛プロフィール】葬儀相談員/市川愛事務所リリーフ代表

1973年10月21日生、神奈川県川崎市出身

服飾メーカーに約7年間勤務し、百貨店との商品企画・販売企画に携わった後、葬儀業界で初めての葬儀エージェント(葬儀社紹介)企業に入社。約300社の葬儀社と提携し、紹介業務を行なう中で、服飾業界の「顧客サービスの常識」がまったく通用しない葬儀業界の状態を知り、あまりに前時代的な考え方の葬儀社が多いことに大きな衝撃を受ける。

葬儀社紹介業で勤務していく中で、『ウェデング業界にはウェディングプランナーがいる。不動産業界には不動産鑑定士がいる。それならば、葬儀業界にもプロのサポート役が必要なはず』との想いが大きくなり、2004年に独立。ウェディングプランナーをヒントに、「葬儀相談員」という新しい形態の葬儀サービスを考案し、消費者からの相談対応・葬儀現場でのサポートサービス等を提供すると同時に、2005年より葬祭事業者へのコンサルティング業務を開始。

現在は日本初の葬儀相談員として、累計3000件を超える消費者からの相談・質問に対応するほか、お葬式の事前準備サポート、各地での講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。

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