株式会社くらしの友 取締役本部長
吉村 俊郎 様
株式会社くらしの友(所在地:東京都大田区西蒲田8-2-12、創業年:1967年4月17日)は、創業以来もうすぐ60周年を迎え、「私たち、くらしの友は、お客様一人ひとりとこころを分かちあう存在として、人生の節目を豊かに彩る『感動』を提供し続けていくことを約束します」を経営理念に掲げてまいりました。
今回は、取締役本部長の吉村俊郎様に、同社の強みやスタッフの魅力、印象的な葬儀事例、そして葬儀を控えている方へのメッセージを伺いました。
目次
会社紹介:関東初の互助会認可を受け成長した「総合生活サービス業」
御社を初めて知る方に向けて、会社の紹介をお願いします。
私たちは、1967年の創業から冠婚葬祭を中心とした事業を展開し、もうすぐ60周年を迎えます。最初は貸衣裳事業から始まり、1973年に互助会事業が法制化された際には、関東で初の認可を取得した歴史もあります。
現在では、33の直営斎場、3つの婚礼施設を運営するまでに成長しました。また「総合生活サービス業」として、葬儀・婚礼に加えて、日常的にご利用いただけるサービスも提供しています。
理念と強み:人生の節目を豊かに彩る『感動』を提供し続けていくこと

御社が大切にしている理念を教えてください。
「私たち、くらしの友は、お客様一人ひとりとこころを分かちあう存在として、人生の節目を豊かに彩る『感動』を提供し続けていくことを約束します」を経営理念としています。
創業以来、大切にしているのは「人と人とのつながり」です。くらしの友は、主婦や商店街を中心とした地域の方々からの声によって創業されたという歴史があり、地域と共に成長してきました。地域のお客様の信頼できるパートナーとして、健康で安心して自分らしく暮らしていけるサービスを提供し、地域社会のくらしを豊かにしていきたいと考えております。
他の葬儀社様にない、御社ならではの強みを教えてください。
1つ目の強み:実績豊富であること
まず「実績豊富であること」が挙げられます。私たちは、約60年にわたり、地域にお住いの方々の「大切な人との最期のお別れ」をお手伝いしてまいりました。2022年の調査では、東京都・神奈川県で直近1年での自社葬儀施行件数がNo.1となり、現在では全体で年間約9,000件の葬儀をご依頼いただいております。
当社は冠婚葬祭互助会ということもあり、終活活動の流れからご葬儀に対して、具体的なイメージを持った会員様のお手伝いをすることが多い印象です。しっかりとお別れの時間を取ることを重視されるお客様が多く、結果として、家族葬含め、通夜および葬儀・告別式を執り行ってお別れする方が多いことも特徴だと思います。どのような場合でも、多様なお客様のお考えに対応して儀式を執り行っています。
2つ目の強み:現場対応力
次に「現場対応力」です。数多くの実践を積み重ねていくことで、技術等の向上につながっています。実際に、葬祭ディレクターの有資格者は約200人に及びます。
最近は家族葬を希望される方が多いですが、家族葬のイメージは人によって様々です。そういった時でも、積み重ねてきた実践が活かされ、臨機応変に対応できます。ご遺族にお話をお伺いして、日程・場所・内容を考慮し、最適な形でのお別れをご提案しております。公営斎場はもとより、33の直営斎場を含む、164の厳選した葬儀式場でのご利用をおすすめしています。
3つ目の強み:多くのプロフェッショナルでつくる葬儀
3つ目は「多くのプロフェッショナルでつくる葬儀」です。くらしの友では、1つの葬儀にプロフェッショナルが20名以上も関わっています。第一報をお受けするコールセンターから、葬儀を安心して執り行っていただくためのお葬式相談スタッフ、花祭壇デザイン・運営スタッフ、葬祭ディレクター、湯灌スタッフ、ケータリングスタッフまで、各分野のプロフェッショナルが精一杯お手伝いをさせていただいております。
おかげさまで、冠婚葬祭互助会としてはただ1社だけ、消費者志向優良企業として経済産業大臣表彰を受賞しています。
御社ならではのこだわりを教えてください。
葬儀を行う上で、「非日常性」も大事にすべき要素と考えています。当社の直営斎場には、正面玄関に「聖泉(つくばい)」と自然の緑が配置されています。これは日常区間と非日常区間を分ける、言わば結界の役割をしています。中に入ると一切が普段と異なる「聖域」という場所と時間になることを意味しています。
直営斎場は、駅近で利便性が良いこともこだわりとして挙げられます。多くが、最寄駅から徒歩10以内に立地しており、アクセスしやすく参列者の負担を抑えられます。
蒲田および新横浜には社葬に対応した斎場があり、社葬に対応できる組織体制も整っています。社葬を含む大規模な葬儀の件数も、東京・神奈川の中では上位に位置しているのではないかと思います。
また、提供しているサービスとして「湯灌」に定評があります。内製化しており、当社をお選びいただく大きな要因になっています。お別れの場で当社の湯灌の儀式を見て感動して、リピーターになられた方もいらっしゃいます。
スタッフ:当たり前のことを当たり前に。傾聴と共感を根底に、お客様の人生の節目を支えるプロ集団
御社のスタッフ様はどのような方が多いですか?
真面目な人が多いと思います。そして、この業界であれば当たり前かもしれませんが、皆「丁寧で優しい」です。しかし、その当たり前のことがきちんと実現できているのは、上席者や経験者によるフォローアップと、スタッフ同士の助け合いの成果だと考えています。
これは、くらしの友が人物像として求めている「協力・リーダーシップ・自律・挑戦・誠実と信頼」とも関係しています。これらの5項目は、当社成長過程においても重視している項目です。
また、当社では新卒採用を定期的に行っております。そして多くのプロフェッショナルを養成するため、研修プログラムを整備し、それに基づいて教育しております。毎年コンクールを開催し、技術の向上を競い合う環境や業務に必要な資格の取得支援、福利厚生も充実させており、スタッフ自身に「積極的に成長していける場所」として実感してもらうことが大切だと考えています。
お客様のご対応において大切にしていることはありますか?
傾聴と共感を根底に、お客様に対して「何ができるか」「どうしたら寄り添って支えられるか」を常に考えています。
また、「冠婚葬祭という人生の節目に立ち会う重要な仕事であること」そして「特に葬儀はやり直しがきかない儀式であること」を、一人ひとりが強く意識して日々努めています。
印象的な葬儀:傾聴から導く最適なお別れの形。ネット中継や二日葬、駅近斎場のご案内

これまでで印象に残っている葬儀のエピソードを教えてください。
コロナ禍の壁を越えて。海外在住の親族へネット中継で届けたお別れの時間
コロナ禍で「遠く離れて参列できないご遺族」と「故人様」の距離を縮めるお手伝いをしたことです。
当時、故人様の両親は海外在住で来日できない状況にありました。日本にいたご遺族の要望もあり、検討した末に、葬儀の様子をインターネットで中継することにしました。
「海外との時差に合わせやすい早朝に開式する」「葬儀の様子が見やすい位置に中継用のカメラを設置する」「故人様の日本での生活エピソードを具体的に紹介する」など工夫を凝らしました。
一日葬から二日葬への提案。喪主が知らなかった「父の優しい一面」に出会えた通夜
「参列者の方から自分の知らない父のエピソードを聞くことができて良かった」と喪主様に感謝されたこともあります。
父親である故人様と離れて暮らしていた喪主様は、当初家族だけでの一日葬をお考えでした。ですが、故人様は生前に地域活動に対して積極的だったと伺い、葬儀後の弔問が増える可能性も考慮して「地域の方々にも葬儀の場でお別れしていただいてはどうか」とご提案し、二日葬を行いました。
通夜および葬儀・告別式では、多くの方が参列にいらっしゃいました。特に通夜では、通夜振る舞いの席で、お父様の色々な話を聞くことができたそうです。「家庭の外でも優しい父の一面を知ることができて嬉しかった」と喪主様はおっしゃられていました。
故人様が長く暮らした横浜でのお別れ。遠方からの参列者も安心の駅近斎場をご案内
「新幹線の停車駅から、すぐ近くの立地で助かりました」という声をいただいたこともあります。
故人様は、社会人になって上京した後、ずっと横浜で生活を営まれておりました。葬儀では親族の方が多く参列されることになり、横浜の地理に詳しくない中で、当社の新横浜総合斎場でのご葬儀をご提案いたしました。
斎場が新横浜駅から近く、また当社直営の宿泊施設も駅近くにあることから参列者の移動・宿泊にお役立ていただけました。また、小さいお子様を連れた親族様が多かったため、キッズルームもご活用いただけました。
葬儀を控えている方へ:葬儀を支えるのは「人」。葬儀のプロが多数在籍するくらしの友へご相談ください
葬儀を控えている方やこれから葬儀社を探す方へメッセージをお願いします。
「お葬式がいくらで出来るか」はもちろん大事ですが、「故人様とどのようにお別れするか」も大事です。故人様にとって、ご遺族様にとって、また故人様と縁のあった方々にとって、満足の行く葬儀をぜひ考えて検討していただければと思います。
そして、その葬儀を支えるのは人であり、葬儀スタッフです。くらしの友には、葬儀のプロフェッショナルが多数在籍しております。お困りごとや分からないことがございましたら、お気軽にご相談ください。
初めて葬儀を行う方に、やり直しがきかない一回きりの葬儀をいかに大切にお考えいただくか、そのことを当社としても大切にとらえてご提案していきたいと考えています。
これまで葬儀中心の話となりましたが、生前整理・遺品整理や相続、仏壇・お墓、貸衣裳といったように、葬儀に関連した付帯サービスも提供しております。くらしの友グループとして、すべてお任せいただける体制を整えております。併せてご相談いただければと思います。
会社概要:株式会社くらしの友

| 会社概要 | |
|---|---|
| 会社名(正式名称) | 株式会社くらしの友 |
| 所在地(住所) | 東京都大田区西蒲田8-2-12 |
| 代表者 | 代表取締役会長 伴 良二 代表取締役社長 伴 久之 |
| 創業年/設立年 | 1967年4月17日 |
| 従業員数 | 1,575名 ※2025年4月現在 |
| 対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県 |
| 公式HP | 株式会社くらしの友 |