【インタビュー】遺族がつくった、遺族のための安置施設「想送庵カノン」が誕生

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人が亡くなると、通夜や葬儀、火葬までの期間ご遺体を安置しておく場所が必要になります。病院の霊安室では長時間ご遺体を安置しておくことができないため、ご遺体の安置場所は葬儀の詳細より前に決めなければなりません。しかし、日本ではこれまで安置室が注目されることはほとんどありませんでした。

安置先を急いで決めたため不本意な葬儀社に葬儀を依頼しなくてはならなかったり、苦労して選んだ安置先では面会が制限されていたり、場合によっては葬儀まで故人に会えなかったりということもあります。

こうした問題を解決するためにつくられたのが、2019年1月30日にオープンした、「想送庵カノン」(東京都葛飾区)です。同施設を運営する「あなたを忘れない株式会社」代表の三村麻子さんに、施設に託された想いや安置期間の大切さについて伺いました。

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娘を亡くした経験から安置期間の大切さを実感

――想送庵カノンはどのような施設ですか?

ひとことで言うと「ご遺族さまが、故人さまに会いたいときに会える安置施設」です。

ご遺族さまに滞在していただけるお部屋は大きく2つに分かれます。

ひとつは面会室。

面会室をご利用の場合は、30分程度を基準として無料でご利用いただくことができます。故人さまが到着したら、ファイナルトリートメントルームにお連れして、ご遺体の処置を行います。そして、隣室アネックスという部屋でご安置します。面会のご希望があれば、アネックスより、面会室に移動してご面会いただけます。

面会室は1階に3部屋ご用意しています。

もうひとつが個室です。

個室をご利用の場合は、9時〜21時の営業時間内であればいつでも自由にご面会できます。ソファーと椅子が4席ほど置ける15㎡(約9畳の)こじんまりとしたお部屋から、30㎡、45㎡、60㎡、150㎡とご希望に合わせてお選びいただけます。琉球畳を敷いた和室もありますし、壁紙や家具もそれぞれの部屋ごとに異なります。お好きな部屋で、ゆっくりと故人さまとのお時間をお過ごしいただけます。

明るい色調に整えられた個室。一部屋ごとに壁紙や家具を選んでいる

また、個室でのご葬儀も行えます。私たちがお葬式を執り行うことはしませんが、ご希望があれば信頼できる葬儀社をご紹介いたします。

落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとお別れができる和室

――想送庵カノンをつくった経緯について教えてください。

きっかけは娘の死です。私は、The Farewell Place DEAR(ディアホール)という家族葬が行えるセレモニーホールを経営しています。10数年にわたってディアホールでご遺族へのサポートを行っていた経験から、ご遺族の気持ちはある程度理解しているつもりになっていました。ですが、自分がいざ遺族になってみると、実はわかっていなかったことがたくさんあると痛感しました。その代表例が安置期間の大切さです。

葬儀までの間、娘を自宅で安置することになりました。

この4〜5日間の時間がどれほど貴重で、豊かであったか。私は遺族になって初めて、安置期間の大切さを本当の意味で実感しました。

――三村さんにとって安置期間とはどのような時間でしたか?

豊かな悲しみの時間でした。

娘を送ったとき、この感情をどう表現すればいいのか考えた結果、感情を味わうしかないという心境にたどりつきました。悲しみも苦しみも辛さも、人間が生きている限り、持つすべての感情を味わうしかないのだと。そして、きちんと味わうからこそ、悲しみがやがて前に進む力に変わっていくのだと実感しました。

この豊かな時間を味わってほしいという思いが、想送庵カノンをつくる動機となりました。

安置期間も大切な弔いの時間

――東京の安置所は、面会時間が制限されていることが多いですね。

これは東京の葬祭業が抱える大きな課題です。故人さまと自由に面会したい思うご遺族は多いでしょう。実際、ディアホールでも毎月のように「安置に付き添えませんか」というお問い合わせがあります。弔いは通夜・葬儀だけではありません。安置期間中は二度と取り戻せない弔いの大事な時間なのです。

安置期間の不十分さが引き起こす最大の問題は、葬儀に向かう気持ちをつくっていけないことです。安置期間にゆっくりと冷たくなっていく故人さまと向き合うことで、遺された人は死を受け入れていきます。感情では受け入れられなくても、脳が死を認識していく。この時間が通夜、告別式に向かう気持ちを整えていきます。東京では残念ながら施設の問題から安置期間があまり大切にできていません。私は、故人様に向き合う時間が、葬儀をする・大事な人を骨にする覚悟を作ってくれるのではないかと思います。安置期間は葬儀を待っている時間ではなく、遺族にとって本当に大切な弔いの時間なのです。

――この数年自宅に安置できないケースがますます増えていますね。

介護の長期化と住宅事情から、「死亡時帰宅困難者」ともいえるケースが東京だけでなく全国的に増えてきています。しかしながら安置時間を大事にしている地方では、豊かな時間を共有する葬儀が行われているという実感があります。東京の葬祭業も、葬儀だけでなく安置期間の大切さにもっと目を向けていく必要があるのではないでしょうか。

スタッフ全員が遺族だからこそ、ご遺族の気持ちに寄り添うことができる

――想送庵カノンは、日本でも珍しい遺族が運営する安置施設ですね。

私を含め、スタッフ全員が大切な人を亡くした経験をもつ遺族です。私たちが遺族になった時に感じた「こうして欲しい」を実現しようとして日々格闘しています。遺族が運営しているからこそ、ご遺族の気持ちに寄り添うことができる。これは他の施設にはない想送庵カノンの特徴であり、最大の強みです。

当施設では、遺族目線を徹底しています。例えば、施設の内装についてもインテリアのプロフェッショナルが入ったわけではなく、すべて遺族であるスタッフがつくり上げました。壁紙やイスひとつとっても、遺族目線を大事にしてスタッフが選んでいます。

私たちスタッフが葬儀を行わないのも、ご遺族に寄り添う時間をつくるためです。葬儀を行わないからこそ、私たちスタッフは葬儀の設営ではなくご遺族に向き合うことができる。私たちが行うのは、ご遺族さまが大切な方とお別れする時間を守ることだけだと考えています。

人に気兼ねすることなく故人を想うことができる空間も用意されている

――最後に、ご遺族へメッセージをお願いします。

大切な方を亡くされたばかりのご遺族さま、心よりお悔やみを申し上げます。私たちもまた、大切な人との別れを経験してきました。だからこそ、お別れの時間の大切さや貴重さを痛いほどに感じています。

想送庵カノンでは、故人さまとともに最後の時間がゆっくり過ごせるよう、安心・安全な場所をご提供します。また、私たちがご家族様になり代わって故人さまをお守りしますので、どうぞご安心ください。そしてご家族で納得がゆくまでご葬儀についてじっくりと検討なさってください。

大切な人とともに最後に過ごす時間が十分であり、その時間が穏やかで豊かなものであってほしい。想送庵カノンには、そんな私たち遺族の願いが込められています。豊かな悲しみの時間を味わうからこそ、涙はやがて前に進む力になります。大切な方とのお別れの時間を、どうぞゆっくりとお過ごしください。

――ありがとうございました。

想送庵カノン

住所:〒124-0012 東京都葛飾区立石8-41-8

電話番号:フリーダイヤル 0120-717-372

アクセス:

【電車をご利用の方】

京成線「青砥駅」「京成立石駅」より徒歩約12分

【タクシーをご利用の方】

JR総武線「小岩駅」北口から約15分

京成線「青砥駅」タクシー乗り場あり

【バスをご利用の方】

京成タウンバス新小岩『新小58』に乗車、「スポーツセンター前」下車、停留所から徒歩約8分

*本記事は、あなたを忘れない株式会社のスポンサードによって制作されています。

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