【お葬式Q&A】喪中でもお歳暮は送っても良いの?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は“喪中の時、お歳暮は送っていい?”というご質問なんですね。

そろそろお歳暮を準備する時期になってきましたね。
この時、ご自身やお送りする先方が喪中だった場合、これまで通りにお送りしてもいいのだろうかと悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
結論から言うと、ご自身や先方が喪中であっても通常通りお歳暮のやりとりはしてもかまいません。
全く問題はありません。
喪中というのはですね、お身内が亡くなった方が一定期間、四十九日までは忌中、そしてその後一年間を喪中として故人の冥福を祈りながら慎ましやかに生活する期間のことなんですね。
その喪中の期間は、お祝い事全般や遠方への旅行、そういったものを控えて生活するのが習わしとなっています。
明治時代まではですね、法律で細かく故人との関係ごとに服喪期間、喪に服する期間が決められていて、その行動もかなり制限をされていたそうなんです。
例えば人に会うのを控えたり、喪服を着て過ごす、そういった事が決められていたんですね。
ところが、現代ではそういった生活をすると困難ですから、通常通りの生活をしても全く問題はありませんので、そこまで心配されなくても大丈夫です。

お歳暮にお話しを戻しますと、お歳暮というのは何かの慶事であったりお祝い事ではなく季節のあいさつですから、全くやりとりには問題ないんですね。
寒中見舞いであるとか暑中見舞い、そういったものと同じような意味合いと考えて結構です。
ただ一点だけお歳暮をお送りする時に気をつけなければならないのが“のし”なんですね。
通常、例えば通信販売を利用される場合やデパートのお歳暮コーナー、そういったところで注文する場合、のしに紅白の水引がかかっています。
これは喪中の場合は相応しくはありませんので、お願いをすると白紙、無地の“のし”に変えてもらうことができますので、注文の際には忘れずにお伝えするようにして下さい。
これはお中元であっても同じですね。
お中元もお歳暮と同じく季節のあいさつですので、これもお送りするのは全く問題ありません。
喪中であっても常日頃のお付き合いは、普段通り変らないものというふうに考えて頂いて結構だと思います。
ということで今回のご質問“喪中の時、お歳暮は送ってもいい?”にお答えしました。
ありがとうございました。

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