木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


「生前葬」を行うための挨拶実例

関心が高まりつつある葬儀の新しいカタチ【生前葬】。
1回目は「生前葬」の考え方や流れ、2回目は「生前葬を行うメリット・デメリット」について、3回目は弊社が実際にお手伝いした生前葬の実例をご紹介してまいりました。
シリーズ最終回は、「生前葬」を行うために非常に重要となる施主側の「挨拶実例」を取りあげます。
私の経験上、一般の方々にはまだ馴染みのない「生前葬」や「無宗教葬」だからこそ、施主側の挨拶(新たな葬送スタイルとなった説明や経緯)が参会者の理解につながり、結果、双方の満足につながると確信しています。

「施主挨拶」の中に欠かせない項目としては、
1:参列のお礼の言葉
2:新たな葬送スタイルとした背景や経緯
3:式の流れと内容について
4:最後に改めて感謝の言葉

弊社で実際にサポートさせていただいた施主挨拶の文面実例をご紹介しておきます。

「皆さま、本日はお忙しい中、お集まり頂きまことにありがとうございます。
皆さん、生前葬と聞かれ、正直驚かれたと思います。
生前葬といえば、かつて女優の水の江滝子さんが行い世間をあっと驚かせました。 元気なうちにお世話になった方々へ感謝を告げる生前葬は調べてみますと過去に著名な落語家の方々も多く行っており、感謝をお伝えする≪引退式≫と考えていただければ幸いです。
75歳を迎え、私はご覧のように元気に過ごしております。
だからこそ、懐かしい皆さんと再会し、感謝の言葉を元気なうちにお伝えしたいと思いました。
本日は、古くからの友人や仕事でお世話になった業界の方々もたくさんお越し頂いています。この後、3名の方からスピーチをいただき、会食の席では、あのとき言えなかった【ありがとう】の言葉を皆さまお一人お一人にお伝えしたく会場を回らせて頂きます。
また、僭越ですが、この会を通して生きていることの尊さをお互いに共有できれば嬉しい限りです。
本日は、ご参会を賜りましてまことにありがとうございます。」

シリーズ4回でお送りしてきた新たな葬送スタイル「生前葬」。
イメージはつかんでいただけたでしょうか。
前述にありました「仕事やライフワークに対しての引退式」ととらえ、イベントやパーティー形式で行うケースについて少しずつではありますが関心が高まってきました。


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