木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


無宗教葬のマナー その2

都内では、徐々に定着しつつある「無宗教葬」。
書いて字のごとく、特定の宗教にこだわらず自由な形式で行われるお葬式のこと。
自由葬、オリジナル葬ともよばれ、思い出の音楽を流しながら、親しい方々からお別れの言葉をいただき献花を行うお式です。

今回は、無宗教形式のお式に参列した場合のお香典の表書き、献花のお作法、お別れの言葉を依頼された際の文面についてお伝えします。

お香典の表書き

無宗教葬(自由葬)に参列する人にとって最初のお悩みポイントは、「お香典袋の表書き」ではないでしょうか。一般的に無宗教葬では「御霊前」または「お花料」でよいでしょう。
ただし、「御霊前」の場合、香典袋にはすの絵柄が入ったものもあるため(はすの花は仏教のイメージが強いため)絵柄のないお香典袋を使いましょう。
ところで、自由葬という発想から、お式では時折、喪主様のご希望もあり「焼香」が行われることもあります。私が司会進行で入らせていただいた際、「焼香」をされてから、さらにお棺にお花を納める「献花」をされたケースもありました。
 

献花の作法

無宗教葬のマナー その2では、献花のお作法について触れておきましょう。
手順はこのようになります。

(1)係りからお花を両手で受け取ります。
(2)喪主様を中心にしたご遺族側に一礼をします。
(3)献花台に進み、まずは、ご遺影に黙礼。
(4)花を時計回り(右回り)に回転させ、茎を祭壇に向けてお供えします。
(5)ご遺影に黙礼→改めて喪主様を中心にしたご遺族側に一礼をします。

なお、献花用のお花は白いカーネーションが主流ですが、故人がお好きだったお花で献花することもできます。
白いデンファレ(洋蘭の一種)、ガーベラ、中には、真紅のバラを使ったこともありました。
 

弔辞や追悼メッセージのポイント

最後に、無宗教葬(自由葬)において「お別れの言葉」(弔辞や追悼メッセージ)を依頼された場合の文面のポイントについて。無宗教葬(自由葬)を選択した故人とその遺志を形にされたご家族を尊重する気持ちを言葉で表します。
故人がお好きだった曲やお花、愛用品の展示などの感想や思い出のエピソードをゆっくりと語ります。

次回は、ご遺族のお悩みポイントのひとつ、無宗教葬(自由葬)を終えた後の追悼についてお伝え致します。


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