11月20日に急逝した日本相撲協会前理事長、北の湖敏満さんの相撲協会葬が12月22日、東京・両国国技館で営まれました。
国技館には関係者をはじめたくさんのファンが訪れ、62歳の早すぎる別れを惜しみました。
「憎らしいほど強い」第55代横綱のお葬式
祭壇は大きな山をかたどっていて、山の頂上部分には遺骨を安置。その後ろには在りし日の北の湖さんの紋付きはかま姿の遺影が飾られています。式は大本山川崎大師平間寺が執り行い、葬儀委員長は八角信義理事長が務めました。
八角理事長は挨拶に立ち、「一日も早くこの悲しみから立ち直り、大相撲発展に向けまい進することが何よりの供養」と決意を新たにしました。
お焼香の回数は?
大勢の方が参列している葬儀・告別式ではしばしば、お焼香の回数を1回とすることがあります。今回も、司会の方から「一回焼香でお願いします」という案内がありました。
さて、葬儀のマナーの中でも非常にわかりにくいのが、このお焼香の回数です。司会の方から案内がある場合もありますが、そうでないときにはちょっとドキドキしてしまいます。
お焼香が難しいと感じるのは、その作法が宗旨・宗派によっても異なりますし、また地域やお寺によっても考え方が異なる場合があるためだと思います。どうしてもわからない場合は、その葬儀を施行している葬儀社の担当者に聞いてみるとよいでしょう。
また、「いい葬儀」でも木野島光美の“女性のためのお葬式のマナー”で、それぞれの宗派ごとのお葬式のマナーをご紹介しています。
(写真・文・構成 小林憲行)