川島なお美さんのお葬式。青山葬儀所でワインとケーキを飾った生花祭壇

2015年9月24日に胆管がんでご逝去された川島なお美さんのお葬式が、10月2日、東京・港区にある青山葬儀所で開かれました。

当日は関係者やファンら大勢の人が集まり、別れを惜しみました。

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ワインやぬいぐるみ、そしてケーキで飾った生花祭壇

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式の間は式場の外に待機し、設置されたスピーカーから中の様子を聞いていたのですが、お別れの言葉として故人と親しかった方々がその生前の様子を語っているのを聞いているだけで、つい胸が熱くなりました。

中でも故人の夫で喪主である鎧塚俊彦さんの挨拶で、「女房は他界したぐらいでへこたれるような女性ではございません」とおっしゃっていたのが強く印象に残っています。

祭壇にはワインやぬいぐるみ、そしてケーキも飾られていました。

司会は、徳光和夫さんが務めていました。

今、お葬式は“故人らしさ”が大切な要素

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最近では、こうしたお葬式を選ぶのは芸能人だけではありません。一般の方のご葬儀でも、「故人らしさ」というのはお葬式を行う上で大切な要素の一つになっています。

例えば、生花祭壇を選ぶ方が増える中、故人が好きだった花、好きだった色はもちろん、故人らしいデザインを花で描くといった祭壇を用意する。さらに、祭壇は設けずに棺の周りを花や故人が愛用していた品々で飾るというお別れの形もあります。

また式中、参列者一人ひとりが順番に、棺の中に眠る故人に対して感謝の気持ちや伝えきれなかった想いを語りお別れをするというケースもあります。

お別れの場で最も心を打つのは故人のことをよく知っている方々の言葉です。これまで伝わってきた儀礼にプラスして、こうした想いを伝えられる場も用意されている、そんなお葬式が増えているように思います。

「墓友」のつながり

川島さんのお葬式でもう一つ、話題になったのが「墓友」です。

川島さんは生前、東京・港区にある同じお寺にお墓を持つ俳優や女優、作曲家たちとの深い交流があったそうです。

お墓がきっかけになる縁、「墓友」は地縁や血縁、さらには職場の縁も薄れた現代社会で、新しいつながりになるかもしれません。

(文・構成 小林憲行)

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