はじめてのお葬式ガイド
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「はじめてのお葬式ガイド」では、終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

第54代横綱輪島大士さんの葬儀告別式。青山葬儀所の空に673個の金の風船を飛ばしてお別れ

第54代横綱輪島 祭壇 青山葬儀所

2018年10月8日に亡くなった大相撲第54代横綱、輪島大士(本名:輪島博)さんの葬儀告別式が10月15日、東京都港区の青山葬儀所で行われました。

角界を去った後はプロレスラー、タレントなど多方面で活躍した故人。葬儀告別式にはおよそ300人の参列者が会場を訪れ、出棺の際には輪島さんのイメージカラーである金色の風船を空に放ち、最後の別れを惜しみます。

輪島さんを乗せた霊柩車が、青山葬儀所の車寄せから駐車場に敷かれた金のカーペットの上を厳かに走り、桐ケ谷斎場に向けて出発しました。

葬儀の施行を行ったのは株式会社アーバンフューネスコーポレーションです。

 

祭壇は金の土俵

黄金の土俵をイメージした元横綱輪島の祭壇式場に飾られた祭壇に用いられたのは、カーネーション、ユリ、バラ、リンドウ、ハイブリットチーフなど。正面から見ると一般的な花祭壇といった印象ですが、少し高いところから見ると、金色の土俵が浮かび上がってきます。

輪島さんのトレードマーク「黄金の廻し」、ニックネームの「黄金の左腕」ということから金色の祭壇となったそうです。

祭壇の上には、朱色の棺。横綱時代、故人が一番好きだった色、浅黄色の着物を着て眠っているそうです。

法名はまだ定まっていませんが、式は石川県七尾市の真宗大谷派の寺院、常福寺が執り行いました。

また、焼香台や祭壇の横、式場へ向かう回廊などさまざまなところに、故人の偉業を語るさまざまな写真が飾られていました。

 

 

葬儀委員長は加賀屋旅館の小田会長

輪島さんのお葬式の葬儀委員長は、石川県七尾市和倉温泉の旅館、株式会社加賀屋の小田禎彦会長が務めました。小田会長と輪島さんとは同郷で、幼いころから親しく交流がありました。小学生のころの輪島さんは腕白大将で、野球好き。野球の練習のあと旅館のお風呂に入っていたと懐かしい思い出を語ってくれます。

輪島さんがプロレスに転向した時には、武者修行で訪れていたラスベガスで会い、「お米を食べないと元気が出ない」という輪島さんのためにご飯を炊いて、一緒に食事をしたそうです。プロレスに精進しているという輪島さんの姿を見て、「表の華やかな世界だけでなく、見えないところで彼なりに精進を続けていた」といいます。

今回、故郷ではなく東京の青山葬儀所で葬儀を行ったのは、「何といっても青山斎場で飾ってやりたい、ここで最後を送ってやりたい」という思いがあったからだそうです。

 

弔辞は「天真爛漫」「天衣無縫」「天才」と3つの天の思い

元NHKアナウンサー杉山邦博さんが輪島さんに、「天真爛漫」「天衣無縫」「天才」と3つの「天」の思いを弔辞とし、捧げました。

底抜けの明るさは誰にも好かれ、幅広く、さまざまな方の後援を受けていました。そんな輪島さんに「天真爛漫」という言葉はぴったりです。

また、型破りな方だったということについては、入門時のエピソードを紹介。パンチパーマで入門した時には「本当にびっくりした」そうです。さらに名古屋場所の時に超高級ホテルから場所入り、しかも外車リンカーンに乗って場所入りした時の思い出とともに、それを許容した相撲界の懐の広さもあったといいます。

そして、輪島さんの天才的な才能。青梅街道の歩道橋を上り下りしたり、見えないところで努力をしていた姿は目に浮かぶけれど、それでもやはり「天才」だったと振り返ります。

「輪島さんは決して、ただ単なるお人よしではない。明るさだけではないんだ。たぐいまれな集中力があっての輪島さんなんだ。ここ一番負けないんだ。そういう集中力が輪島さんの人生を支えられたのだと思います」と結びました。

 

デーモン閣下の献歌『千秋楽』

現役時代あこがれを持って輪島さんを見ていたというデーモン閣下が献歌を歌いました。

力士の引退をイメージした歌です。門出を祝うというおめでたい歌であると同時に、一時代を築いてきた人が去る寂しさも表した、そんな歌です。

 

デーモン閣下のお言葉(全文)

今も紹介いただいた通り、吾輩は世を忍ぶ仮の小学校低学年の時からずっと輪島関のファンでした。

輪島関がいなければ、今、吾輩が相撲ファンとして何十年も色々な所でコメントをしたりしていることはなかったかもしれません。

そのぐらい、相撲ということにおいては、我輩にとって今まで、一番大事な人だったと思います。

そんな輪島さんとの思い出はたくさんありますが、吾輩が世の中に有名なものとして顔を出すようになり、輪島さんと一緒に食事をしたりしに行く機会があり、一緒にカラオケに初めて行く機会があり、輪島さんの歌を聞き、吾輩も歌を歌い、という場面を迎えた時に、こんなことがあるんだ!と思ったものでした。

またその後、吾輩が短編映画を撮るということになった時に、限られた予算であったにも関わらず、「閣下のためだったらなんでも引き受けるよ」とおっしゃり、喜んで吾輩の父親の役を映画の中で演じてくださり、その際はご子息の大地君、お嬢さんのひろみさんも一緒に映画の撮影現場でカメラに収めもらったことを、非常に喜ばしく、今でも思い出深く思っています。

今日は、ただいま杉山さんのお言葉にもありましたとおり、天衣無縫、天真爛漫な横綱のご葬儀ということで、本来吾輩はこのような出で立ちで葬儀に列席することは、いつも他の人の時には遠慮をしているのですが、その破天荒な横綱のご葬儀ということで、ご葬儀も破天荒で行こうという、葬儀委員会の方からのお言葉をいただき、こうして言葉を述べ、そして今から歌を一曲歌わせてもらいたいと思います。

歌が好きだった輪島さんに、一曲、曲を書きましたけれど、今日はその曲ではなく、『千秋楽』という我輩が何かの力士が引退をするときに、どんな感じなのかということを思い描いた曲を数年前に作りまして。

何か、いずれかの力士の引退のセレモニーなどで歌のリクエストがあった時に歌ってみようかと思っていた曲ですが。

今日は横綱の現役としての引退ではありませんが、「ちからびと」であった輪島さんが去っていくという点では同じだと思うので、その曲を歌わせてもらいます。

 

喪主の挨拶

 

輪島留美さんは喪主の挨拶に立ち、輪島さんの最期の姿を「とてもいい顔で眠って」いたといいます。

 

輪島留美さんの挨拶(一部抜粋)

最期は、主人は自宅のソファで、テレビを見ながら静かに眠るように、座ったまま亡くなっておりました。

ご迷惑をおかけすることの多かった人生ですが、最期は独りで誰にも迷惑かけず、静かに、とてもいい顔で眠っておりました。

賑やかなことが好きだった人なので、本日皆様にお集りいただき、さぞ喜んでいることと存じます。本日はどうもありがとうございました。

 

黄金のカーペットの上で、勝ち星の数と同じ673個の風船を飛ばしてお別れ

元横綱輪島さんの葬儀。黄金の風船でお別れ

出棺の際には、霊柩車のクラクションの音を合図に、参列者たちが輪島さんの勝ち星と同じ、673個の金の風船を空に飛ばしてお別れをしました。

青山葬儀所の駐車場に敷かれた金のカーペットの上、輪島さんを乗せた霊柩車が厳かに出発しました。

 

輪島さんの通夜、葬儀告別式の流れ

14日

式場着席時刻:17時40分

開式時刻:18時00分

解散予定時刻:20時30分頃

 

15日

集合時刻:9時00分

式場着席時刻:9時40分

開式時刻:10時00分

 

出棺時刻:12時00分

火葬場:桐ケ谷斎場

車両手配:マイクロバス3台

 

収骨時刻:13時30分頃

初七日法要:14時15分頃

会食開始時刻:14時30分頃

解散予定時刻:15時30分頃

 

 

輪島さんの葬儀告別式 式次第

 

導師入場

出棺勤行 内勤め

導師退場

弔電奉読・紹介

導師入場

本葬儀 開式

読経

弔辞

献歌

指名焼香

焼香

出棺の儀(お花入れの儀)

映像上映

喪主挨拶

葬儀委員長挨拶

出棺

 

輪島さんの葬儀告別式に参列した有名人

 

 

 

(取材・執筆/小林憲行)

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