木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


高齢者の参列で気を付けること

日本は「超」がつく高齢化社会に突入。
総務庁によると、65歳以上の方は国民の4人に1人。75歳以上の方は8人に1人。80歳以上の方は来年1000万人の大台を超えるといわれています。
ご葬儀のお手伝いをしていると確かにご高齢のお客様が非常に目立ちます。特にお杖をついて式場にご参列される方がたいへん多くなってきました。そこで、サービス介助士のお勉強をした経験から、今回は「ご高齢の方と参列随行する際の予備知識」についてご紹介致します。

葬儀会館で注意するポイント

バリアフリーが整ってきたといっても現状、葬儀会館は築年数が古いものもあり、足元のちょっとした段差が意外とあったりします。また、式場と控え室のフロアが違い、エレベーターがなく階段で式場まで移動……という会館もあります。
ご高齢の方、体調がすぐれない方に随行される場合は、あらかじめ葬儀会館やセレモニーホールに電話し、階段の有無や車椅子の有無、ちょっと体調が悪くなった時に休める控え室が予備にあるかなど聞いておくのがベストです。
 

遠慮は禁物、希望はスタッフに伝えましょう

さらに式場着席の際に奥まった椅子に案内された場合は、「足が悪いので焼香に出やすい手前の椅子に」と具体的にご希望をお伝え下さい。
式場スタッフが快く応対してくれることでしょう。また、杖をついている方は着席した際に杖の置き場に困ってしまわれます。式場によっては杖をかけるフックが前席の背もたれに付いているところもあります。杖フックがない場合や、杖を床に直接置きたくないという方は、ご焼香の直前まで式場の係りが預かってくれますので、遠慮せず声をかけた方がいいですね。

高齢者の参列で気を付けること一方、親族として参列する場合、控え室は和室という会館が多いのも実情。特に足腰が不自由な方は無理して正座をすることもありませんし、座椅子が用意されているところがほとんどですので、葬儀社に声をかけて用意してもらいましょう。

とにかく、ご高齢の方に随行される場合は安全が第一。安心で快適に弔問できるよう、わがままだと思わないで希望は式場スタッフに伝えましょう。

次号は赤ちゃんや小さなお子さんを連れて参列する場合、気をつけるポイントをご紹介致します。


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