【お葬式Q&A】親に終活の話を上手に勧める方法を教えてください。

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終活の講演をした後などの場面で、受講者の皆さんから様々なご質問をいただくのですが、その中でも案外多いのが、今回のご質問にもある、「親にどうやって勧めたら良いか?」ということなんです。
 
お子さんからは、なんだか言いづらいですし、特にお嫁さんの立場からなんて、とてもじゃないけれど勧められない。
でも、何かあった時に仕切らないといけないのは私だし、どうしよう・・・・というわけなんですよね。
 
ということで、今回は、私がこういったご質問をいただいた時に、アドバイスさせていただいている方法をご紹介します。
 
結論から言えば、親御さんに勧める前に、まずご自身で終活をしてみましょう。ということなんです。
そして、その結果を親御さんに報告してあげてください。
これまでの経験から、これが、一番効果がありますので、是非参考になさってください。
 
こう言っては失礼かもしれませんが、ご質問文に「親が高齢になり・・・・・・」とありますので、ご質問者であるお子さんも、成人されている、それなりのお年なのではないかと思います。
 
いい機会と切り替えて、これまでの人生を振り返り、今を見つめて、未来の人生をよりよく自分らしくするために、まずは一冊、エンディングノートを書いてみてください。
 
そのあとで、
「私、実は○○をきっかけに終活し始めたんだけど・・・」などと切り出して、
自分にもしものことがあったらこうして欲しい。
とか、
私の希望や考えはここに書いておきました。
など、親御さんに終活をした感想なども併せて伝えてあげてください。
 
親御さんも少なからず興味はあるでしょうし、たとえ興味がなさそうであっても、
「私はもしものときはこんなお葬式にしようと思っているんだけれど、お父さんはどう思う?」
 
などと、聞いてみると、案外するっと希望を聞き出せたりするものです。
 
もしくは、終活の途中で「そういえば、うちのお墓ってどうなっていたっけ?」など、確認をすることも自然にしやすくなります。
 
人の考え方を変えることは難しいことです。それよりもまずは自分が動くこと。これが大切なんですね。
 
ですから、現時点で終活を考えていない方に、無理に始めてもらうのではなく、あなた自身が楽しく終活をやってみる姿を見せることがいちばん効果があるのです。
 
良い結果になることを祈っています。
 
ということで今回のご質問
親も高齢になり、もしもの時に困らないよう、最期に望むことなど聞いておきたいのですが、親に終活の話を上手に勧める方法を教えてください。
についてお答えしました。

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