【お葬式Q&A】新盆・初盆の具体的な内容やスケジュールを教えてください

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年中行事のお盆ですが、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆は、通常よりも特に手厚く行う習慣があります。

これは地域ごとに、新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)、または初盆(はつぼん)などと違う呼ばれかたをしていますが、

どれも「故人と遺族にとっての初めてのお盆」という、同じ意味あいの行事です。

今回は新盆と呼ばせていただきますね。

 

新盆の例外としては、故人がお盆前の直前に亡くなって、四十九日法要よりも前にお盆を迎えるときは、その年を新盆とはせず、翌年に繰り越します。

 

新盆では、家族や親族の他に故人と親しかった方を招いたり、僧侶に読経してもらい、新盆法要を営むことも多く、通常のお盆よりも手厚く供養するのが一般的です。

 

ご質問の準備とスケジュールですが、僧侶にお越し頂く場合は、少なくとも1ヶ月前にはそのスケジュールを確認し、日時を確定させることからスタートしてください。

新盆法要の日時が決まったら、お招きしたい方々へ招待状を送るなどしてご案内しましょう。

 

そして当日までに準備しておくものは、精霊棚とお供え物、そして提灯です。

 

精霊棚は、小さな机に真菰というゴザを敷いて、その上に仏具や、きゅうりとナスで作った精霊馬、果物やお膳などのお供え物を飾ります。

お団子を作る地域も多いようですので、お住いの地域のしきたりに合わせて準備されてください。

 

初めてのお盆ということですので、精霊棚のセットを揃えても良いかもしれませんね。仏具屋さんや通販などで、数千円程度で市販されています。

 

用意される際の提灯なのですが、通常のお盆ではきれいな柄が描かれているものを飾りますが、新盆に限っては白無地の提灯を飾ります。

 

この白い提灯を使うのは一回限りで処分するのが通例です。

昔は川に流すなどしていたようですが、今ではお寺にお願いしてお焚き上げをしてもらうか、家庭で処分しましょう。

 

加えて、お招きした方々からお供え物やお香典をいただきますので、お茶やタオルなどの返礼品も準備し、会食の予定があれば、その手配も忘れずにしておきましょう。

 

亡くなってから日が浅い故人を手厚く迎える新盆。

地域によって、細かなしきたりは変わりますが、

故人の初めての里帰りとして、供養する側、そして供養される側双方にとっての、練習のような意味もあるのかもしれませんね。

 

ということで今回のご質問

新盆・初盆を迎えるにあたって、具体的に準備する内容やスケジュールを教えてください。

にお答えしました。

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