市川愛の「教えて!お葬式」

「喪主」とはだれがなるものなのでしょうか

喪主とは誰がなるものなのかというお話の前に、喪主とは何か、そして施主とはどう違うのかということをお話しておこうと思います。
 
喪主とは、故人を忌上げまで弔い、ご葬儀や法要などの全ての祭祀を執り行う責任者のことです。加えて、外部からの弔意を受ける代表者でもあります。
 
ご葬儀や法要など、都度の儀式のときだけではなく、お墓に関しても継承者として受け継いでいきます。
 
そして、施主とは、その都度の儀式において、主に費用面を負担して、儀式の運営を取り仕切る人のことです。
 
一人で喪主と施主を兼ねるケースが多いのですが、もちろん、喪主と施主を別の人が務めることもあります。
 
たとえば、親御さんを亡くした喪主がまだ若い方であるという場合などは、
そのご葬儀には別途ご親戚などが施主として手助けをすることもあります。
 
混同されがちな喪主と施主ですが、その役割には明確な違いがある。ということを知っていただいたところで、
今回のご質問の、「では、喪主は誰がなるものなのか?」を考えてみましょう。
 
喪主は、亡くなった方の配偶者であったり、お子さんであったりと、故人との関係が近い人が務めることが一般的です。
 
ちなみに、現代において、喪主になってはいけない人はいません。
女性であっても、たとえ他の家に嫁いだお嬢さんであっても、問題なく喪主になることができます。
 
喪主になる人の候補としては、
1 残された配偶者、
2 長男、次男、三男、
3 長女、次女、三女
で検討されるご家庭が多いようです。
 
もし、家族の中で、誰が喪主を務めるか迷った場合は、先ほどご紹介した、喪主の役割を念頭に置いて考えてみましょう。
 
仮のケースとして、
高齢のお父さんが亡くなって、同じく高齢であるお母さんが喪主を務めるか、それとも息子さんが務めるかで迷ったときは、
今後長く喪主を務めていけるかどうかを考えると、息子さんのほうが適していることになりますし、
 
お母さんが今後も問題なく元気だという場合は、
配偶者であるお母さんが喪主となり、息子さんは施主としてサポートするという考え方もできるでしょう。
 
血縁や、故人との関係が近いという考え方に加えて、
喪主の役割を全うできる人という視点でも検討されてみてください。
 
ということで今回のご質問
「喪主」とはだれがなるものなのでしょうか
についてお答えしました。

【市川愛プロフィール】葬儀相談員/市川愛事務所リリーフ代表

1973年10月21日生、神奈川県川崎市出身

服飾メーカーに約7年間勤務し、百貨店との商品企画・販売企画に携わった後、葬儀業界で初めての葬儀エージェント(葬儀社紹介)企業に入社。約300社の葬儀社と提携し、紹介業務を行なう中で、服飾業界の「顧客サービスの常識」がまったく通用しない葬儀業界の状態を知り、あまりに前時代的な考え方の葬儀社が多いことに大きな衝撃を受ける。

葬儀社紹介業で勤務していく中で、『ウェデング業界にはウェディングプランナーがいる。不動産業界には不動産鑑定士がいる。それならば、葬儀業界にもプロのサポート役が必要なはず』との想いが大きくなり、2004年に独立。ウェディングプランナーをヒントに、「葬儀相談員」という新しい形態の葬儀サービスを考案し、消費者からの相談対応・葬儀現場でのサポートサービス等を提供すると同時に、2005年より葬祭事業者へのコンサルティング業務を開始。

現在は日本初の葬儀相談員として、累計3000件を超える消費者からの相談・質問に対応するほか、お葬式の事前準備サポート、各地での講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。

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