【お葬式Q&A】喪中はがきを送る予定ですが、その他に準備することはありますか?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は
“先日父が亡くなり、家族葬を終えました。喪中はがきを送る予定です が、その他に準備することはありますか?”ということなんですね。

喪中であることで、年賀欠礼のはがきを準備されているのですね。
「喪中はがき以外に準備しておくことはありますか」というご質問へのお答えですが、これは年賀欠礼の喪中はがきを送ったあとに、起こりうることを想定しておくと良いでしょう。
というのも、最近では、沢山の方々に参列していただく盛大なお葬式よりも、家族葬などの小さなお葬式を営まれる家が増えています。いわゆる「お葬式の小規模化」が進んでいる状態です。

そして、小さなお葬式を営まれる場合、多くがご不幸自体をお知らせしないでお葬式を終えられます。そうなると、亡くなった事を知らない方々が大勢いらっしゃるということになりますよね。

ご質問者さんのお父様のご不幸を、受け取った喪中はがきで初めて知るという方がいらっしゃるということなんです。
ここ数年、「喪中はがきで初めてご不幸を知った」という方からのご質問が、年末にたくさん寄せられるようになりました。

その方々に中には、故人には生前お世話になったという、感謝を感じている方もいらして、
「せめて何かお別れをしたい」
「手を合わせてお線香だけでも手向けたい」と思う方がいるのです。

喪中はがきの意味合いが、「年賀の欠礼の挨拶」という本来の目的以外に、亡くなっていたことを知らせる「訃報通知」という作用が加わり、その意味が変わってきています。
年賀欠礼のスタイルであるとはいえ、本来は亡くなった直後に受けるものであった、訃報通知と同じ強さのショックが伝わると考えてください。

​喪中はがきを受け取った方からの問い合わせもあるでしょうし、お線香やお香典を送ってこられる方や、ご自宅にお悔やみにいらっしゃる方もあると思います。
まずは、そういったことがあるという想定をしておくこと。

そして、実際に先方からの問い合わせや弔問などのアクションがあった場合に、慌ててしまわないよう、どう返答するかなどの対応の準備をしておくことをおすすめします。ということで、今回のご質問
「先日父が亡くなり、家族葬を終えました。喪中はがきを送る予定ですが、その他に準備することはありますか?」

にお答えしました。

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