【お葬式Q&A】エレベーターのない4階の自宅への搬送は可能でしょうか?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は
“アパートの4階に祖母が住んでいるのですが、エレベーターがありません。病院で亡くなった場合、一度自宅のアパートに安置することは可能なのでしょうか?”ということなんですね。

病院で家族を亡くした場合、遺族が最初に意思決定することは、故人をどこへ連れて行き、ご安置するか、ということになります。
 
「住み慣れたご自宅に戻してあげたい」と思うのは自然なことかもしれませんが、場合によっては難しいこともあると知っておいてください。
 
今回のご質問の場合、
アパートの4階ということで、残念ながらご自宅でのご安置が難しいケースに該当すると思われます。
誰が運び入れるかという問題もありますし、それが解決したとしても、階段のスペースなどの動線が狭いと、棺なども取り回しができず、ご遺体を無理に動かし痛めてしまう恐れもあるためです。
 
以前、「タンスが大丈夫だったので、自宅安置も大丈夫ですか?」というご質問をお受けしたことがあるのですが、
縦にしたり横にしたりできる家具と、ご遺体とは、まったく別のことと考えなければなりません。
 
ご自宅での安置が可能かどうか、自分でよくわからず心配な場合は、前もって葬儀社さんに現場を見てもらい、確認してもらっておけば安心です。
 
もし、エレベーターが狭いという場合でも、奥の壁に小さな扉がついていて、ストレッチャーが入るスペースがあるタイプであれば大丈夫ですので、見ておくといいですね。
 
今回のように、自宅に安置するのが難しいという場合は以前から数多くあって、集合住宅などでのスペースの問題以外にも、
ホームなどの施設に暮らしていた方が病院でなくなった場合に、帰る場所が無いという方も増えています。
 
こういう状況の場合は、依頼する葬儀社さんに安置をしてもらうほか、火葬場などに併設されている安置施設を利用したり、安置専用の施設を利用したりということになりますので、
事前に、安置してもらえる良心的な葬儀社さんを検討しておくか、もしくは近隣にどのような安置施設があるのか、料金はどれくらいなのかを調べて確認しておきましょう。
 
ということで、今回のご質問、アパートの4階に祖母が住んでいるのですが、エレベーターがありません。病院で亡くなった場合、一度自宅のアパートに安置することは可能なのでしょうか?
 
にお答えしました。

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