【お葬式Q&A】納骨の時の適した服装を教えてください

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。
今回いただいたご質問は“もうすぐ祖父の納骨があります。納骨の時の服装を教えてください。”ということなんですね。

この場合の服装は、喪服を着用されるのが一般的です。
 
法要を主催するご家庭の考えにもよりますが、三回忌や七回忌までは喪服で法要を営み、以降は平服でとされる場合が多いようです。


最近では、多忙ゆえなのか、法要を省略してしまうというケースも増えているようですが、
それぞれの法要には意味があります。
 
その解釈には諸説ありますが、一つ、私がお聞きしてとても腑に落ちた解釈をご紹介すると、
 
故人は亡くなってから四十九日で現世とのつながりを終え、浄土に行くのですが、そこから見習いのような期間があり、百箇日で晴れて浄土の正式な住人と認められるそうなんです。
 
亡くなってから三十三回忌までの要所・要所で見守ってくださる仏様や菩薩様が十三人いらして、節目ごとに都度、故人を面接して、アドバイスしてくれるとも言われています。
 
残された遺族が営む法要とは、「追善供養」とも言われるように、善き行いを追加して供養することで、その面接の時の応援にもなるそうですので、
たとえ大きな法要を営まなくても、ご自宅でお仏壇に手を合わせたり、
ご家族で集まって故人を偲ぶなど、節目のときには何らかの供養をしてあげましょう。
 
すこし話がそれてしまいましたが、
納骨の法要とは、亡くなったお祖父様をまっすぐに進めるように応援する意味もあると思えば、少し感じ方も違ってくるのではないかと思います。

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