市川愛の「教えて!お葬式」

後継者がなく、墓じまいをしたいのですが、必要な手続きと手順を教えてください

皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。

“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。
今回いただいたご質問は“後継者がなく、墓じまいをしたいのですが、必要な手続きと手順を教えてください ”ということなんですね。

以前、同じようなご質問に対して、円満に墓じまいする際のポイントについてお答えしたことがありますので、今回は、手続きと手順について、お答えしたいと思います。

墓じまいする際に、第一に考えることは、いま納められている遺骨をどうするか?ということです。お墓がなくなってしまうわけですから、ご先祖様の遺骨を、どこかに移動しなければなりませんよね。
お寺の墓地にお墓がある場合は、そのお寺でこれまでのご遺骨を、永代供養という形で引き受けていただけますので、お寺にご事情を話して、今後のことを相談してみましょう。

公営や民間などの霊園にお墓があって、「お付き合いのあるお寺が特にないよ」という場合は、その霊園に新たに遺骨を移せるような、合同墓や納骨堂などがあるか、確認してみてください。
もちろん、他の霊園でも構いませんので、新たに契約をして、墓じまいのあとに遺骨を移せるように、改葬手続きをしましょう。また、樹木葬や散骨などの自然葬を選ばれるケースも増えているようです。

さて、墓じまいの具体的な手続きについてお答えします。
墓じまいには、今お話した「遺骨の引っ越し=改葬」という課題と、今お墓が建っている区画を更地にして、霊園ないしお寺に返却するという課題、この2つについて取り組む必要があります。

墓じまいの手順を、フリップで紹介しますと、
1,墓地の管理者、お寺や霊園に、墓じまいをすることを伝え、了承を得ます。
2,新たな遺骨の受け入れ先を用意し、受け入れ先から受入証明書を発行してもらいます
3,今あるお墓の管理者から、埋葬証明書を発行してもらいます
4,今あるお墓の市町村役場に、改葬許可申請をし、改葬許可証を発行してもらいます
5,お寺や石材店に連絡し、解体の日程を決めます
6,お墓の閉眼供養をし、遺骨を取り出したあと、お墓の解体工事をします
7,取り出した遺骨を、納骨堂などの新たな場所に納め、墓じまいは終了です。

このような手順ですすめるのが一般的なんですね。
ぜひ参考にしてみてください。


 

【市川愛プロフィール】葬儀相談員/市川愛事務所リリーフ代表

1973年10月21日生、神奈川県川崎市出身

服飾メーカーに約7年間勤務し、百貨店との商品企画・販売企画に携わった後、葬儀業界で初めての葬儀エージェント(葬儀社紹介)企業に入社。約300社の葬儀社と提携し、紹介業務を行なう中で、服飾業界の「顧客サービスの常識」がまったく通用しない葬儀業界の状態を知り、あまりに前時代的な考え方の葬儀社が多いことに大きな衝撃を受ける。

葬儀社紹介業で勤務していく中で、『ウェデング業界にはウェディングプランナーがいる。不動産業界には不動産鑑定士がいる。それならば、葬儀業界にもプロのサポート役が必要なはず』との想いが大きくなり、2004年に独立。ウェディングプランナーをヒントに、「葬儀相談員」という新しい形態の葬儀サービスを考案し、消費者からの相談対応・葬儀現場でのサポートサービス等を提供すると同時に、2005年より葬祭事業者へのコンサルティング業務を開始。

現在は日本初の葬儀相談員として、累計3000件を超える消費者からの相談・質問に対応するほか、お葬式の事前準備サポート、各地での講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。

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