【お葬式Q&A】祖父と祖母の葬儀では、規模やお布施の金額など差がついても良いのでしょうか?

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皆さん、こんにちは。
葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。
今回いただいたご質問は“祖父と祖母の葬儀では、規模やお布施など差がついてもいいのでしょうか?”ということなんですね。
 
これはですね、それぞれのご家庭で考え方であるとかご事情も違うものですから、一概には言えないことではある、ということを前置きする必要はあるんですけれども、今回お話したいのは、結果的に差がついてしまうこと、そしてあえて差をつけないことがあるということをお話したいと思います。
 
まず、葬儀の規模、大きさに関してはですね、社会的に広くお付き合いがあった人ほど大きくなるという傾向があるんですね。ですからご夫婦で交友関係の広さであるとか、お亡くなりになった年齢、さらには社会的立場に差があった場合、これは規模に差がつくことはしかたのないことなのではないでしょうか。
良い・悪いではなく、結果的にそうなるということなんですね。
しかし、今では家族葬を筆頭に、葬儀の規模をコントロールするというのが当たり前の時代となりましたので、ご夫婦ともに家族葬で見送るということを選択すれば、差はつかないということになりますね。
夫婦で差をつけるか、つけないか、というのは、そうするかどうかをご本人やご遺族が考えて、選択するということなのです。
 
そして、お布施に関しても、ご夫婦で差をつけるということは地域にもよりますけれども、ほとんど見られませんね。
お坊さんは基本的に、ご夫婦で読経の中身を変えるということはされませんし、戒名に関しても、例えばご主人が信士なら、奥様は信女、ご主人が居士なら、奥様は大姉など、位を合わせるということもありますので、お布施や供養にあえて差をつけるということは、一般的ではありません。
仏教の考え方からしても、夫婦で差をつけるということはあまりないんですね。
 
繰り返しになりますが、結果的に差がついてしまうことと、あえて差をつけないことがあって、それは本人やご遺族が選択することですので、ご家族ですとかご親せきとよく話し合って、考えてみて欲しいなと思います。
ということで今回のご質問“祖父と祖母の葬儀では、規模やお布施など差がついてもいいのでしょうか?”についてお答えしました。
ありがとうございました。

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